第二章ー④
投稿間隔が空いてしまって申し訳ない。ここ最近現実の方が忙しくて、なかなかパソコンを開く時間がなく執筆できませんでした。ちょくちょくこういうときがあるので、ご容赦ください
契約魂の計測をクラス全員が終えると先生が話し始めた。
「全員、契約魂の容量は測り終えたわね? 数値に関しては、思うところがあるだろうけどこれだけは言っておくわ」
「あなたたちは、みな神と契約したものたちなの。だから、契約魂が少なかろうと多かろうと神と契約しただけでありがたいことなのよ。それに、契約魂の容量をあげてクラスアップする方法はしっかりと存在するのよ。だから、あまり容量で悲観することはないわ。いくら相手の容量が多かろうと、あなたたち自身の機転で勝てるのよ」
確かに、一理ある。自分自身隠しているが『双神約者』ということもあって、契約魂は途轍もなく多い。だけれど、本格的な戦闘面ではそんなこと関係がないというように蓮と模擬戦を行うと確実に追い込まれるときの方が多い。
それに、黎芭さんは数値があまり多くないらしいが、そのことを感じさせない機転が利く動きをメティスさんと共に確立させ、戦闘行うときがある。
「そう考えると、容量って多くてもあんまり意味無いよなぁ・・・」
ぽそっと呟いた・・
「それは同感かな。実際、戦闘になると翠波ってきついよね?特にタイマンだと」
そのつぶやきをひろった蓮が返してきた。
「だから、『執行者』の依頼はフレイヤとアルテミスの三人で基本的に行っているんだよ。蓮みたいにタイマンやガチンコの戦闘が得意な権能ではないからね」
実際、フレイヤとアルテミスの権能は正面切っての戦闘には向かず、からめ手を使用しながら追い詰めるのが理想的な立ち回りだ。
「まぁ、それだから私は助かっているんだけどね。それにしても詩菜先生いいこと言うねぇ。「数値なんて関係ない。機転があれば勝てる」いい考えだとあたしは思うなぁ」
「それに関しては同感だよ。正面切っての戦闘が苦手な神もいるだろうし、だからこそ機転が利くと強くなれるって言っているんだろうね」
そんなことを蓮と話をしていると・・
「みなの測定を終えたので、これより授業を行う!」
どうやら、本格的に授業を始めるそうだ。隣の蓮を見てみると、物凄く嫌な顔をしていた。
「うえええぇ~座学じゃん、あたし嫌だよ・・・」
「今日は、神約者の基本と契約魂の基本についての座学を行う。これより、座学で使用する教科書を配るので一人一冊受け取るように」
そう言うと、建御雷がそれぞれの列の先頭の席に教科書を配り始めた。
その瞬間この教室にいる生徒たちの心は一つになった。
((((神様に教科書を配らせるって・・一体何を見せられてるんだ?))))
(それを、翠波が思っちゃダメでしょ・・・ 今日の昼ごはんをフレイヤさんに作ってもらったくせに)
(蓮、いつの間に僕の頭の中を・・・!?)
(いや、顔見たらわかるよ。じゃなくて、アルテミスさんから物凄い視線が飛んでるから・・)
そう考えているうちに前から教科書が回ってきており、僕たちはそれを受け取り後ろに回した。
「みんな、教科書は行きわたったようね。それじゃあ授業を始めていくわよ」
♢♢♢♢♢
キーンコーンカーンコーン
「今日の座学は、ここまで。わからないことがあったらまた明日の授業の始めに聞くわね。それと、天華翠波と草川蓮のペアはあとで職員室の私のところまで来て頂戴」
「あれ、僕たち何かしたっけ?呼ばれるのに覚えがないんだけど・・・」
「もしかして、あたしが少しだけ寝てたのばれた・・・・?」
結局寝てたんだ・・・
「でもそれなら、蓮だけ呼ばれるよね?なんで僕まで・・」
「それは・・連帯責任ってことで」エヘッ
いや、連帯責任って・・・・・しかも笑ってるし・・・
「まぁ、とりあえず行ってみたらわかるよね」
そう言って、職員室へ僕らは向かった。
♢♢♢♢♢
コンコン ガラッ
「失礼します。神約科の天華翠波です」
「同じく神約科の草川蓮です」
「神約科の秋葉先生はおられますか?」
「天華さん、草川さん急に呼び出してしまってごめんなさいね。二人に話があるの、ここじゃなんだから面談室を借りているのそこで話しましょ」
面談室に入り、それぞれ椅子に座った。
「改めて、急に呼び出してごめんなさいね。あなたたち二人に話があったの。それも、二つね」
「二つもあるんですか?」
「ええそうよ。一つは、草川さんの授業態度よ。あなた座学中結構な頻度で寝てるわよね?それも、時間いっぱいじゃなく十分だけとか細かい時間」
「ウッッ それはその・・眠たいと言いますか・・・ 中々眠気に抗えないと言いますか・・」
「言い訳は無用よ、次からは建御雷の雷で起こしますからそのつもりで」
うわぁ・・・ それはやばい
「ちょっ、それあたし死んじゃいません!? しかも、確実にビリビリするじゃん!ヤダよ!」
蓮もそれを受けるのはいやらしい、物凄く抗議している。しかも、少し目じりに涙が浮かんでる。
「なら、座学の授業中に寝ないこと。わかったわね?」
「はい、わかりました・・・」
めっちゃしょぼんとしてる・・・ よっぽど嫌だったのか・・
「とりあえず、一つ目はこれで良しとして。二つ目が本題よ」
「あなたたち、何者なの?」
「どういう意味ですか?」
「そのままの意味よ」
「天華さんと草川さんの契約魂の容量が神約科の中で、上位に位置する容量だったの。例年の生徒たちは多くても600前後が多かったわ。それに対して天華さんは【1050】草川さんは【780】だったの」
「それだけじゃないわ、あなたたち戦いなれているわね?」
「何でそう思ったんですか?」
正直少し、冷や汗が背中に伝っている。僕たちの正体がばれる要素はどこにもなかったはずなんだけど・・・
「この前の模擬戦の時、あなたたちだけ動きが違った。まるで何度もこのペアで戦ってきたような雰囲気が出ていた。あなたたち、戦ったことあるわね?それも実戦を」
確信を持った目で僕たちを見つめる。
「うん、そうだよ」
蓮!?
「隠さないのね?」
「隠してたところで、どうせ、いつかばれるんでしょ?というか、もうあたしたちの正体知ってそうだし」
「そうでしょ先生?」
急に何を言っているんだ蓮
「ええ、知ってるわよ」
えっ、今なんて?
「意味がわからないって顔してるわね。もう一度言ってあげる。私はあなたたちの正体を知っているのよ」
さぁ、早くも翠波たちの正体が暴かれそうになっています。何故、詩菜先生は知っているのか!?
その答えは、次の話で!!




