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旧異世界勇者の子孫達の陰謀と新異世界勇者達!!〜ゲームにログインしたら異世界に召喚されたけど。そもそも何で召喚されたんだ?……〜【第一幕】  作者: みけ猫 ミイミ
第4章〜儀式の始まり…そして…

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80話〜クロノアとローレンス

クロノアは水晶目掛け突進していたがローレンスに遮られた。

そしてローレンスはクロノアの名前を聞き驚き。

 時は戻り、ここは名もなき城の中庭。クロノアは水晶目掛け突進していたが、途中でローレンスが目の前に現れ行く手を遮った。


 そして、ローレンスはクロノアに剣を向け話し始めた。


「悪いが、この先には行かせる訳には行かない」


「そう言われて、ハイそうですかって、言う人はいないと思うんだけど」


 そう言うとクロノアは杖を構えた。


「確かに、その通りだ。だが、女か。あまり女を傷つけるのも嫌なんだがな。まぁ、足止めできればいいだけだしな。て事で、お前の名前だけでも聞いておくか。ちなみに俺はローレンスだ」


「こ、この状況で名前って、はぁ?クロノア・マリース・ノギアだけど。足止めできればって、どういう事か意味が分からないけど。とりあえず私は、2人を助けなきゃならないんだから退いて欲しいんだけど!」


「ク、クロノア・ノギア!?まさか、お前は洞窟の祭壇で召喚されたんじゃないよな?」


「そうだけど。それがどうしたって言うのよ!それにクロノア・ノギア……って」


「あの出来事が過去の事であったとしても、この世界に同じ名前の異世界の者が2人も……。それも同じ洞窟の祭壇で召喚されている」


「ねぇ。それってさっきも、イワノフっていう人が話してたけど。もしかして黒龍の悪魔クロノアの事なの?それに、クロノア・ノギアって。どういう事なの?」


「200年前に、本当にあったかもしれない。いや、あったんだろうな」


「ちょ、ちょっと待って、200年前って!?じゃ、私の世界と時の進みが違うという事なの?そのクロノアが、私の知ってる人なら、誰だか見当がつくけど」


「まさかお前、黒龍の悪魔を知ってると言うのか?」


「ええ。もし、あんたが言った事が正しければだけどね。それにこの名前は、その人から譲り受けた。そして、私の昔の名前はマリース」


 ローレンスは驚きクロノアを覗き込んだ。


「それは、どういう事なんだ?」


「そう言われても、私の方が聞きたいんだけど。それに、クロノアが来ていた世界がここだなんて……」


 そう言うとクロノアは急に感情的になり話し出した。


「私はあの時、親友の言葉が理解出来なかった。でも、今なら理解出来る。何がここで起きたのか……そしてクロノアは、私にこの名前をくれた」


「それじゃ、黒龍の悪魔は元の世界に戻れたのか?」


「そのクロノアが、そうならね。でも、生きてはいるけど、言ってる事がおかしいって事で、元の世界に帰り少しの間、病院に隔離されてたけどね。その後は……」


「おい!それって。もしかして、言ってる事がおかしいって事でなのか?」


 クロノアは頷きローレンスをみた。


「だけど、今はこんな話をしている場合じゃない。とりあえず退いてもらえないかなぁ」


 そう言うとクロノアは杖を構え攻撃をしようとし、ローレンスはそれを見て剣を構えたが、


「クロノア。お前は何の為に召喚されたんだ?本当にこの為なのか?」


「それはどう言う事なの?ディアナは違う目的の為に召喚したとでもいうの?」


「いや、お前を召喚した召喚魔導師は間違いなくこの為に召喚したのだろうが。ただ、それを誰が指示したかなんだがな」


「それは、どう言う事なの?確かグロウディスさんに言われてって、言ってたけど」


「まさか!?でも何故?何を考えてそんな事を……」


「でも、ディアナの話だと城の様子がおかしくなったからと言っていたけど」


 ローレンスは考えた後クロノアを見て、


「クロノア、悪い事は言わない。これ以上この世界にいない方がいいかもしれない。断言はできないが、黒龍の悪魔に名前をもらった事で、同じ事が起きるかもしれない」


「それって、もしかしてあの事なの?」


 そう言うとローレンスは驚いた。


「クロノアまさか!?あの事を黒龍の悪魔に聞いているのか?」


「その黒龍の悪魔が、私の知ってるクロノアならね」


「なら、分かっているはずだ!今の状況は過去とは違うが、奴らがやろうとしてる事は同じだ。だからレオン様は……」


「それは、どういう事なの?レオンって、もしかして、ラシェルの弟の名前じゃ?」


「ちょっと待て!?ラシェル様の事を何故知っている?」


「ラシェルなら、ここに来てるよ。確かハクリュウと一緒だったと思うけど」


「まさか……ラシェル様がここに。その前に、そのハクリュウとは誰なんだ?」


「ハクリュウは、私と同じ世界からラシェルに召喚され、今ここにいるけど」


「ラシェル様が、異世界の者を……何故そんな事に?」


 ローレンスは頭を抱え俯いてしまった。


 その時。空から無数の光の矢がローレンス目掛け降り注いだ。


 クロノアはそれに気付き咄嗟に、


 《闇極大魔法 ブラックブレス!!》


 無数の光の矢目掛け呪文を唱えると、その魔法は黒く光り、獣の雄叫びが如く響く波動を放ち、それが真上に広がると、一瞬で無数の光の矢を打ち消した。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)

いったい誰がローレンスを…

次話もお楽しみにね(*^ω^*)

外伝もよろしくです♪

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