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人物・用語設定(ネタバレ注意)

皆さんおはこんばんちわ。エリムです。

この回は作者の備忘録も兼ねた、人物・用語紹介及び簡単な設定集です。

基本的にここにある用語は作品内でも説明はしていきますし、重大なネタバレをする気もありません。

ですが、見られる方の状況によってはネタバレになってしまう可能性が充分あります。

そのため、ネタバレが嫌な方はこれを飛ばすorブラウザバックすることをおすすめします。






人物編


紫乃宮(しのみや) 悠希(ゆうき) 性部:男 15歳

主人公

先天性の難病を抱えて生まれ、聖域治療を生後2日から受ける。

その結果、完治はしたものの幼期聖域治療患者の例に漏れず異様なまでの精神共感性と主に筋肉系の成長阻害が発現した。

成長阻害のため、15歳だが身長144センチ、体重42.7キロと小柄で身体能力も素は小学校高学年並。

両親、母方の祖母に愛されて育ったが両親は仕事上家を空けることが多く実質祖母に育てられる。小学2年の夏、運命とも言える『神帰教』による連続幼期聖域治療患者誘拐事件に巻き込まれ、連れ去られた先の研究所で天音と出会う。

一年半後、特危対応隊と警察の強襲捜査で生き残っていた他の実験者とともに救出され、その特異な状態から天音とともに情報庁預かりとなる。両親、祖母とは再会済み。

霊機 IR-L速開津比売

限定霊機状態 先が刃になっている特殊な十手

固有術式『人柱の禍祝』


藤堂(とうどう) 天音(あまね) 性別:女 15歳

メインヒロイン兼もう一人の主人公

4人兄妹の末で兄三人なため元々ボーイッシュな性格だったが、小学1年の秋に遠足の途中、人身売買業者に近くにいた同級生3人とともに誘拐された。この時から周りへの勇気づけと大人に対する反抗から粗暴な性格になっていた。

その後、『神帰教』に買われ研究所で比較実験の対象となっていた時、悠希に出会った。

悠希に対しては最初なよなよしいと思っていたが、悠希の優しさと精神共感性による心地良さからある種の母性と保護欲、独占欲から気付けばほぼ一緒にいる状態になっていた。

優秀な実験体として酷使されつつ、色々な意味で悠希を支えに生き延びていたが、ある日悠希が実験で半死半生に。これをきっかけに暴走する。

本来は殺処分され終わるはずだったが、天音にとっては幸運、神帰教にとっては不運なことにその日は強襲捜査が行われる日であっため生き延びた。

その際、研究所の施設を半壊させ多くの職員を殺傷している。

救出後は悠希とともに情報庁預かりとなり、今に至る。家族とは再会済み。

身長168.2センチ、体重体重57.1キロと女子にしては大柄。ショートカットのギリギリBカップで服装によっては男に間違われる。なお、悠希が好んで女装するため、男に間違われるのは逆にちょうどいいと思っている。

霊機 IR-L気吹戸主

限定霊機状態 仕込み刃の棍棒

固有術式 『震天狂舞』


葛葉(くずは) 智晴(ともはる) 性別:男 52歳

情報庁長官

悠希と天音の上司にして師匠。

相手の機敏を読んで、敢えて逆撫でするような言動でペースを握るため、基本的に誰からも嫌われている。

本人は嫌われて当然と思っているため、あまり気にしてはいないが実は皆で楽しくしたいなとも思っている。それでも言動を改めない辺り筋金入り。(この辺り悠希にはバレている)

先代特危対応隊隊長でもあり、現役時代は『隙魔』と呼ばれ裏の世界で恐れられていた。

霊機 IR-S12クロノス

限定霊機状態 短刀

固有術式 『流隙』


八泉(やいずみ) 幸三(こうぞう) 性別:男 46歳

日本国防軍機動防衛総隊第二大隊隊長。

実働部隊からの叩き上げで、部下からの信頼も厚い。本人も部下を大事にしており、彼の下での戦死者は非常に少人数。

キャリアアップとして情報庁に出向していたことがあり、情報庁内部について他の人間よりは詳しい。戦闘能力と直感力は高いが論理的に作戦を指揮するのが苦手なため、七田中尉に副官として助言してもらっている。

霊機 DM-22屠竜

限定霊機状態 銃剣付アサルトライフル

固有術式 なし


七田(しちだ) (めぐみ) 性別:女 28歳

八泉の副官

純参謀型の国防軍人で、元々は国防陸軍幕僚監部付だったのを当時の上官の紹介で八泉と出会い、キャリアアップとして八泉のもとへと異勤した。

八泉の直感にはよく驚かされている。

霊機 なし

限定霊機状態 なし

固有術式 なし


山西(やまにし) (わたる) 性別:男 36歳

日本国防軍機動防衛総隊第二大隊総魔導部隊長

優秀ではあるが、状況が切迫すると感情に流されやすくなる。

霊機 DM-22A屠竜改

限定霊機状態 アサルトライフル

固有術式 なし


用語編


日本国防軍

第三次世界大戦後に自衛隊から改編された日本の正規軍。

国防空軍、国防海軍、国防陸軍、監査隊、機動防衛総隊の5軍とその他の付属機関で構成されている。


陸軍、海軍、空軍

基本的に各自衛隊の拡大発展と思ってもらって問題ない。

基本任務は国外勢力の脅威からの防衛。


監査隊

簡単に言えば憲兵隊


機動防衛総隊

3軍が国外勢力からの防衛ならば、機動防衛総隊は災害からの防衛。要は災害派遣専門部隊。こう聞くと後方部隊の総括のようにも感じるが、異獣襲来という災害のためバリバリの実戦部隊郡。

基本装備は陸軍の物と同じ(ただし数は少ない)だが、多用途艦というモジュール艦を2隻保有している。必要に応じて各軍を要請という形で動かすことができる、ある意味最強の部隊。

全13大隊で構成され、第二から第十三大隊が各地方を担当し第一大隊は遊撃、応援部隊という位置付け。

プロローグ時、第一大隊は災害派遣を終え帰投中であったため魔導師部隊が2個小隊派遣されただけだった。(本来はそれでも充分)

魔導師の数は国防軍の中で一番多い。


情報庁

書類上は防衛省隷下の組織だが、立ち上げの際様々な組織が合併したため管轄がややこしくなり事実上の独立官庁。

基本任務は国内外の情報の収集・分析(要はスパイ)

そのために様々な出先機関がある。

その全貌を知っているのは情報庁だけと言われるほど秘匿性が高い。


特危対応隊

情報庁の中の部署の一つにして実力行使部隊の一つ。テロリストを始め非正規勢力を相手取る部隊であるが、相対する相手に固有術式持ちや甲種霊機が存在する事が往々にしてあるため、構成員は下手な魔導部隊よりも強い。

そのため、戦闘の応援戦力などに出動することもあり、逆転を届ける存在『神風』として畏敬と畏怖を集め、都市伝説化している。

悠希と天音は現在ここに外部委託員として所属している。


霊機

現代の魔法使いの杖であり、パワードスーツ。

甲種、乙種、丙種がある。

甲種は初期に開発された種類であり実際の半サイボーグ。しかし、性能は一番高く更にほぼ確実に固有術式を発現するため、特殊部隊やテロリストに多い。

乙種は現行もっとも普及したタイプであり、ウェットスーツ状の補助スーツとヘッドセット、腕輪で構成される。適正のある者でないといけない甲種と違い、誰でも扱えることをコンセプトとしている。しかし、誰でも扱える代わりに固有術式を発現することはほとんどなく、人によっては劣化量産型とも言われる。

丙種は完成された霊機を目標に、各国で開発されているものであり、現在試作型が存在しているのみ。

コンセプトとしては誰でも扱え、今までのデータなどから術式のエッセンスを合成し、固有術式のようなオンリーワンの術式の魔法陣を構成するというものが多い。


限定霊機

完全に霊殻による装甲や武装を展開せず、魔法使いの杖としての機能のみを使用する状態。この場合パワードスーツ機能はないため、個人が望む武装ではなく設定されたものが展開される。

また、術式にも一部制限がかかる。

競技などではこちらが利用されることが多い。


魔導師

霊機を扱い、魔術を使い者の総称。


霊殻

魔力が物質化したもの。一部異獣で確認されており甲種霊機で観測可能に。

そのデータから乙種以降において装甲や武装を展開することが可能になった。

現在は甲種でも可能。

硬度は一部の例外を除き、タングステン合金並には通常ある。

銃などを設定すれば、理論上いつでも無限に発砲できるため銃産業と警察関係に激震が走った。

現在は霊機の展開と設定が厳しく規制されているのと、銃産業の方は霊機用の武装設定データを開発することでなんとかなっている。


魔力限界

乙種、丙種に見られる現象。

本来扱えないものを使用している以上、負荷があるのは当然のことで、それに耐えられなくなった状態。

この状態になるととてつもない疲労と倦怠感に見舞われ、人によってはその場で気絶してしまうこともある。

一応この状態でも霊機の使用は可能だが、まずまともに扱えず仮に扱えたとしてもそれは命を削っているのと同義である。


魔術

古より伝わりし、奇跡を起こす術。

どうしてその様なことが可能なのかは現在研究中だが、術を使うのに必要な魔法陣が文の役割、魔力がインクの役割を持っており世界を一時的に書き換えていると考えられている。

実際研究初期から魔法陣を文とした場合の文字または単語と推測されるものは発見されており、新たな術式が現在も開発されている。


固有術式

読んで字のごとく、特定個人にしか使用できない術式。

特徴として魔法陣化できないことが挙げられる。

使用者そのものが魔法陣なのではないかという説もある。


魔力

人工魔力と錬成魔力がある。

人工魔力は世界に流れる生命が無意識に発した魔力を集めたもので極彩色の魔力とも呼ばれる。生命がある限り無尽蔵ではあるが、所詮元々が様々な別の魔力のため、侵食が多発し効率が悪くまともな出力を得ようとするとそれなりに大がかりなものが必要になる。

錬成魔力は魔導師が生成した魔力で他の魔力と触れない限り侵食もないため効率は良いが、基本本人にしか扱えない。


侵食

異なる魔力がふれあうと、魔力が霧散する現象。

既に術として外殻を持っている、目的が統一されている、近親者である、誘導し受け流すなどである程度は抑えられる。

異獣に対して魔術や霊殻が有効な理由は、魔力障壁をこの現象で弱くする、または突き抜けるから。


異獣

この世界に重なるように存在するもう一つの世界に棲む生き物の総称。

人類が遥か昔に決別したはずの災い。

姿形は神話や伝承などに出てくる怪物で、実際にそれらに描かれた怪物そのものである。

異獣全てが魔力障壁を展開でき、一部の異獣は魔術を行使する。

魔力障壁は一番弱いものでも、純粋な物理的攻撃で破ろうとするなら76ミリ砲クラスは必要。

霊機を始め魔術を使用した攻撃が広まったのは、本来中国が召喚する異獣に対抗するためだった。ちなみに、頭文字にMが付いた兵器は、基本魔術利用兵器である。

現在は大戦末期に大型召喚儀式中に、日本の制作した新型魔術利用型戦略弾頭兵器をアメリカが使用し攻撃した結果、こちらとあちらのずれが少なくなったのか様々なところから勝手に出現し人を襲う。


聖域治療

24時間治癒魔術をかけ続けつつ、高魔力空間で行う治療。

大体の病気や怪我を患者への負担を極限まで低くして治療できるため、体力の低い老人や救急患者、末期患者の治療に極めて有用。

しかし、患者が若年であればあるほど治療後に何かしらの異常が発生しやすい。

統計上14歳以上に発生したことが無いが日本では念のため16歳以下に聖域治療を行う場合、患者または患者の保護者への説明と同意が求められる。

このため法律上は16歳以下だが、医学的には13歳以下の聖域治療を受けた患者を幼期聖域治療患者と呼び、注意を払っている。

この現象の原因ははっきりとしていないが、一説にはまだ身体の定まってない状態で人工高魔力と魔術を受け続けた結果、ある種の進化をしているのではないかと言われている。


神帰教

異獣が無秩序に現れるようになって出現した新興宗教。

このまま世界は神代へと回帰し、人と神が共にある世界へ生まれ変わるという教義を持つ。パッと見なら多少まともな教義に見えるが、実態は新しい世界で必要だと非合法な魔術実験を行い、新たなる世界に生まれ変わるには古き時代は消えねばならないど破壊活動を行う世界的に危険視される国際テロリスト集団である。

他にも追記した方がいいというものがあれば教えてください。m(__)m

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