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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第六章 風は凪いで 夜が迫る
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第六章ー①

第六章開幕です!!

GW中に投稿できずに申し訳ない・・・ 

あの『依頼』を終えて、約二週間が経った。

その間に僕たちは、改めて『依頼』の中で起きたことをすり合わせ、その中で入手したものは『機関』に届け解析の依頼と同時に、実物を送った。

とは言っても、手に入れた物は僕と黎芭さんが倒した謎の黒い天使たちが身に着けていた機械式の鎧の破片のみ、まだ解析の結果は出ておらず、依頼の来ていない日々を過ごしていた。

それからさらに一週間後・・・


「ふぅ~ ここ最近は『依頼』来ないねぇ~」

蓮がそんなことを話している。

「別にいいんじゃない?それだけ平和ってことだし・・・」

「それはそうなんだけどさ~ なんか物足りない感凄いんだよね。なんか、こう・・・ドンパチやりたいんじゃなくて、あああ!!モヤモヤする!!」

蓮が朝から、荒れている。まぁ、言いたいことは分からないこともないけれど・・・

「それにいまだにあの破片の解析結果出てないもんね・・・」

そう、いまだに破片の解析結果は出ておらず、『機関』から『依頼』も来ておらず、一般からも『依頼』が来ておらず実質『執行者』は営業停止状態だ。

「というか、朝からこんな話辞めない?それに、そろそろ学園だよ?」

「だね。というか、一応会長たちに今回の『依頼』に伝えるの?」

(そこなんだよね・・・ 今回の『依頼』そのものはこれから起こる『ナニカ』が関係してるのは事実だし・・・ でも・・)

「伝えようと思うよ。それに、一応会長たちは僕らの協力者の立場にいるから、現状を共有しないとね」

「オッケ、それじゃ行きますか」

そう言って、僕らは学園に着き、教室に向かった。


「おっはよ~ あれ?」

蓮が教室に入るとクラスメイトが一か所に集まっていた。

「どしたの?」

クラスメイトの一人に蓮が聞いてみると、話してくれた。

「あっ、蓮さん。実は最近うちの学園の生徒が何人か襲われたらしくて・・・ しかも、魔使者だけらしいんだけど・・・」

「へぇ~ それは怖いね。それで、犯人は捕まったの?」

「ううん、それが・・・警察も犯人を追いかけているんだけれど、全然見つからないらしくて・・・ 襲われた場所に何にも手掛かりがないらしくて・・・」

さらに、クラスメイトのみんながそのことについて話している。


蓮が、少し離れてこっちへ戻ってきて来て、僕に小声で話しかけてくる。

「どうやら、学園の生徒が襲われたこと広まっているみたいだね・・・ それに、警察も動いているみたい・・・」

「まぁ、広まるよね。さすがに『機関』でも情報封鎖はできないし・・・ これ以上は被害出せないし、今度黎芭さんに探索も兼ねて出撃できないか聞いてみるよ」

「サンキュ。とはいっても警察に見つからないようにね?」

「だね。警察は僕たち『執行者』をよく思ってないし、見つかるとめんどくさいしね・・・」

そう、警察は僕たち『執行者』をよく思っていないどころか、確実に目の敵にしている。理由は分からないけれど、自分たちの仕事をとられていると思っているのだろうか・・・

そんなことを話していると、榊先生が教室に入ってきた。

「静かにしろ、席に着けーHR始めるぞ」

それを聞いて、全員自分の席に着き始める。

「それじゃ、また後で」

蓮が話を切り上げて、席に着く。

「出席をとるぞ。天野ー」

僕も席に着き、HRが始まった。


「疲れた~ というか頭痛い~」

午前の授業が終わり、昼食に蓮を誘おうとして蓮の席に行くと、頭を抱えて机に突っ伏していた。

「まだ、あの時の知恵熱残ってるの?」

あの日から三週間くらいたっているのに、まだ残っているのか・・・

「残ってないよ!!単純に授業が難しかったから、試しにヘイムダルの『世界を見張る者』を使用して授業を受けてみたら、想像よりも脳に負担が来たんだよ!!!」

「何やってんの・・・・・」

そこに彰もやってきた。

「よぉ翠波、蓮。今日昼めし一緒にって・・ どうしたんだこのアホは?」

「実は・・・」

さっき蓮から聞いたことをそのまま彰に伝えた。

「お前、馬鹿じゃねぇの!?そらそうなるに決まってんだろ!?」

「うぅぅ~~ 今回ばかりは反論できない・・・」

彰に言われたことに反論できず、声を震わせながら恨み言を言っている。

「とりあえず、昼飯行かない?」

彰も誘って、食堂に行こうとすると・・・・

ガララララ・・・ ドアが開く音がして、そちらに向くと・・・

「天華、草川いるかー?」

紗久羅会長と雲明副会長が教室にやってきた。

「昼休み中すまねぇな。悪いが、生徒会室に来てもらうぜ」

「緊急案件ですので、今すぐ来てもらいます」


僕と蓮は彰に謝罪を入れて、会長たちの言葉に従って、生徒会室に向かった。

「すまねぇな、急に呼び出してしまって・・・・」

「ですが、本当に緊急案件だったため・・・」

生徒会室に着くなり、会長と副会長が謝罪してきた。

「いえ、大丈夫です。それよりも緊急案件の中身はもしかして・・・・」

僕の予想が正しければ・・・・

「ええ、そうです。学園(うち)の生徒、それも魔使者ばかりが襲われた件についてです」

「しかも、そのうちの一人があたしの友達だ。その時受けた傷が大きくて、今休学している」

ッ!?被害者の一人が、真央先輩の友達!?なら、襲われた当時の内容を聞くことが出来る!!

「先輩、その人に話を聞くことはできますか!?」

「ど、どうしたんだよ急に・・・」

僕の急な質問に驚いたのか、少し引いている。

「いいから!!早く!!答えてください!!」

「少し落ち着け、天華」

岡林先輩がなだめてくる。


「す、すいません・・・」

「まぁいいさ、とりあえずお前ら『執行者』は何か知っているようだな。それを教えてくれねぇか?」

「ええ、わかりました。実は・・・」

そう言って、三週間前の『依頼』の内容について、僕たちの現状と考察も交えて話し始めた。

はい、どうも作者です。

第六章始まりました、最初は普通の日常(生徒会に連れ去られる)から始まります。

まぁ最初は第五章の最後の『依頼』についての翠波たちの考察を交えたうえでの話を協力者である生徒会に伝えます。


ちなみに本文に出てきた警察ですが、正直使い物になる方ではありません。契約者関係は『機関』がありますし、やばい事件は基本契約者が関わっていますから『執行者』もいます。

だから、警察は「自分たちの仕事をとられた!!」と思って、『機関』と『執行者』を嫌っています。

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