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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第五章 暗き闇が蠢き 天空は狂う
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第五章ー⑲

久しぶりです!!投稿頻度は今回から週二回から週一の投稿になります。

自分の投稿ペースを守って完結に持っていきますので、これからもよろしくお願いします!!!!

機械の鎧を纏った二対四枚の羽を持った黒天使は、周りの光を羽の羽ばたきでかき消し、左手の銃の銃口をこちらに向け、光弾をいくつも放ってきた。

《そんな馬鹿な!?さっき落としたはず!!》

ドライが驚愕の顔をしている。無理もないだろう、本来あり得ざることが起きているのだから・・・

「ドライ、一度体制を立て直すよ!!このままじゃ、勢いに押される!!」

僕はドライに一度下がるように提案する。

《了解しました!!》

ドライは了承するといつの間に作っていたのか、右手にある魔力の玉を空中に投げ空中で破裂させ、閃光玉のように使い目くらましをした。

《今です!!》

ドライの掛け声とともに、僕たち二人は撤退した。


ドライの作り出した閃光玉に紛れて瓦礫の裏に撤退した僕たちは、黒天使が見える位置にいた。

「どう見る、あの黒天使・・・?」

《本来あり得ざる存在としか言いようがありません。それに、二人の天使が合体して一つの天使になるなんてことは今まで一度も見たことも聞いたこともありません。ですがもはや前例がないとは言っていられませんね・・・》

そう、今までは前例がなかったので対象方がわからなかったがそれもこの時を持っておしまいだ。

そんな話をしているにもかかわらず、黒天使は別のところへ行く気配を見せず、こちらに攻撃も仕掛けてこない。

「攻撃を仕掛けてこないなんて・・・ 制限がかかっているって思った方がいいよね?」

《そうですね・・・ 概ねこの周囲一帯から出ず獲物を潰すという何らかの契約でしょうね。ですがどこにも行かないということは、外部の様子を知ることが出来ないということ》

「なら、アルテミスに援護狙撃を要請して一気に片を付けよう。行ける?」

《無論、それにヌルと共有した情報で生徒会の面々の契約天使を確認しましたが、あれらほどの力はないと断言できます》


作戦が決まったところで、アルテミスに通信を繋ぎ現状までの経緯と作戦の内容を伝える。

【なるほど、二人の天使が一人に・・・ 作戦の件、了解しました。こちらのタイミングで狙撃を行いますので、ご武運を】

アルテミスのとの通信が切れる。作戦に関しては了承してくれた。

「それじゃ、いこうか!!」

『トリシューラ・ニルヴァーナ』に再び紅炎を纏わせ、隠れていた瓦礫の裏か飛び出す。


飛び出した僕に気付いた黒天使は、こっちに銃口を向けて光弾を連射してくる。

それらすべてを槍ではじいたり、体を動かして躱しながら黒天使に近づいていく。

光弾では止まらないと感じたのか、銃口に黒い光が集まっていく。

「ドライ!!」

ガキィン!!!!

ドライが瓦礫の裏から、空中に飛び出し凄まじい速さで近づき、左手の銃を右手の剣を振るってはじく。

銃を飛ばされた黒天使は羽を広げて、逃げようとするがアルテミスの狙撃が放たれ、羽を一枚撃ち抜く。

「~~~~~~ッ!!」

黒天使から声にならない叫びが響き、動きを止める。

(ナイス、アルテミス!!)

「ここで決める!!!!『炎天烈火(えんてんれっか)涅槃落(ねはんほむら)』!!!」

槍の穂先で貫くと同時に、紅炎が噴き出し黒天使の身を焦がし、そこからビームのように炎が黒天使を体の内部から撃ち抜く。

ドゴオオオオオン!!!!!

黒天使が炎に包まれたまま、吹き飛ばされる。


「ハァ・・・ ハァ・・・この技あんまり使いたくないんだよね、ッゥ・・・!!!」

《翠波様!!!》

「大丈夫、ちょっと火傷しただけ・・ それに知ってるでしょ?『トリシューラ・ニルヴァーナ』の代償を・・・」

《それはそうですが・・・》

技を放った直後の疲労、『トリシューラ・ニルヴァーナ』の代償ーー使用者自身をも焼き焦がす炎を纏った技ということもあり、その場に膝をついてしまう。

そのせいもあって、近づいてくる気配を感知できなかった。

【翠波様!!今すぐそこを離れてください!!!】

《ハッ!?》

ガキィィン!!!


金属音が鳴り響いた方に目線を向けると、黒天使が剣を振り下ろしていて、それをドライが受け止めていた。

黒天使の体は、ところどころ焼きただれていて左手を失っており、顔も判別できないくらいの火傷がある。纏っていた鎧はもう原型もないくらいにボロボロになっている。

《この状態でも動けるのですか・・・・!?》

ドライが剣をはじき、距離をとる。それと同時にアルテミスからの狙撃が放たれ、黒天使の残った右手から剣が弾き飛ばされ、無防備になる。

それでも、黒天使はまだこちらに向かってくる。

《もう、安らかに眠りなさい・・・『双銀華(シルヴァリィクロス)疾風閃(ガストレイ)』!!!!》

風のように駆け抜け、双剣で黒天使の胴体を切り裂き、上半身と下半身に分かれさせる。

それが決め手となり、黒天使は活動を停止させた。


「お疲れ様ドライ、アルテミス。他のポイントはどうなってるの?」

アルテミスに通信を繋ぎ、現状の確認を行う。

【他のポイントでも敵が出現しましたが、全て撃滅済みです。特に『知啓』の担当するポイントでは、敵が纏っていた鎧の破片を獲得しました。後日『機関』に調査を依頼するとのことです』

「了解。こっちは黒天使の死体が残ったから、確保して『機関』に破片と同じように依頼しようか・・・」

そんなことを話していると・・・

《翠波様!!敵の体が!!》

急にドライが念話で叫び声をあげた。

黒天使の方に、目線を向けると黒天使の上半身と下半身が消滅していく。

そして、ボロボロの鎧がその場に残り黒天使の体が消滅した。

「まさか、消滅するなんて・・・・ 証拠隠滅?それとも単に使い捨て・・・?」

なぜ、体「だけ」が消滅したのかがわからない。それに、鎧「のみ」残ったのも気になる。

ただその鎧は回収できるから、確保して『機関』に調査を依頼するか・・・


「はぁ・・・ これから先がどうなっていくのか・・・・ それに学園の生徒も狙われた、これがばれたら世界の情勢変わるだろうね・・・・」

これからの『依頼』ーーー確実に裏にいるであろう『組織』もしくは『団体』に関する『依頼』ーーーがまた増えてくるのがわかり切ってるから、ため息が漏れた。

はいどうも作者です。

次の話で、この章は終わります。

まぁ、次の話は後日談や少しだけ『敵』が出てきます。お楽しみに!!

まぁ、次の話を書いた後に古具の設定集に今回登場した古具や技を載せますので、少々お待ちを!!

それでは、また次回!!!!

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