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旧異世界勇者の子孫達の陰謀と新異世界勇者達!!〜ゲームにログインしたら異世界に召喚されたけど。そもそも何で召喚されたんだ?……〜【第一幕】  作者: みけ猫 ミイミ
第2章〜集う者たち

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22話〜異世界から魔王降臨{改}

グレイルーズの大臣により異世界から4人目が召喚される。


だが魔王として……。

 ここはグレイルーズ国のラウズハープ城。


 グレイルーズの大臣オルドパルスは、城の地下に特別に造った部屋にいた。


「フッ、時は来た。私の研究が正しければ、この地に3人の異世界の勇者以外でも召喚は可能」


 少し間をおき、


「この私が新たに作った祭壇で、異世界から闇の魔王を召喚する!」


 オルドパルスは祭壇の側まで来ると、儀式の準備を始めた。


「この儀式をする為には、各国の王の力が必要だった。そして、各国の者たちの力もな。3人の勇者がこの地に降り立った事で、条件が満たされた」


 オルドパルスはそう言いながら着々と準備を整えていた。


「祭壇に術式も描き終え、残るはこの私の血のみ。勇者を召喚する場合は必要とはしないが、魔王を召喚しようとしてるのだからな……」


 しばらくして祭壇の召喚用の術式が紫色に光り出した。


「準備は整った。さて、始めるとするか」


 召喚の儀式を始めた。


 《主よ我が願いを叶えよ 闇 魔の心宿せし者 この地に召喚されたし 我がこの血にて!!》


 そう詠唱した直後、祭壇は紫色の眩い光を放ったと思うとそこには1人の男性が立っていた。


 その男は召喚されたばかりで呆然としていた。


「……成功したのか?召喚はされた。だが、これが異世界の魔王なのか?」


「……ここはどこだ?……いったい俺は?確か、ゲームをやろうとログインしたはず……」


「貴方様が異世界の魔王様なのですか?そうであるならば、何らかの紋章が現れているはず。申し訳ないが服を脱いで確認させてもらえませぬか?」


「はあ?い、いきなり魔王って……意味が分からない。それに……紋章がどうとか服を脱げとか……俺は魔王ではなく、だだの……」


 そう言いかけたが自分の格好と姿がゲームのアバターになっているのに気がついた。


(どうなってんだ?俺は確かにゲームやろうとしてたはずだ。

 ん?そういえば、スイッチ入れてログインしようとした途端いきなり画面が光り出したんだったな。

 ……そんで俺は今わけの分からん所にいる。それも現在ゲームのアバターの姿でって、どうなってるんだ?

 それも何で俺が、勇者じゃなくて魔王として召喚……おいおい、ありえねぇだろう〜!?)


 そう思っていると、オルドパルスが近寄ってきて、また証拠の紋章をと言いだしので、男は仕方なく服を脱いだ。


「これでいいのか?……それでそれらしき紋章は?」


 オルドパルスは身体を隅々まで見ると、


「おお、確かに右肩に闇を司ると思われる紋章が」


 そう言われ男は自分の右肩の辺りをみた。


 確かにそこには、何らかの紋章らしきものがあった。


「その紋章があるという事は、貴方様が異世界の魔王様である事は間違いありません。そして、この世界を私と共に支配しようではありませんか」


「……し、支配 って……ち、ちょっと待て!?……いきなり言われても頭の整理が……あーーーーなんなんだよーーー!!」


 何がなんだか分からなくなり、この状況についていけずに理解不能になってしまい混乱した。


「今は、いきなり召喚され状況が見えていないのでしょう。おいおい話をしていきたいと思います」


「……」


「それと紹介が遅れましたが、私はこのラウズハープ城の大臣を務めている、オルドパルスと申します」


「あっ!?えっと……よろしく。オルドパルス。お、俺は、ユウ・ライオルス。それで……これからどうしたらいいんだ?」


「お呼びするのは、ユウ様でよろしいかな?」


「ああ……それで構わない」


「ユウ様には、これからいくつかやって頂きたい事がありますが。ここではなく、この日の為に用意した新たな拠点となる城へと向かうとしましょう」


 そして、ユウは頭の整理が出来るまで様子を見る事にして、オルドパルスの後をついていった。

読んでくれてありがとうですヽ(^o^)


『おい作者!?なんで俺が魔王なんだ!』…by,ユウ


『それは、普段の行いだと思いますです。はい』…by,作者


『……普段の行いだと?それって……アンタが決めてるんだよな?(⑉•̆ ·̭ •⑉)』…by,ユウ


『……あははは、って、そうだねぇ(((;°▽°))』…by,作者……ε”ε”(ノ⸝⸝>ㅁ<)ノ


『……って、逃げた!まぁいつもの事か(ノ_= )』…by,ユウ


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もお楽しみにね(*^▽^*)

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