表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旧異世界勇者の子孫達の陰謀と新異世界勇者達!!〜ゲームにログインしたら異世界に召喚されたけど。そもそも何で召喚されたんだ?……〜【第一幕】  作者: みけ猫 ミイミ
第3章〜新たなる脅威…

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

76/247

69話〜ヘンデルとユリナ

クロノアは運良くバッグにポーションがあり回復し縄でエマを縛ると中庭に向かった。

ユリナが持っていたはずのアイテムが全てなくなっていた。

そしてそこにヘンデルと名のる男が現れ。

 その頃クロノアはエマとの戦いで、ヘトヘトになっていた。


 クロノアは何かないかとバックの中を見ると、運良くポーションが残っていたのでそれを飲み回復すると、バックに入っていた縄でエマを動けないように縛った。


「ふぅ。流石にこれなら動けないでしょ。多分大丈夫だとは思うけど」


 そう言うとクロノアは中庭に向かった。



 その頃ユリナは、シグマとの戦いで動くのがやっとだった。


 ユリナは何かバックの中にないかと探して見たが、何故かさっきまであったはずのアイテム類が全て消えていた。


(ちょっと何なのよ。一つか二つなら無くなっていても使ったのかなって思うけど。アイテムが全然ないってどういう事なの?でも、どうしよう。回復出来ないとこのままじゃ)


 と思いふとシグマの方を見た。


(もしかしたら、何か回復アイテム持っているかも。でも、持ってなかったら。それに今は気絶してくれているけど、目を覚ましたら不味いしなぁ。ん〜、どうしようかなぁ)


 そう思っていると、後ろの方で気配を感じ、ユリナは恐る恐る振り返った。


 するとそこには、見知らぬ筋肉質の男が立っていた。


 ユリナは慌てて身構えようとしたが、まだ回復していなかった為動く事が出来なかった。


 そしてその男は、ユリナが動けない事に気がつき、顔を覗き込みながら、


「これはこれは、俺が手を出すまでも無さそうだな。だが、この感じは、異世界の者なのだろうが、どういう事だ?まるで生気を感じないのだが」


「それって、どういう事なの?って、か、誰なん、ですか?」


「ああ、そうだったな。俺の名は、ヘンデル・ラヌスだ。それで、お前の名前は何て言うんだ?」


 そう言うとユリナは少し不思議そうに、


「……って、何で、こんな、状況、で、自己紹介、しなきゃ、ならないの。意味、分からない、けど、はぁはぁ、名のるか、私は、ユリナだけど。それで、私を、どうしよう、って、いうの」


「さあて、どうしたらいい?動けない奴をどうこうするのも俺の流儀に反するしな。それに、さっきも言ったが、お前は本当に、その身体の持ち主なのか?」


「そ、それ、は、私にも、分からない、わよ。って言うか、しゃべるの、が、凄く、辛いんですけ、ど」


「そうだったな。ふっ、まあ動けないなら、そのまま放っておいて、俺が見張っていれば充分だろう」


「あのね。はぁはぁ、さっきより、なんか、辛くなって、来たん、だけ……ど」


 そう言うとヘンデルは不敵な笑みを浮かべ、


「ああ、そうだろうな。話してる間に、この部屋にこの小瓶に入っていた痺れ薬をばらまいておいたからな」


「……痺れ、薬、って。何で、アンタ、は、平気、な、のよ」


「ふっ、何故平気かって?それはな、この解毒薬を飲んだ。尚且つ俺は鍛えているのでな。ある程度の抵抗力がある」


「何の、た、めに、こんな、事を、シグマまで、も、仲間、じゃない、の?」


「悪いが、そいつは仲間じゃない」


「ど、どう、いう事、なの?」


「まあ、その内わかる。今は大人しくしてないと、逆に辛いんじゃないのか?」


「……確か、に……」


 ユリナはそう言われ喋るのをやめ、ヘンデルはそれを確認すると、ユリナとシグマを監視していた方がいいだろうと思い、その場にとどまる事にした。

読んでくれてありがとうございます!

ユリナはどうなるのか…

ヘンデルの目的は?

次話もお楽しみにね…∩^ω^∩

感想やレビュー等よろしくお願いします♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ