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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第十一章 風は涼み 天は広がる
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第十一章ー⑩

ワルキューレ・ツヴァイ「蓮さんってどこまで寝られるんですか?」

どこまでって言うのは・・・?

ワルキューレ・ツヴァイ「厳密にいえばどれまで寝られるかって話です。長時間寝られるみたいですし・・・」

今回の熟睡に関していえば、半分気絶してますよ。学園の日まで彼女ひたすら『世界を見張る者』を使用していましたから

ワルキューレ・ツヴァイ「あちゃ~」


「~であるからして・・・契約者は自らの契約している者の権能をある程度使用することができ・・・」

現在お昼前の詩菜先生の授業を受けている最中、契約者が契約した者の権能を使用することが出来るのかを詳しく説明している最中だ。

(物凄く分かりやすい・・・ 確かにこの部分は契約した瞬間に急に頭に叩き込まれるから仕組みがよくわからないんだよな~)

(まぁ、そんな授業をしていても・・・)

「ス~ス~ あ、待って流石に四日連続の権能は・・・ うう・・」

僕の斜め後ろの机を見てみると、そこには蓮が机に突っ伏して熟睡していた。

(いや、熟睡というか悪夢を見ているのでは?)

「草川さんは寝ているか・・・ 建御雷、生徒会に彼女は今日出れないとだけ伝えておいてくれる?」

「了解した。あまりきつくするなよ?」

「ええ、わかっているわ」

〖あ、蓮(草川さん)(彼女)終わったわ〗

その会話を聞いた瞬間、今ここで授業を受けている生徒全員の心がおそらく一つになった。


♢♢♢♢♢

「ふわぁ~ う~ん、よく寝たぁ・・・ 翠波~昼飯行こう~」

授業が終わって、蓮が目を覚ました。

「うんそれはいいけど、蓮放課後、詩菜先生から呼び出し受けてるよ」

「うんなんかしたっけ?まぁいいやりょうか~い。うんじゃ昼飯行こ、彰も来るでしょ?」

「おう、もちろん!」

そのまま三人で教室を出て、食堂を目指す。


食堂について、食券を買って渡して席に座る。

「珍しいな翠波が食堂のご飯を利用するなんて、いつもはアリスちゃんの弁当だろ?」

「今日は珍しくアリスが急いでてね、それで作れなかったみたいなんだ」

(言えない・・・実は『依頼』から帰ってきたのが今日の朝なんて言えない・・・)

そんなことを考えていると、右隣から生暖かく少しにやけているような目線を感じる。

(なに?その目)

(いや~別に~ ただおつかれ~とだけは言っておくよ)

(まぁいいや、放課後頑張れ)

(いや、マジで心当たりないんだけど!?)

「お前ら目線で会話すんなよ・・・ というか昼飯来たぞ~」

彰が昼飯が来たことを教えてくれたので目線を外し、ご飯を食べ始める。


「それで昼からの授業ってなんだっけ?」

「昼からは確か・・・それぞれの科に分かれての授業だったはずだけど・・・」

「あ~てことは俺は今日一応契約戦書が入ってるな」

彰の所属する魔使科は今日契約戦書があるみたいだ。そう言えば契約戦書は基本ペアでの戦闘だけど、彰のペアは見たことがなかったな。

「そう言えば、彰あんたのペアってどんな人?」

蓮が気になったのか質問する。

「うん?まぁ、良いやつだよ。というかそんなことより聞いたぜ、この前神約科の方でどえらい事件が起きたみたいじゃねぇか」

彰がこの前の事件(暴走)について聞いてくる。自分の昼飯(カツカレー)を食べながら


「あちゃ~もう他の科に伝わってるんだ、正解。まぁどこかの神約者のペアが何とかしたらしいけどね・・・」

蓮が僕らの事をはぐらかしながら彰に話す。

「それってお前等の事じゃねぇの?俺が聞いた神約者の特徴とお前らがそっくりなんだよなぁ・・・・」

それを聞いた瞬間、僕と蓮の体が「ビクッ」となる。

「へ、へぇ~ ち、ちなみにどんな特徴なの?」

震える声で蓮が聴く。何故か持っている箸も震えていて唐揚げを掴むことが出来ていない。

「確か男女のペアで、男の方は白髪長髪でポニーテールにしていて女の方は黒髪ポニーテール。どちらも神相手に接近戦をしていて、契約神は男の方が確かアルテミ「ストーップ!!!!」

途中で蓮が話を遮った。

「わかった、わかったから!!!確かにそれはあたしたちだから、それ以上言わないで・・・」

恥ずかしかったのか、少しずつ声が尻すぼみになっていく。

「やっぱお前らか~ というかお前らってトラブル好きなのか?何でそこに行くんだよ?」

「嫌、僕らもただ巻き込まれただけなんだけどね。」

「俺はお前らが二人が嬉々として、そこに飛び込んだって聞いたけど?」

(マジでどうする?というか『執行者』の事話す?)

(普通に無理だけど?というか言っちゃ悪いけど彰じゃ実力的に無理だって、『執行者』の事話したら確実に後々狙われるけど?)

(じゃあなしで)

(オッケー)


「オッケー、確かに私たちはそこに飛び込んだ。まぁ、勝ったからいいじゃん」

「いやそうだけど・・・ てか普通は勝てねぇんだけどな!?」

それは彰の言う通りだと僕は思う。でもそれを言うと僕も何故か「人外」扱いされそうなので諦めて蕎麦を食べる。

(あ、この蕎麦美味しい)

「何とかなるって!!古具を使って知恵を使えば何とか!!ほんとに何とかだけど!!!正直ギリギリだったけど!!!」

「何でギリギリだろうと、神に勝てんだよ!!!というかお前古具と契約してんのかよ!?」

「何なら翠波もしてるよ!!!」

なんかこっちに飛び火してきたんだけど!?というか何でそれをばらすかなぁ!?

それを聞いた瞬間、彰の目がこっちに目を向ける。

「お前も持ってんのかよ!?もしかしてお前も神と正面切って戦闘したとか言わねぇよな?」

「そんな、まっさか~ アッハッハッハ・・・・」ふいっ・・・

「こっち向けよぉ!!!」

食堂に彰の叫び声が響き渡る。まぁこれは仕方ないよね・・・ いやほんとにごめん・・・

ワルキューレ・ツヴァイ「詩菜さんの授業でも彼女寝ていましたが・・・ 放課後どうなるんでしょうか?」

そこは何とも言えませんね・・・ ただ一言ほぼ悲しくなります。

ワルキューレ・ツヴァイ「物凄く怖いんですけど?!」

あと学園の食堂のレパートリーは物凄く多いですよ。

ワルキューレ・ツヴァイ「どれくらいですか?」

ざっと200種類くらい?

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