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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第六章 風は凪いで 夜が迫る
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第六章ー⑦

「どうもワルキューレの一番上、ワルキューレ・ヌルです。最近出番がなく作者にカチコミをかけようかと画策しています」

えっ、今ここでそれを言う?

「そうでもしないと、出番がないかと思いまして・・・ ということで、出番ください」

あの~ 目の前で剣を振りかぶられても・・・ あっ、ちょやめっ・・・

お互いの技がぶつかり、地下室で煙が巻き起こり二人の姿を隠す。

「おいマジで、やばくねぇか・・・?」

「とはいっても、二人とも無事だと思いますよ。まぁ、蓮が古具解放してないだけまだましですよ・・・」

「それはそうなんだよなぁ・・・ それでもあいつ、あと少しで古具解放しそうだったぞ」

「ええ・・」

そこまでやる気だったのか・・・ 蓮マジで自重しようよ。


「あっ、二人とも落ちて来たわ」

フレイヤが煙の中から、落ちてきている二人を確認した。

二人とも大技を放った後なのか、体のあちこちに傷をつけながら落ちてくる。

二人とも、落ちていることに気付いていないのか一直線に地面に向かって落ちてくる。

「フレイヤ、翠波様。もしかしてあの二人気絶していません・・・?」

アルテミスに言われて、二人をよく見てみると二人の目が漫画のように目をぐるぐるさせて気絶していた。

「うわあああ!?フレイヤ、早くワルキューレさんたちを!!」

「わ、わかったわ!!ワルキューレ!!」

フレイヤが慌ててワルキューレさんたちを出すと、すぐさま飛び立ち、落ちてきている二人空中でキャッチし、優しく地面に下りる。

「で、どうするよ?」

「まぁ、上に上がって二人が起きるまで待とうか・・・」

そう言って、僕らは二人をワルキューレさんたちに任せて、地下室から出ていった。


♢♢♢♢♢

「う、ううん・・・ あれ?ここは・・・」

ソファで寝ているアリスが目を覚ました。

「あ、起きたんだアリス」

「義兄さん・・ なんでリビングに・・・?」

まぁ、何で自分がリビングにいるのかわからないよね・・・

「まぁ簡単に言うと、二人が放った技がぶつかったその衝撃で二人が気絶。そのまま、落ちて来たからワルキューレさんたちに空中でキャッチしてもらって、今に至るってわけ」

「そうなんですか・・・ ところで、蓮さんは・・・」

アリスが目を覚ました時に、蓮がいないことが疑問に思ったのか聞いてくる。

「それならあそこで、ヘイムダルさんに怒られてるよ。どうやら、はたから見たらやりすぎだったらしくてね・・・ まぁ、わからないこともないけれど・・・」


アリスよりも早く目を覚まして、即ヘイムダルさんに説教くらってる。

「お前は、まだ古具と契約して浅い子にいったい何をやっているんだ!!しかも、もう少しで古具解放する気満々だっただろ!?」

「い、いや~その、アリスちゃんが思ったより強くて、つい・・・」

「つい、じゃねぇよ!!しかも、そこに俺の権能まで上乗せするつもりだっただろ!?」

「流石にそれはしないよ!!  多分・・・」

「おい多分ってなんだ、多分て」

少ししょんぼりして、説教を受けている蓮がそこにいた。


「それよりもアリスに聞きたいことがあるんだけれど、いいかな?」

「はい、構いませんよ」

「蓮に向けて放った最後の技、あれ見間違いじゃなければ水晶が黄金の焔を纏っているように見えたんだけど・・・」

「ええ、その通りです。ホルスの権能である『天業焼輝炎(エーテル・フランメ)』を『フェイルノート・オートクレール』で作り出した水晶に纏わせて放つ技。それが先ほどの『水晶交響焔・焼麗降雨』です」

やっぱりホルスさんの権能を使用していたのか・・・ 

「あれは元々考えていた技なのかい?」

「そうですよ。元々水晶は力を通しやすい素材だと、どこかで耳にしたことがあったのでここ最近技の開発もかねて、一度ホルスの焔を纏わせてみたんですよ。それが案外すんなり出来まして、それが始まりですね」

そんなサラッと言われても・・・ 普通に考えてやろうとはあんまり思わないんだけど・・・

「よくできたね・・ 普通に高等技術なはずなんだけど・・・」

「まぁ、感覚でできたんですよ」

家の義妹が天才肌だった件について・・・ というか、蓮が出来るのは知っていたけど契約してそこそこ時間が立っているから出来るものだと思っていたけど、アリスが出来るのは予想できなかったよ。


「出来たのならいいんだけど・・ あんまり使わない方がいいよ。それ結構契約魂の消費が結構激しいから、蓮もできるけれど消費がきついって言ってたよ」

「蓮さんもできるんですね。それじゃあ、義兄さんは出来るんですか?」

それを聞いてくるのか・・・

「それは、内緒ってことで」

はぐらかすと、アリスから訝し気な目を向けられる。

そんな話をしていると、蓮の説教が終わったのかヘイムダルさんがこっちに近づいてきた。

「おっ、話し終わったのか?」

「ええ、まぁ・・・ そっちは?」

「まぁ、見ての通りだ。ほれ」

そう言って指をさす。


そっちを見ると、そこには・・・

「ぁぁぁぁあ・・・ ヤバイ、足が痺れて・・きた・・・」

正座して、悶えている蓮がいた。

足が痺れていることに気付いたフレイヤが蓮に忍び寄る。

(ああ、なるほどね。面白うそうだから黙っておこう)

「それよりもアリス、夜ご飯の準備は出来そう?」

一瞬だけ蓮の方に目線をやって、僕の意図に気付いたのか

「はい、少し遅くなりますけど・・・ 蓮さんたちの分まで作りましょうか?」

「そうだね、それがいい。お願いできる?」

「はい!!」

そう言って、アリスはキッチンに向かった。


その直後にフレイヤの指が蓮の足に触れる。

「ぎゃあああああ!!!」

蓮が少しだけ飛び上がって、その後すぐに両足を抱えて、寝っ転がった。

「マジでやばいって!?というか、誰触ったの!?」

怒りながらも涙目で周りを見渡す。

触った張本人は、明後日の方向を向いて口笛を吹いている。

アリスの方を見てみると、我果敢せずで夕飯を作っている。どうやらホルスさんも手伝っているようだ。

あっ、でもちょっとだけ肩が震えている。笑うのを我慢しているみたいだ。

「ふ~ん・・・ 誰も犯人を言わないんだ・・・」

急に蓮がゆらりと立ち上がると、両手に『クラウソラス・イミテーション』を出現させる。

『ヘイムダル(さん)がやりました!!!』

「おいっ!!やったのは、フレイヤだろ!!俺を売るな!!!」

「れ、蓮・・?何をするつもりだ・・・?」

ヘイムダルさんが聞くが、心なしか声が震えている。

「私の憂さ晴らしだよ!!!!」

そう言って、『クラウソラス・イミテーション』を振るいだした。


「やめっ!!ここで暴れるな!!」

「翠波、フレイヤ、アルテミス!!止めるのを手伝ってくれ!!!」

はいどうも作者です。

前書きでワルキューレ・ヌルに襲われましたが、僕は元気です。(左手から血ドバー)

アリスVS蓮のその後でした。まぁ、和気あいあいとしていますね。それと新たな一面実はそこそこいたずら好きなフレイヤさんでした。


後ろからワルキューレ・ヌルが来てるので今回は以上!!サラバ!!

「待ちなさい!!!」

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