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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第四章 天嵐が舞い 太陽は輝く
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第四章ー⑬

はい戦闘回第二回です。

次話で翠波の視点が終わり、アルテミス視点に入ります。

翠波とハヌマーンの戦闘はさっきより激しくなっていた。

拳が棍棒とぶつかり、周りに衝撃を起こす。

ハヌマーンが棍棒を動かし、拳を受け流す。

「もらったぞ!!」

僕の体勢が崩れたところに、ハヌマーンが棍棒を地面に突き立て、それを軸にして回し蹴りを放ってくる。

一発でけりをつけるつもりだろう、頭を狙ってきている。

「さすがにそれは受けたくないね!!」

体勢が崩れながらも、前転して何とか躱す。


(契約戦書はいわゆる模擬戦だけど、普通頭狙ってくる?やっぱ動物の体をしている神は血の気が多いというか・・)

(それに、やっぱり本気出せないっていうのが面倒だな・・・ 確かに戦闘経験は『執行者』しているから多いけど・・・ってやば!!)

考え事をしてると、ハヌマーンが連続攻撃を仕掛けてきた。

「動きを止めるとは、打ってくださいと言っているようなものだぞ!!」

ブォン、ブォン!!

高速で振るってくる棍棒を紙一重で躱しながら、アルテミスに念話をつなぐ。

突きも混ぜながら、攻撃を仕掛けてくる。

(まだ、権能を使われていないからましだけれど・・・ 仕方ない『トリシューラ・ニルヴァーナ』は使うなとは言われてるけど、逆に別の古具は使ってもいいよね・・・)

《アルテミス、僕「アレ」使うから》


♢♢♢♢♢

アルテミスとヤヌスの戦闘も激しさを増していた。

アルテミスが駆け、弾丸をヤヌスに撃ち込む。

「そのようなもの、我が肉体の前には無力っ!!」

(本当に効かないんですね・・・多分彼の権能もしくは彼自身の逸話か・・・ いずれにしてもやはり弾丸の質、込める力をあげるしかないですね)

(にしても・・・)

「本当にうるさいですね・・・その口を撃ち抜いてしゃべれないようにしてあげましょうか?」

アルテミスの独り言が聞こえたのか、ヤヌスが大声で話してくる。


「うるさいと言われても!!これが我なのだ!!そして、見よ我が肉体美!!」

何故か戦いの最中なのに、ポージングをとる。

「それにくわえ・・・おぬし本当に女神であるか?」

一体何を聞いてくるのだろうか・・・?

「ええ、月の女神ですが・・・ それがどうかしました?」

「なんというか、貧相な体をしているなと思ってな・・・ 我が知る女神は全員がいわゆるボンキュッボンだったのでな・・・ つい疑ってしまったすまぬすまぬ」

この神は今何と言った・・・?「貧相な体」?

自分の額に青筋が出るのがわかる。

自分の内から殺意がみなぎるのがわかる。


《アルテミス、僕「アレ」使うから》

そこに翠波様から念話が届く。

《了解しました。私も少し全力で行きます。目の前の神を撃ち抜いて、ひざまずかせないと気が済みませんので。お許しを》

《わ、わかったよ・・・気を付けてね》

翠波様かのお許しをもらったので、ここからは全力で撃ち抜く!!

それに、あの無礼な脳筋のお馬鹿さんはひざまずかせないと・・・ですね。ウフフフ・・・


「今決めました」

「うん?」

「あなたは、ここでとても屈辱なことをしてあげますよ・・・私を怒らせた報いを受けなさい!!!」

両手に持った拳銃が、蒼銀に輝く。


♢♢♢♢♢

《わ、わかったよ・・・気を付けてね》

アルテミスとの念話を切り、ハヌマーンに集中する。

(あれ、絶対アルテミスキレていたよね。相手のもう一柱の神絶対馬鹿だよね・・・)

「もらったぞ!!!」

棍棒が頭上に振るわれる。それを躱し、一度距離をとる。


右半身を後ろに回し、腰を沈め構える。

「我が足、我が拳に纏え黄昏の鎖 『ヤルングレイブ・エンキドゥ』!!」

その詠唱を唱え終わると同時に、黒銀の鎖が僕の両手足に巻き付き、脚甲と手甲を形作る。


「ほう、武器を纏ったか・・・ だが、その程度で・・・」

ハヌマーンの言葉が言い終わる前に、僕は駆け出しその勢いのままハヌマーンの懐に入り、拳を振るう。

「うごぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!???」

反応できなかったのか、防御できずにハヌマーンは吹き飛ばされる。

ドゴォォォン!!

轟音をあげ、グラウンドの壁にぶつかり、煙を上げる。

「ハヌマーン!!」

契約者が吹き飛ばされたハヌマーンに駆け寄る。

「これで、終わってくれればいいけれど・・・」

ガラガラガラ・・・

「ハッハー!!いいねぇ、天華翠波!!さぁ、まだまだぶつかり合おうか!!」

興奮して叫びながら、瓦礫から飛び出してくる。

「もう、手加減しなくてもいいよなぁ!?」

棍棒の先に、炎を纏わせる。

(権能を使用してきたか・・・)


「こっからが第二ラウンドだ!!簡単に倒れるなよ!!」

棍棒を構えて、こちらに突っ込んでくる。

(さっきよりも速い!!)

「当たり前だろ!!」ガキィン!!

右の拳を棍棒にぶつけて、防ぐ。

「がら空き、もらうよ!!」

左の拳をハヌマーンに撃ち込む。

「あめぇんだよ!!」

しかし、即座に棍棒をはなし身を翻して躱しながら、蹴りを放ってくる。

「くっ!!このぉ!!」

蹴りをこちらも蹴りを放って、受け止める。


「まだまだぁ!!」

着地と同時に、ハヌマーンが再びこちらに向かって駆けてくる。

その手に棍棒はない。

(棍棒がないなら、リーチは同等・・・)

しかし、ハヌマーンが手を体の横にかざす。

「戻ってきな!!」パシッ

その手に棍棒が戻ってくる。


「なっ!?」

「これで決めてやらぁ!!『炎猿烈火・尖煉葬プロミネンス・プルート』!!!!」

棍棒の先に灯っていた炎が大きく燃え上がり、一つの刃となる。

「吹き飛びやがれえぇぇぇぇぇぇ!!!!」

棍棒から炎の槍となって、僕に振るわれる。

「しまっ・・・・」

ドゴオォォォォン!!!

はいどうも、作者です。

今回相手の契約神の一柱、ヤヌスがアルテミスにいらん事を言いましたねwwww

まぁ、アルテミスさんブチぎれましたのでアルテミス視点はやばいことになりそうですね。

まぁ、これはヤヌスが悪いということで・・・

今回出た翠波の古具はまた、設定の方に追加しますので少々お待ちを・・・

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