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女神と共に、相談を!  作者: 沢谷 暖日
仲良し少女の恋愛相談

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38/83

風邪を引いた心音

 昨日は帰宅後何もなく、そして翌日の放課後となった。

 いや、何も無かったわけではない。

 昨日は帰るのが遅くなって母さんにちょぴっと怒られたのと、楓花の様子がどこかよそよそしかったくらい。

 後は、課題と心音とのラインを沢山して昨日は終了。

 それで、今は放課後なのだ。

 そう。授業中も特に何もない。

 私が休み時間は突っ伏して、授業はただ淡々と受けているからだと思う。

 筆談でもいいから心音とお話がしたいけど、周りから変な目で見られても嫌なので、放課後になるまでずっと我慢をしていた。


 それでついに放課後になったわけで、私は立ち上がり心音の方へと向かい。

 周りを少しだけ見渡し、誰もいないことを確認。

 みんな、部活に行ったのだろう。


 んで、目の前の心音だ。

 少し気になったことがあったので、それを聞こうと呼びかける。


「こ。心音!」


 まだ名前呼びに慣れていないようで、言葉に何となく詰まりがあった。

 下を見ていた心音は顔を上げ、どうしたのという風に首を傾げる。


「えっと。それ、どうしたの? 風邪でも引いた?」


 気になっていたこととは、心音がつけているマスクのことだ。

 教室入った時からその存在には気づいていたのだが、聞ける機会が無かったため今、聞いてみる。


「……」


 心音は首を軽く縦に振った。

 と、次はホワイトボードを椅子の下から引っ張り出し、ちょちょちょいっと何かを書いて私に突き出す。


『喉が痛くて、今日は話せないかもです。ごめんなさい……』


 その文字を見て、意味を理解して。

 私の気分は一気に落ち込んだ。


「えぇ。まじっすか……」


『まじっす。でもハグとかはいつも通りします!』


 落ち込んだ気分はすぐに元通りになったので、私はきっと単純なのだ。



     ※



 職員室で鍵を貰って、手を繋いで。

 階段を上って、疲れ果て。

 四階まで辿り着き、部室に到着。

 ドアを開き、部屋に昨日と同じ違和感を覚える。


 昨日と同じ様に。同じ場所に。

 美結ちゃんがいたのだ。

 

 ……別に驚くことでもないのだけれど。

 だって、普通に考えれば昨日のラブレターの回収をしに来たのだろうから。


「美結ちゃん」


 窓の外を眺める、美結ちゃんを呼ぶ。

 声に反応し振り返った美結ちゃんは、どこか悲しげな表情を浮かべた。

 と、思えば、次の瞬間には見慣れた明るい顔に変化していた。

 口を開いて、何かを期待するような表情で。


「伊奈ちゃん先輩! 昨日の手紙、どうでしたか!」

文字数少なくてすみません。。。

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