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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第三章 豊穣と銀月は輝く
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第三章ー㉑

今回から、『月穣』つまり翠波視点です。

前回までの、神と契約者視点で別れるのではなく、翠波視点一択です。

というか敵は分かれず四人で翠波たちと戦闘します。

「フレイヤ、敵は補足できる?」


「権能の射程範囲内に、入れば‥ね。ワルキューレもいけるわね?」

フレイヤの一歩後ろで疾走しているワルキューレさんも準備はできているようだ。

頷き、いつでも戦えるように剣と杖をかざした。


「了解。アルテミスも準備をお願い」


【わかりました、翠波様。いえ、『月穣』様】

『月穣』―翠波たちは、逃げるペアに追い付けないでいた。

捕縛対象の逃げるスピードが速すぎるのだ。

フレイヤがしびれを切らして

「ワルキューレ!!奴らの動きを止めて、こちらのフィールドに引きずり込みなさい!!」

ワルキューレさんに、捕縛対象への攻撃を仕掛けるように指示を出す。

その指示を受けたワルキューレさんが左手の杖から魔法を放ち、それを躱すためにスピードを落とす。


「射程範囲内に入った!!仕掛けるわ!!」

「我が手にありし種子よ 我が槍 我が剣となりて 敵を討て!!『豊穣の呼び声』!!」

権能の詠唱を唱え、フレイヤが腕に持っていた種子を投げると成長し、木の槍、木の剣となって対象に向かっていく。


「こんなものっ!!」

対象の天使は、手に氷の剣を生み出し木の槍、木の剣を凍らし砕いていく。


「砕くのはいいけれど、スピードはさらに落ちたわよねぇ・・・?」

まるで自分の思い通りに行ったと言わんばかりに笑う。

「行きなさい、ワルキューレ!!!」

フレイヤの号令を受けた、ワルキューレさんがまるで風のように駆けだす。


「これが狙いか!?」

氷のつぶてを生み出し、ワルキューレさんに向けて放つ。

しかし、それを剣で砕きながらさらに接近していく。


「こっちを忘れるな!!」

もう一人の捕縛対象―魔使者と悪魔が翠波に向けて岩を操り、潰そうとしてくる。


「忘れていない!! わが手に来たれ!!『トリシューラ・ニルヴァーナ』!!」

翠波の手に、紅く炎を槍先に宿した三つ又の槍が現れる。

槍を振るい、落ちてくる岩を砕く。


「なめるなぁ!!」

魔使者が岩の斧を手に、翠波を砕こうとするためにこちらに向かってくる。


「やらせると思っているのかしら?」

フレイヤが再び『豊穣の呼び声』で木々を操り、翠波の前に盾を構築する。

木の盾で斧による攻撃を防いだため、魔使者は体勢を崩す。


「もらった!!」

フレイヤの構築した木の盾から、翠波が飛び出し魔使者に槍を突き出す。

その槍を間一髪躱し、魔使者は態勢を整えるため悪魔のいる場所まで下がる。


「そこぉ!!」

いつの間にか、ワルキューレさんの背後にいた契天者が氷の弾丸を放つ。

【その程度ならば!!】

しかし、それをアルテミスの狙撃が全て撃ち落とす。

動揺した契天者は一瞬動きが鈍る。その一瞬を逃さずワルキューレさんが天使ではなく契天者に剣を振るうために進路を変える。


「やらせん!!」

天使が氷の壁をワルキューレさんの進路上に生み出し、接近を阻む。

ワルキューレさんが、さすがに攻めるのは無理だと感じたのかこちらの方まで戻ってくる。


「さすがに暴走しているのか、想像より強いわね・・・」

「そうだね。普通の契天者や魔使者からは感じられない威圧感がある。それに契約天使、契約悪魔も正常な力の流れを感じない。けれども理性は少し残っているのか、連携はとれているようだ・・・」

【ですが、今のところ普通の弾丸で撃ち抜けはしますが・・・】

「一応警戒しておいて、何があるかわからない」

【了解です】

「ワルキューレはどうだった?」

フレイヤが天使と闘ったワルキューレさんに質問すると、ジェスチャーで答える。

訳すと〔今まで、戦った天使の中で一番気味が悪いです。普通の天使であって普通じゃない、そんな感じがします〕

〔いつ暴走するかはわかりませんが、今はまだ理性を保っていますがいつ理性を失うかわかりません。そこをご留意ください〕

「了解。それじゃあここから、第二ラウンドと行こうか!!」

〔はい!!〕

「ええ!!」

そう言って、三人は再び四人の捕縛対象に駆けだす。


♢♢♢♢♢

向かってくる三人に向けて天使と契天者は迎撃を開始する。

「来たぞ!!迎え撃つ!!」

天使が再び氷のつぶてを生み出し、三人に放つ。

「こちらも、撃ちだす!!」

契天者も同じように、氷の弾丸を作り放つ。


「頼むわよ、ワルキューレ!!!!」

フレイヤがワルキューレに指示を出すと、ワルキューレが前に出る。

左手の杖をから、炎の壁を生み出し放たれた氷を全て溶かし、無に帰していく。


「馬鹿な!?何故そんなことが出来る!?」

天使と契天者はうろたえながらも、氷のつぶてと弾丸を放つのを辞めない。

それでも、ワルキューレの炎の壁は勢いを弱めることはなく、放たれている氷を溶かしていく。


「そんなもの効かないわよ!!」

ワルキューレの炎の壁を盾としながら、駆けていく。


「今だ!!」

その炎の壁から『月穣』が飛び出し、槍を二度三度振るう。

それに、気づいたのか天使が防御態勢をとる。


「そんなもの!!」

天使が氷の壁を生み出し、防ごうとするが『トリシューラ・ニルヴァーナ』の炎に溶かされ、破壊される。

「はあああああ!!!!」


「だから、こっちも忘れるなって言っているだろ!!!?」

魔使者と悪魔が岩の斧を同時に振るい、天使への攻撃を妨害してくる。


「やっぱり来るよね!!」

その攻撃から身を躱す。

そこにワルキューレが『月穣』の背後から飛び出し、魔使者と悪魔に剣を振るう。


「二人とも避けなさい!!」

種子を取り出し、『豊穣の呼び声』を使い剣と槍を作り出して、四人に放つ。

躱しながら、四人は集合する。


「くそっ!!めんどくせぇ・・・」

「これだけ力を、得たのにこんな奴らを倒せねぇとは・・・」


「さてさて、第二ラウンドの序盤はこちらが優勢・・ まだまだ、攻めるよ」

「ええ!!」

戦いの第二ラウンドは始まったばかりだ・・・

始まりました。翠波たちの戦闘。

どうも作者です。そして、出ました翠波の古具『トリシューラ・ニルヴァーナ』

まぁ、能力は少しだけ出ていたのでわかるんじゃないでしょうか?

とは言っても、真の力は出していないのでまだまだこれからです。

敵も、理性は残っていますが暴走しているので強いですよ。

まぁ、どのように戦闘が進んでいくのはこれからです!!お楽しみに!!

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