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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第四章 天嵐が舞い 太陽は輝く
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第四章ー➁

第四章第二話です!!

まぁ、あんまり話進みません。そこは申し訳ないです。

昨日と同じように放課後の図書館で、勉強会を行っているとエイナさんが

「そういえば、蓮さんは楓ちゃんみたいに脳筋ってわけじゃないんですね」

と蓮が応用問題を解いているのを見て思ったのか、そんなことを言った。

「エイナ!?何言ってんの!?」

楓さんは、いきなり親友がそんなことを言ったので驚いて、テキストを解く手が止まった。


「あっはははは・・・ あたしは別に脳筋じゃないよ、これでも一応彰くらいの点数は取れるよ。まぁ、勉強するより寝たいってだけなんだよね・・・」

蓮は、手を頭にあて笑いながら答える。

「そうなんだよなぁ・・こいつ授業中結構居眠りしてんのに、テストの点数だけはなぜかいいんだぜ?腹立つわぁ~」

彰が蓮の答えに付け足すように愚痴る。

「うっさい!!大体あんたと翠波のノートが見やすいのがいけないのよ!!あんなノート写してたら、点数取れるに決まってんじゃん!!」

「あん!?俺らのせいって言いたいのかよ!?つうか、それ以前に授業中寝るなよ!!」

彰・・・それはごもっともだよ・・・

まぁ、あの二人の口げんかはいつもの事なので、放置しておいて。


少し気になったのでちらっと、エイナさんと楓さんを見てみると・・・

「エ~イ~ナ~? あたしのこと脳筋って思ってたんだぁ~?」

楓さんがエイナさんに手を怪しく動かしながら、じりじりと近づいていた。

「か、楓ちゃん・・・落ち着いて・・ あれは、言葉の綾っていうか、その・・・」

「そんな、悪いことを言う子は・・・・こうだ!!」

エイナさんの、ほっぺをつかみ引っ張る。

「痛い痛いよ、楓ちゃん!!」

「脳筋って言った罰だ!!このこの~」

なんだろう、なんかほのぼのしてるというか・・・あっ、エイナさんがこっちに目で助けを求めてきた。

(助けてください、翠波さん!!)

それに僕は(頑張れ!!)とサムズアップで返した。

(いや、頑張れじゃないんですよ~~~)


これじゃあ、テスト勉強どころじゃないな・・・・

《アルテミス、帰ろっか》

アルテミスに念話をつなぐ。

《よろしいのですか?翠波様》

《よろしいも何も、あそこの喧騒に巻き込まれたなくないよ。特に蓮と彰の口げんかは止めるのめんどくさいんだから・・・》

《ですね・・・あ、一応ヘイムダル、ユピテール、バルドルには声をかけてきますね》

アルテミスは、彼女たちの契約神に声をかけてくるようだ。

《了解》

そんなやり取りをして、僕は静かにみんなから距離をとり図書館を出た。


♢♢♢♢♢

アルテミスの方では・・・

《ヘイムダル、私と翠波様は先に帰りますね》

最初にヘイムダルに声をかけた。

《おうよ、すまねぇな》

ヘイムダルが謝ってくる。

《いえ、まぁ仕方ないですよ。ですが、次の時は・・・》

アルテミスが、ヘイムダルを少し睨む。

《わかってるよ、そうなる前に止めるさ》

《お願いしますね、では》


次にユピテールと近くにいたバルドルに声をかける。

《ユピテール、バルドル少しいいですか?》

《何でしょうか、アルテミス》

ユピテールがアルテミスに応じ

《どうしたのですか、アルテミス?》

バルドルがこちらに反応して、振り向いた。

《いえ、あのような状況なので私と翠波様は先に帰ることを伝えに来ただけです》

とアルテミスは、今の現状に目をやる。

アルテミスにつられて、見た二柱は

《承知しました》

《確かに、あのような状況では勉強できませんね・・・》

とため息を吐きながら、了承した。

それを聞いたアルテミスは、踵を返して図書館を出た。


♢♢♢♢♢

《翠波様》

アルテミスからの念話だ。

《もう、みんなには伝えた?》

《ええ、伝え終わりました。今そちらに合流します》

《了ー解》

そう言って、念話を切る。


「お待たせしました、翠波様」

アルテミスが合流し顕現した。詠唱は唱えていないので、青色の肩が出ている服に黒いジーパンをはいている。

「ど、どうでしょうか?この服装・・・ 最近アリス様と一緒に服を買いに行き、そこで買ったものですが・・・」

僕に服を見せるのが恥ずかしいのか、頬が赤らんでいる。

「よく似合っているよ、アルテミスにぴったりだね」

「あ、ありがとうございます!! それでなんですけど、少しわがまま言ってもいいですか?」

「久しぶりに、のんびり帰りませんか?最近『依頼』で忙しかったですし・・・」

珍しいアルテミスがわがままを言ってくるなんて・・・ それに、確かに最近は忙しかったからのんびりする時間がなかったし・・・


「うん、良いよ。のんびり帰ろうか」

僕は、アルテミスの提案に応えて、手をつないだ。

「す、翠波様!?い、一体何を!?」

アルテミスが物凄くうろたえている。

「なにって、のんびり帰るんでしょ?だったら、手をつないで帰ろ?」

「それとも、嫌だった?手をつなぐの」

「い、いえむしろうれしいです!!」

アルテミスが、顔を近づけてくる。

けれど、すぐに正気に戻って顔を戻す。


「それじゃ、帰ろっか」

「はい!!」

僕らは、手をつないで帰路についた。


♢♢♢♢♢

口げんかをしていた図書館組はと言うと・・・

「ねぇ、翠波はどう思う・・・・?って翠波は?」

私が翠波に意見を求めようとして、翠波のいた方を見ると翠波がいないので周りを見る。

「あん、って翠波いねぇじゃねぇか・・・」


《ヘイムダル、なんか知ってる?》

ヘイムダルが何か知ってると思って念話をつなぐ。

《あの二人ならもう帰ったぞ。お前らが口げんかをしている間にな》

《まじかー》

私は、手を目に当て天井を仰ぐ。


「どした?」

彰が聞いてくる。

「翠波、帰ったって・・・」

私は聞いて、彰に答える。

「あちゃ~ 俺らも帰るか・・・」

「だね、エイナさんたちにも伝えよっか・・・・」


「楓ちゃん、やめてってば~」

「この~ ウリウリ~」

まーだやってるよこの二人・・・・ 仲いいねぇ・・・

はい、どうも作者です。

まぁ、勉強会で口げんかとかしてたら帰りますよね・・・・

ちなみに蓮はマジで脳筋ではありません。授業が退屈で寝ているだけです・・・・

いや、寝んなって話ですけど・・・・



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