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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第三章 豊穣と銀月は輝く
56/202

第三章ー㉒

翠波たち視点、第二話です。

もう少しでこの章も終わります。

「凍てつくがいい!!」

天使が僕たちを凍てつかせようと、氷の剣で斬りかかってくる。


「それはくらいたくないね!!」

『トリシューラ・ニルヴァーナ』を振るいその剣を溶かす。

そこに、ワルキューレさんが合わせるように炎の魔弾を天使に数発放つ。


「『月穣』君!!」

フレイヤが、こちらの援護に来ようとするが・・・


「よそ見していていいのかぁ!?女神様たちよぉ!!!」

悪魔が、岩を操り僕たちを狙って、まるで岩なだれのように岩を落としてくる。

天使は巻き込まないようにしているあたり、連携はとれているみたいだ。


「暴走しているはずなのに、連携が取れているって何なの!?もう!!」

愚痴を言いながら、フレイヤは先ほど出した木をもう一度壁にし、岩なだれを防ぐ。

そこに、契天者が氷の弾丸を撃ち込んで凍らせ、岩の斧を持った魔使者が木の壁を壊してくる。

「無粋な人たちね!!!」

「『破壊された木々たちよ 全てを撃ち抜く弾丸となりなさい!!』行きなさいっ!!」

フレイヤが手を振るうと、壊された木の壁の破片が姿を変え、弾丸となって契天者と天使、魔使者と悪魔を襲う。


「こんなもの!!」

天使が再び氷の壁を生み出し、木片の弾丸を防ぐ。

けれど・・・

「残念♪」

フレイヤが指を鳴らすと、防いだはずの木片は再び姿を変え、木の槍、木の剣となって氷の壁を破壊する。


「しまった!!」

「なめんじゃ・・・ねえぇぇ!!」

天使は驚愕し、一歩も動けない。しかし悪魔が前に出て岩の壁を生み出しフレイヤの攻撃を防ぐ。


「けれど、それだとこちらの動きが見えないよね?」

僕とワルキューレさんが最速で駆け、岩の壁を越え悪魔と天使に武器を振るう。

天使が氷を放つが『トリシューラ・ニルヴァーナ』ですべて溶かし、一閃する。

悪魔が岩を放つが、ワルキューレさんが杖から放つ魔法ですべて壊し、剣で一撃を入れる。


「な・・・なんだと・・?」

槍の一閃は天使の右肩に傷を作り

「がああぁぁぁ!!」

ワルキューレさんの剣の一撃は、悪魔の左腕を斬り飛ばす。


「このまま、押し切る!!」

追撃をかけようと、槍と剣を振るうが


「させるものか!!」

契天者が氷の壁を二重に作り、こちらの追撃を妨げてくる。

さらに、岩の壁も作られこちらの追撃は不能になった。


「追撃はおあずけ・・・か」

さすがに、あの壁たちは壊せそうにない。

【申し訳ありません。こちらから撃ち抜こうにも権能を使っても撃ち抜けるかどうか・・・】

アルテミスがそこまで言うとは・・・

その通信が聞こえたのか、フレイヤがからかってくる。

「それでも、本当に狩猟の女神~?ペットブリーダーの女神に解明したらぁ~?」

【フレイヤ・・・】

「なに~?聞こえないわよ~?」

【明日のあなたの食事覚えておいてくださいね。それと、もし誤射してしまったらごめんなさい・・ね?】

あ、これやばい怒り方の奴だ・・・

「ちょっ!?それはずるくないかしら!?」

フレイヤが物凄くうろたえている。まぁ、誤射が来るかもなんて考えながら戦うのは嫌だろうし・・・


「そんなことより、話を変えるけどあの四人は連携をとれている。そして暴走している様子はない。ここまではいいね?」

「ええ・・」

声のトーンが落ち込んでいるトーンだ・・

〔連携が取れているといっても、作戦を立てているのではなく直観的に動いているという感じです。〕

ワルキューレさんから意見が出る。

【そうですね。連携らしい連携ではなく、ほんとにただ合わせているというだけですね。隙はつけると思います】

【それと、見ていた感じ決して対単体の強さが強いわけではないですね。むしろ対複数の方が強いと感じました】

「だったら、四人を引き離した方がいい?」

【いや、あえて四人同時に相手した方がいいと思います。引き離すと、フレイヤの権能の力を発揮できません。それに、フレイヤの権能は多数の敵相手なら有効的ですから】

「わかった。四人全員を同時に相手しよう。フレイヤ、ワルキューレさんの数を増やして」

フレイヤに確認する。

「わかったわ、ワルキューレいいわよね?」

フレイヤがワルキューレさんに確認する。

〔構いません。それに私たちは情報を共有していますので〕

ワルキューレさんからも了承を得たので、フレイヤはさらなるワルキューレさんの召喚を行う。

「我が呼び声に応えし者たちよ 今ここに我が盾我が剣となり 力を振るえ!!『戦姫召喚(ヴァルキリー・コール)!!』」

三名のワルキューレさんが顕れる。

「情報は共有されてるわよね?」

三人のワルキューレさんはうなずく。

「なら、行くわよ!!」

数を増やした僕たちは、再び四人に向けて駆けだした。


「くそっ!!腕が・・・」

悪魔は左腕を押さえながら、呻く。

「無事か?」

魔使者が労わるように声をかける。

「大丈夫ではあるが・・・ さすがに接近戦は無理だ・・・」


「権能の相性が悪すぎる・・・ だが、触れることさえできれば・・・」

右肩を押さえながら、天使は呟く。

「だな。それにあの女神の権能にはこちらが有利だ。ならば、そちらを優先的に狙うぞ」

契天者が天使に提案する。

「ああ、それで行こう」


四人が動いていないのを確認したので、僕たちは攻撃を仕掛ける。

「行くよ、フレイヤ、ワルキューレさんたち!!」


「なにっ!?仕掛けて来たのか!!」

契天者が驚きながらも、氷の弾丸を放ち迎撃してくる。


「だから効かないって!!」

『トリシューラ・ニルヴァーナ』を振るい、氷を溶かし天使に攻撃を仕掛ける。


「ならば、こいつはどうだ!?」

悪魔と魔使者が同時に岩の斧と岩の大剣を振り落としてくる。


「防ぎなさい、ワルキューレ・アインス!!!!」

両手に盾を持ったワルキューレさんが、岩の斧と大剣を防ぐ。


「いつの間に!?」

同時攻撃を防がれたのが、あり得なかったのか動きを止める。


「今よ!!吹き飛ばしなさい、ワルキューレ・ツヴァイ!!」

動きを止めたところを懐に入ったワルキューレ・ツヴァイが両手に持つ銃身の長い銃から、光線を悪魔と魔使者に放つ。

直撃し、二人はビルの壁に吹き飛ぶ。


「だが、がら空きだぞ!!」

契天者が先ほどよりも多い数の氷の弾丸を放ってくる。

「はあああああ!!!!」

それと同時に天使が氷塊を数個作り出し、こちらに落としてくる。


「焼き尽くしなさい!!ワルキューレ・ヌル!!」

最初に出ていたワルキューレさん―ワルキューレ・ヌルが左手の杖から火炎を放ち、氷塊を溶かし破壊する。

「今よ『月穣』君、ワルキューレ・ドライ!!」

僕の『トリシューラ・ニルヴァーナ』とワルキューレ・ドライのダブルセイバーがの一閃が天使と契天者を切り飛ばす。

ドガアァァンン!!

「よし!!手ごたえあり!!」

手ごたえはあった。それでも、何故かこの戦いはまだ終わっていない気がするのは何故だろうか・・・

どうも作者です。ワルキューレ増えました。

実は第一章から出ていたワルキューレは正式名称「ワルキューレ・ヌル」です。

確か、ヌルはドイツ語で数字のゼロという意味だったと思います。基本的に彼女が表に出てますね。

そして、途中で召喚したワルキューレの中で盾を二つ持っているのが「アインス」彼女は防御専門です。

そして双銃を持っているのが「ツヴァイ」どちらかというと遠距離専門です。

最後に翠波と一緒に天使と契天者を斬り飛ばしたのが「ドライ」武器がダブルセイバーの接近戦専門です。

まぁ、他にもいるのですがそれは又の機会に・・・

それではまた次回

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