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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第二章 学園でのディスカッション
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第二章ー⑭

今回、屋上の話が終わります。

屋上のドアが開けられ、翠波たちは男に声をかけられる。


「あんた、一体誰?」

蓮は、少し苛ついているのか声をかけてきた男にぞんざいな返事をする。


「おいおい、先輩に対してその口の利き方はねぇだろ?」

この人、先輩だったのか・・・ それに隣の黒髪の女性、神としての威圧感を感じる・・・・


「へぇ、あんた先輩なのね・・・ まぁ、そんな身長じゃあ後輩どころか小学生に見られちゃうんじゃないの? それとも隣にいるのは、お姉さんなのかなぁ? 一緒に学園に来られて偉いですねぇ~」ピシっ!!

空気が、凍ったような幻聴が聞こえた。あれ、なんか向こうの女性なんか震えてない・・・? 心なしか、段々威圧感が強くなってきてるんですけど・・・・


「すまぬ、蒼架。やつはおぬしを侮辱しおった。故に、ここで灰燼とする!!!」ゴゥ!!!

案の定、あの女性ぶち切れたよ!! しかも、周りに炎が舞ってるんですけど!?


「やっぱ、切れちまったか・・・ 仕方ねぇ、少しクールダウンさせるか・・・」

(そら)閉ざせし岩戸開きし時 地上を照らせし(ひかり)が降臨する 天照』


蒼架と呼ばれた先輩が詠唱を唱えると、天照と呼ばれた女性は背に黄金のリングを背負った巫女服の姿へと変わる。左右の手に扇子を一つずつ持ち、その手の動きに沿って炎は舞い踊る。


「へぇ~ いいね。最近、全然戦闘がないから退屈だったんだぁ・・・ だから・・・楽しませてよね!!!」

『虹の橋を守りし番人 今黄金と共に現れよ ヘイムダル!!』ダッ!!!

蓮は、ヘイムダルを呼び出し手に黄金の剣と盾を出現させて、女性へ駆けだした


「すいません、蓮が先輩の事侮辱してしまって・・・」

戦闘というか・・ 喧嘩が始まってすぐに僕と先輩は隅っこの方に避難した。


「構わねぇよ、いつものことだ・・・ というか俺のことは名前で呼んでくれていいぜ、その代わりこっちもお前の事を名前で呼ばせてもらうから」


「わかりました。ええっと・・・」


「蒼架だ、紗久羅蒼架。一応生徒会会長をやっている。あっちは、俺の契約神の天照。よろしく頼むぜ」


「よろしくお願いします、蒼架先輩」

「ところで、なんで屋上に来たんですか?」


「実は、お前ら二人を生徒会に勧誘しようと思ってな・・ 最初はお前らの教室に行ったんだが、いないって聞いてな。そんで、帰ろうとしたら、お前のクラスの一人がなあの二人なら屋上にいるっておしえてくれてな」

多分彰の事だろう・・・ 


「そんで、ここに来たってわけだ。こっちからも質問だが・・・ お前らはここで一体何を話していたんだ? ドアを開ける前に聞こえたが、『執行者』『依頼』ってなんだ?」

き、聞かれていたのか・・・ でもこの人は生徒会の会長だ、しかも生徒会の顧問は詩菜先生・・・

どうする、ここはいっそのことばらしてしまうか?


《翠波様、聞こえますか?翠波様》

アルテミスが、念話で話しかけてきた。

《どうしたの、アルテミス》


《ここはばらしてしまってよいかもしれません》

《どうして!?》

《それは、翠波様もわかっているのではないですか?》

確かに、わかっている・・・ ばらしてしまった方が、生徒会に協力を得ることが出来る。そもそも、生徒会に勧誘されている時点で協力を得られることは確実だ。だったら・・・


「そのことについては、あとでお話しします」


「ん?それじゃあ俺の勧誘を受けるってことでいいのか?」


「ええ、構いませんよ。確か、生徒会の顧問は詩菜先生でしたよね?」


「ああ、そうだが・・」

なんか、不思議そうにしている・・・ まぁ、誰も詩菜先生が生徒会の顧問って教えてないぞって顔してるし・・・


「彼女も、僕たちの秘密を知る一人です。彼女も交えて話したいと思っています。それに、こんなところで話していると誰に聞かれるかわかりませんからね・・・」


「はっはっはっ!!! そりゃそうだ、現に俺と天照に聞かれてるからなぁ」

どこか、ツボに入ったのか蒼架先輩が笑い出した。


「あー、面白かった。んじゃあ、放課後生徒会室に来いよ。もちろん、お前の相方も連れてな」


「わかりました、蓮を説得して、放課後一緒に生徒会室に伺います」

そんなこんなで、話がまとまったと思ったら・・・・

ドォン!!!!!と、ひときわ大きい爆発音が起こった。


♢♢♢♢♢

「まじで、近づきづらいんだけどあの炎・・・ どう、ヘイムダル?何か分かった?」

どうやら、蓮とヘイムダル 、天照の喧嘩は天照が有利状況らしい。というか、蓮の体に傷はついていないが、制服がところどころ煤けている。


「わかることと言えば、あの炎は権能で生み出されているものではなく、自らの力で生み出している物。そして、彼女はまだ権能を一つも使ってはいないということぐらいだ」


「まじかー さすがは日本神話の最高神に位置する神様だけはあるね・・・」


「ぬしら、どうする?もう、降参か?」


「いーや、まだまだ戦えるよ!! ヘイムダル『あれ』の準備よろしく!!」

そう言って、蓮は再び天照に駆けだした。その瞬間・・・

ガキィィィン!!!


「そこまで!!」

連たちと天照の間に一本の銀色の矢が地面に刺さっている。


「もういいだろ?天照」

「これ以上は、さすがに止めるよ蓮」


「蒼架・・・」

「翠波、アルテミスさん・・・ いいところだったのにー」

天照さんは落ち着いたが、蓮はまだまだ不完全燃焼みたいで、こっちにジト目を送ってくる。


「とりあえず、教室へ戻るよ。昼の講義が始まるから」


「わかったよ、それで?そっちの話は終わったの?」


「ああ、一応終わったぜ。放課後お前らが生徒会室に来てくれ、そこで翠波が全部話すんだと」


「はぁ!? 翠波どういうこと!?」


「そのことについて、あとで話すよ・・・」


「絶対だからね!!」

なんとか、納得してもらえた。でも、ここからの説得が大変だなぁ~


「とりあえず、そろそろ授業の時間だ。俺も教室へ戻るしお前らも遅れんなよ。帰るぞ天照」

そう、会長が言うと天照さんは背負っていた物を解除し、服も紅白の巫女服から蒼色の着物へと変えた。

そして、二人は屋上を去って行った。


「それじゃ、戻ろうか蓮」

そう、蓮に促すと・・・


「後で、絶対に話してもらうからね・・・」

こっちをジト目で睨む蓮がいた・・・

はい、どうも作者です。あれ、お前前回のあとがきで切られたんじゃ!?と思った方、残念!生きてます!

というわけで、屋上の話でした。いきなり蓮が会長に向かって挑発しましたねぇ~ そりゃあ天照さんおこですよ。

【というか、天照つよくない?】

まぁ、そりゃあ日本神話の最高神と言われてますからねぇー ってワルキューレ!?

|ω・`)ノ ヤァ 【ところで、本編での私の出番いつ?】

えっと・・・ その・・・ まだ未定です・・・

【ほーう・・・】(¬_¬ )

仕方ないじゃないですか! 二章は学園メインなんですから!

【まぁ、今回はゆるそう】

よかったぁー!!!!それでは、また次回!!

(@^^)/~~~【バイバーイ】

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