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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第四章 天嵐が舞い 太陽は輝く
73/202

第四章ー⑮

UAが2000を超えていました。まさかこんな作品を読んでくださっているとは、ありがとうございます。

これからも頑張ります!!

アルテミスが吹き飛ばされ、そこにヤヌスが追撃をかけようとする。

そこに、吹き飛ばされたのを見ていた蓮が光の剣を飛ばして、アルテミスへの追撃を妨げる。

「アルテミスさんはやらせないよ!!」

それでも、ヤヌスは全て右手に持つ盾で全てを防ぎながら、アルテミスへ近づく。


「これで、終わらせるのである!!」

ヤヌスがアルテミスに近づき、盾を振り上げる。

「『拒絶せし刻剣門(ゲートオブ・バインド)』!!」

ヤヌスの持つ左手の盾に剣が召喚され、アルテミスに振り下ろされる。

ドガアァァァン!!!!!

アルテミスがいた場所に亀裂が入るくらいの威力が響く。

「アルテミスさんっ!!」

蓮が安否を確認するように叫ぶ。


「さて、次はおぬしたちを倒して我らの勝利である」

アルテミスとの闘いに勝利を確信したのか、蓮たちの方へ近づいてくる。

「ヘイムダル、いける?」

蓮がさらに、光の剣を自身の周りに召喚し戦闘に備える。

「さすがに、あの防御力は突破しづらいが・・・権能を使用しまくれば、何とか・・・」

「だよねぇ・・・あの防御力は今までの『依頼』で見たことないもんね・・・」

少しづつ、ヤヌスが近づいてくる。

「腹くくろっか、ヘイムダル」

(権能を全て使用するし、ある程度の隠し玉も切るしかないよね・・・)

「だな」

蓮とヘイムダルが戦闘するために、だんだんと戦闘するための気迫がみなぎってくる。


そして、ヘイムダルが切り込もうとした瞬間に、ヤヌスが何かに気付いたように盾を自らの前にかざす。

バゴオォォォォンン!!

ヤヌスがかざした右手の盾から、物凄い轟音が聞こえヤヌスがその勢いに負け、後退させられる。

「くっ、誰だ!?」

「おや、忘れたのですか?さっきまで戦っていたじゃないですか」

蓮とヘイムダルの前には、吹き飛ばされたと思っていたアルテミスが蹴りの構えをとったまま、そこにいた。


「馬鹿な!!おぬしは私が吹き飛ばしたはずだ!!何故、そこにいる!?」

ヤヌスが驚愕する。

「何故って・・・ 簡単ですよ、避けたんですよ」

「避けただと・・・ あの瞬間は避けることのできなかったはずだ!!何故避けることが出来た!?」

「簡単ですよ、私狩猟の女神でもあるんですよ。あれくらいの大振りの技、いくら隙をつかれたとはいえ、躱せないわけがないでしょう」

そう、あの時のヤヌスの権能の技はアルテミスに直撃はしていなかったのだ。

「面白い。ならば、もう一度おぬしから倒してやろう!!」

再び、ヤヌスがアルテミスに向かって駆けてくる。


「アルテミスさん、大丈夫?」

蓮が不安に思い、アルテミスに聞いてくる。

先ほど、少し押され気味だったのを見ていたのだろう。

「大丈夫ですよ、蓮さん。ここからは、こっちの反撃ですから」

「では、行ってきますね。勝ってきますから」

アルテミスが笑顔で、蓮に言葉を返し駆けてくるヤヌスに向かって走り出す。


♢♢♢♢♢

ヤヌスに向けて、アルテミスが近づきハイキックを放つ。

「せいっ!!」

しかし、ヤヌスが右手の盾で蹴りを防ぐ。

「そのような見え見えの攻撃など!!」

アルテミスを押し返し、左手の盾で攻撃を仕掛ける。

押し返され、空中にいるアルテミスは身を翻しながら、ヤヌスに向けて双銃から弾丸を放つ。

放たれた弾丸は、蒼銀色に輝いておりアルテミスの力が宿っている。

「くうぅぅぅ・・・・」

再び右手の盾に防がれるが、衝撃が相当強いのかその場から動くことが出来ない。


アルテミスが着地と同時に、ヤヌスに向けて突貫してくる。

「今が、好機!!」

「やらせるものかぁ!!」

ヤヌスが左手の盾を地面に叩きつけ、地面を隆起させ攻撃を仕掛ける。

「その程度!!」

隆起した地面を躱し突貫をするのをやめ、ヤヌスの側面へまわり込む。

(弾丸を防がれるのなら・・・ 接近して、仕留める!!)

(双銃を撃ってこない?接近戦のつもりか・・ 近づけはさせぬ!!)

「もう一度ぉ!!!」

再び左手の盾を地面に叩きつけ、地面を隆起させる。

先ほどとは比にならないくらいの勢いで、隆起した地面が迫ってくる。

「先ほどよりも強いですが・・・」

アルテミスは隆起した地面を利用し、全ての攻撃を躱す。


「なぁめるなぁ!!!!!」

ヤヌスが左手の盾を空に掲げ、力を込める。

「吹き飛ぶのである!!『裂空・岩旋嵐(ハリケーン・メテオ)』!!」

盾から風が巻き起こり、それを地面に叩きつける。

地面から、三本の竜巻が巻き起こり、岩を纏い、アルテミスに向かってくる。

「たかが、竜巻程度・・・」

三方向から来る竜巻を躱し、接近しようとするが・・・

「私を追ってくる・・・!?」

竜巻はアルテミスに向かってくる。竜巻だけでなく、纏った岩の弾丸をアルテミスに向けて放ってくる。

「面倒な・・・」

全て躱しながらも、その場から動くことが出来ない。

(仕方ありませんね・・・少しダメージをもらいますが、いきますか)

覚悟を決めたのか、アルテミスは手をクロスしながら駆けだす構えをとる。

「いきます!!」

竜巻と竜巻の隙間を見つけ、その間に向けて駆けだす。


「それを狙っていたのである!!」

ヤヌスの左手の盾に再び剣を召喚し、振り下ろされる。

「『拒絶せし刻剣門』!!」

(ここが、勝負!!)

振り下ろされた剣を、紙一重で躱す。

「躱した!?だが、この岩の弾丸は躱せまい!!」

剣を躱したアルテミスの背後から、竜巻から放たれる岩の弾丸が迫ってくる。

一瞬背後を確認し、右手の拳銃で全てを撃ち落としヤヌスに接近する。

「馬鹿な!?だが!!」

ヤヌスが右手の盾を構える。

「いいえ、終わりです」

アルテミスが一瞬で背後に周り、背中に蹴りを放ち吹き飛ばす。

ドゴォ!!!

「しまっ・・・」

吹き飛ばされたヤヌスの下にアルテミスがおり、さらに上空へ向けて蹴りを放つ。

そのまま、双銃から弾丸を地上から放ちながら、アルテミスが上空へ跳んでくる。

「これで!!!終わりです!!『月天銃落・旋桜がってんじゅうか・せんぶ』!!」

左足を突き出して、ヤヌスの腹部にむけて蹴りを放つ。

ドゴオオオオォォンン!!!!

ヤヌスが地面に叩きつけられ、ピクリと動かない。

「自らの言葉に、悔いなさい・・・」

アルテミスが着地して、ピクリとも動かないヤヌスを見下ろす。


「そこまで!!勝者、天華翠波、草川蓮ペア!!」

詩菜先生が、相手の契約神の戦闘不能を認め僕たちの勝利を宣言する。

こうして、僕たちの初めての契約戦書が終了した。

はいどうも、作者です。

これにて1戦目の契約戦書は終了しました。

アルテミスさん、結構アグレッシブに動いていましたよ。

まぁ、アルテミスさん狩猟の女神ですから・・・

『狩猟』だから、これぐらいアグレッシブでもいいかな・・・と

もし、イメージ崩していたらごめんなさい。

しかし、ここのアルテミスさんは接近戦もできる女神です。


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