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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第六章 風は凪いで 夜が迫る
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第六章ー➇

「どうも前回に引き続き、ワルキューレ・ヌルです。作者に闇討ちを仕掛けましたが、逃げられました。ということで、今回は人数を増やそうと思います。COMON!!」

周りに他のワルキューレが何故か、集まってきた。

あ、あの~なんでこんなに集まっているんですか・・・?

「普通に出番が欲しいからですよ、作者。というわけで・・・」

何で近づいてくるんですか・・・

「出番よこしなさい!!!!」

あの後、暴れた蓮を何とか落ち着かせて僕らはそのまま夕食を食べている。

まぁ、少し部屋の中が散らかっているのはご愛嬌ということで・・・

「ん!!アリスちゃんこの天ぷら美味しいね!!」

「ありがとうございます、蓮さん。もしよかったらまだ余っているので、持って帰りますか?」

「いいの!?じゃあ、もらっていくね」

蓮とアリスは今日の夕飯の天ぷらについて、舌鼓をうちながら談笑している。

というか、あんまり時間がなかったと思うのによく天ぷらを作れたな・・・


「すまねぇな、翠波」

突然ヘイムダルさんが話しかけてきた。

「何がですか?ヘイムダルさん」

よく見れば、ところどころ傷ついているのがわかる。

「突然蓮が家に押しかけてよ・・ しかも、お前さんの義妹に模擬戦を仕掛けちまってよ・・・」

「そのことですか・・・」

まぁ、確かに急に家に来てアリスに模擬戦を仕掛けたのは驚いたけど・・・

「別に大丈夫ですよ」

そう言うと、ヘイムダルさんは驚いた。

「後でアリスに聞いたんですけど、あの模擬戦アリスにとっては結構いい経験になったみたいですし」

「そうか・・・ まぁ、だからと言って古具解放しそうになったのは、許さねぇけどな」

ヘイムダルさんは表情を柔らかくしたが、結局雰囲気から怒気は消えないようだ。

それはそうだ。正直、『クラウソラス・イミテーション』を古具解放をしていたら僕が『ヤルングレイブ・エンキドゥ』を古具解放して、蓮に殴りかかっていた。


ヘイムダルさんとの話を終えて、天ぷらを食べようとすると・・・

「あれ、天ぷらは?」

そう、天ぷらがお皿の上にないのだ。

(天ぷらがない!?そんな馬鹿な!?結構量があったはずなのに!!)

(いったい誰が!?)

周りを見渡すと・・・

「むっしゃ、むっしゃ・・・ さすがはアリス様、今日の夕ご飯も美味しいですね」

アルテミスがお皿に多くの天ぷらを乗せ、食べていた。

(いたよー 家の大食いが。というか、すごい量をお皿に積んでるなぁ~)

僕の視線に気づいたのか、アルテミスがこちらを向く。

「なんですか翠波様。あげませんよ」

「大丈夫、とらないから」

まぁ、何か残ってるだろうし食べようか・・・


♢♢♢♢♢

夕食を食べた後、蓮が天ぷらをもらって帰って行った。

(その天ぷらを僕に分けてくれても良かったと思うけど・・・)

「ということで、アリスいい経験が出来てよかったね」

「ええ、本当に。自分で考えた『フェイルノート・オートクレール』の技が何個か試せたのでよかったです」

「そうみたいね。それに気になったのだけれど、蓮ちゃんの技を何回か直撃をもらったわよねぇ?なのに、無傷。それも何かの技なのかしら?」

フレイヤがアリスが無傷なのに気になったのか、アリスにその内容を聞く。


「技というほどのものではありません。単純に自分の体の周辺に見えないくらいの薄さで水晶を纏っていただけです。空中を飛んでいたのも、その水晶の形を変えて翼に変えただけです。作り出した水晶は私の意のままに形を変えて、自由に操れますから」

アリスはサラッと答えてくれた。

「なるほどねぇ~ だから蓮ちゃんの技を受けても、無傷なのね」

「流石に無傷ではありませんよ。その証拠に、ほら・・・」

そう言って、袖をまくると軽い打撲のあとがいくつもできていた。

「ということは威力は減衰することが出来ても、衝撃は流石に防ぎきれないんですね」

「ええ、そうです」

アリスは、アルテミスの問いに「そのとおり」だというように、首肯して答える。

あの後、何回か問答をした後流石に模擬戦の疲れが出たのか、すぐさまお風呂に入って部屋に寝に行った。

僕たちも、アリスたちが寝に入った後に続いて寝るために部屋に行った。


♢♢♢♢♢

「というか、今日も学園での授業だけど内容がいつもと違うよね?」

次の日の朝、蓮と一緒に登校するために電車に乗っている。

「確か全部の科の合同での授業だったはず・・・ なんか特別講師がくるってのも聞いてるけど・・・ まぁ、その時になったらわかるんじゃない?」

そんな話をしていると、学園に着く。


「よう、翠波、蓮」

「やっほ~彰。珍しいね、ギリギリに来るなんて」

彰が少し息を切らして、近づいてくる。

「しゃあねぇだろ、最近学園から出た警戒文で夜の徘徊を朝早くに変えたせいで眠いんだよ・・・」

少し眠たいのか、あくびをする。

(ねぇ、これって・・・)

(会長が出した警告が効果を出しているんじゃないかな・・・)

「というわけで、俺は少し仮眠する。それじゃあ、お休み」

そう言って彰は、自分の机に言って突っ伏して、すぐさま眠りこける。


榊先生が入ってきて、朝礼を始める。

「今日は朝から特別講義が入っている。というわけで、朝礼が終わり次第、第一特別講義棟に向かってくれ」

「ほら、彰起きなって。移動するよ」

彰を起こして、三人で第一特別講義棟へ向かう。


「というわけで、やってきました第一特別講義棟」

誰に言っているんだろう、僕は。

「人多くない?ここ」

ざっと見て、300人くらいいるんじゃないかな。

「まぁ、僕らの同級生だけでなく他の学年の人もいるみたいだし・・・」

「マジか!?それに、全ての科の人たちが集まっているんだろ?どんだけだよ・・・」

彰はこの人の多さに、吞まれているようだ。

「静かに!!これより特別講義を行う。まず特別講義の講師の方をお呼びしよう!!」

そう言って、壇上の先生がステージの袖口に手を向ける。

その声に応えて、ステージ上に講師が現れる。


「はいっ!?」

「えええぇぇ・・・ 何であの人が・・・」


「初めまして、今回の特別講義の講師を務めます恵導黎芭です。よろしくお願いします」

「今回の特別講義は学園にも数人いる使い手、古具について講義をしていただく」

そこには講師として、ステージ上に黎芭さんがスーツを着て立っていた。

どうも、今逃げている作者です。

まさかの黎芭さんが特別講師です。似合わないって思った人!!実は私も思っています。(おいっ!!

まぁ次は黎芭さんが講師で、しっかりしますのでご期待ください。

ドゴォォォン!!

ヤバいので逃げます!!サラダバー!!

「待ちなさい!!作者!!」

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