表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第二章 学園でのディスカッション
28/202

第二章ー⑪

はい、どうも最新話です。黎芭さんが久々に登場です。

あの後、下に降りて昼ご飯を食べた僕とフレイヤ、アルテミスの三人は『HEAVEN』に来ていた。


「お久しぶりです、黎芭さん」

どうやら、今日はお客さんが来ていないようだ。すぐに僕たちに話しかけてくれた。


「久しぶり~翠波君、何日ぶりだっけ?」


「そうですね、大体四日ぶりでしょうか・・・」


「それで、今日は急にどうしたの?『裏』の依頼なら、まだ入ってないよ?」


「ああ、そのことじゃないんですよ」

そう、今日ここに来たのは依頼を確認しに来たわけではない。


「黎芭さん、何で僕たちの正体をばらしたんですか?」


「い、一体何を言っているのかなぁ?私は、誰にも君たちの正体をばらした覚えはないよ~」

何を言われているのかわからないようで、困惑している様子だ。


「黎芭さん、秋葉詩菜さんを知っていますよね?」


「うん、知ってるよ~ 私の親友だよ。でもなんで詩菜ちゃんの名前が今出てくるの?」


「その詩菜さんが僕の神約科の担当の先生なんですよ。昨日の放課後、僕と蓮が詩菜先生に呼び出され、正体と秘密を話した上で協力関係を結んだんですよ」


「へー、そうなんだ。どこで、秘密がばれちゃったんだろうね?」

まだ、すっとぼけるようだ。


「その詩菜先生が言ったんですよ、黎芭から話を聞いたって」


「あちゃー、それを言われちゃうと何も言い返せないなぁ・・・」

「そうだよ、私が詩菜に話したんだよ」


「なんで、話したんですか? 正体がばれるとリスクが高くなるって言ったの黎芭さんですよね!?」

つい、声を荒げてしまった。


「うん、そうなんだけど・・・」


「だけど、なんですか?」


「理由は、二つあるんだ。一つは学園内の様子を探るには生徒である君たちには限界があるということ。二つ目は、学園内に協力者を作っておくこと。そうすることで、いざというときに動きやすい。特に詩菜ちゃんは生徒会の顧問でもあるから、ある程度融通は利かせてくれると思うよ」

なるほど、そんな理由があったのか・・・それでも・・・


「それでも、翠波様が双神約者って話したのはどうしてかしら?理由によっては・・・」

今まで話さなかったアルテミスが、神威を出しながら怒っている。


「それは~その~」

黎芭さんの口が急にモゴモゴし始めた、なんだろう言いづらい理由でもあるのだろうか?


「うっかりじゃよ」

「「「メティス(さん)!?」」」

メティスさんが店の奥から出てきて、そう言った。


「うっかりってどういうことですか!?」


「実は、詩菜と会ったのは夜でな、何を思ったのかお酒を飲んでおったのだこやつは・・・」

「それで、そのまま現在の『執行者』のこと、つまりおぬし等の事と翠波の秘密を話してしまいおってな・・ いくら旧友で、元『執行者』だからと言ってものぉ・・」

はぁ~と言いながらメティスさんは頭に手を置く。

それを言われた黎芭さんは机に突っ伏している。それでも手の隙間から見える顔の色は真っ赤だ。


「ええ~ なんかうっかりというか・・・なんというか・・」


「先に聞いた二つの理由が嘘っぽく聞こえるんですけど・・・」

さっきの感心した気持ちを返してほしい。


「いや、実際先の二つの理由はほんとじゃよ。実際、学園内の内情を探れるだけで進展があるかもしれん。それに、今回の事件だけでなくおぬしらが『執行者』を続ける限り学園に協力者がいる時点で、情報のアドバンテージがある。つまりそういうことじゃ」

なんだろう、メティスさんから聞くと信憑性があるというか、信頼できる感じがする・・・


「でも、まだ翠波君が双神約者なのをばらした理由は聞いていないわよ?」

そう、今聞いたのは詩菜先生に僕たちが『執行者』であることを話した理由のみ。

もう一つの僕が双神約者であることをばらした理由は「うっかり」では済まされない。


「ほんとに、うっかりなんだけど・・・」

まじかー 僕は天井を仰いだ。


「よし、アルテミス処そう」

「ええ、同感よフレイヤ」

僕の神二人はやる気というか殺る気満々だ。というかもう権能の準備をしている。


「ひぃぃぃー!!! ごめんなさぁーい、悪気はなかったんですぅ!!」

フレイヤとアルテミスの殺気に気付いたのか机からガバッと上げ怯えだした。


「すまんのぉ処すのはやめてくれんかのぉ。その代わり妾が罰しておくゆえ」

メティスさんの言葉を聞いて満面の笑みを浮かべてからの、すぐに涙目だ。

(黎芭さん、情緒不安定になってる・・・)


「わかりました、メティスの顔を立ててやめておきましょう。いいですねフレイヤ?」

「まぁ、構わないわよ・・・」

どうやら、二人は殺気を抑えてくれたようだ。


「このことは、蓮に話しましたか?」

多分蓮も不安になっているのではないだろうか。


「ううん、今日蓮ちゃんバイトのシフト入ってるからその時に話そうと思ってる」


「わかりました、しっかり話してくださいね。アルテミス、フレイヤ帰るよ」


「うん、もう帰るのか?」


「ええ、今日はこの話をしに来ただけですから。それじゃあまた火曜日のシフトに」


「ばいば~い」「それでは、お邪魔しました」

そう言って、僕たちは『HEAVEN』をあとにした。

♢♢♢♢♢

「よいのか?ほんとの理由を言わなくて・・」

メティスが聞いてくる。やっぱり、ばれてた・・


「あはは、それ今聞いてくる?」


「当たり前じゃろ、おぬしがうっかりで翠波たちの情報を漏らすわけがないじゃろう」


「まぁ・・ね、まだ翠波君に理由は話せないからね・・・」


「だから、詩菜か?」


「うん、彼女なら翠波君をしっかりサポートしてくれる。だって私の親友だよ?」


「そうじゃな・・・ 学園でのことはあやつに任せよう・・」

話せるわけがないよ・・・ まさか学園が『執行者』を探っているなんて・・・

いやぁーまさか学園が『執行者』を探っているなんてねぇ というわけで作者です。

今回は、ワルキューレがいないので平和に終わりそうです。次話から、また新キャラが登場するかも?それでは、また次回!!


へ、平和におわった~( ´Д`)=3 フゥ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ