表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旧異世界勇者の子孫達の陰謀と新異世界勇者達!!〜ゲームにログインしたら異世界に召喚されたけど。そもそも何で召喚されたんだ?……〜【第一幕】  作者: みけ猫 ミイミ
最終章〜終結。そして始まる

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

212/247

166話〜悩み決断し実行

タツキはデブピエロ悪魔を追い。ガインは自分の能力を制御しようと必死。ラミアスはハクリュウの行動を観察。ハクリュウは思い悩み決断する。

 ここは名もなき城の東側の広い通路。


 辺りは激しく揺れ轟音が鳴り響く。


(どこへ向かっている?)


 そんな中タツキは、そう思いデブピエロ悪魔のあとを追いかけた。




 場所は東側の広い通路から、中庭にある南側の祭壇へと移る。


 ガインは能力にのまれないようにひたすらこらえていた。だが、つらくて涙目になっている。


(……クッ、まだまだ……。だが……クソッオォォォー、体がもたねぇ。だけど今更、能力を解除できない……)


 そう考えながら、なんとか能力をコントロールしようとした。


「ウワァァァァァーー!!」


 全身に引き裂かれるほどの激痛が走る。


 それをみたハクリュウは、このままじゃ助からないと思い悩む。


(……まだなのか? このままじゃ……だけど、)


 そう思考を巡らせながら、手の甲に描かれたドラゴンの紋章に視線を向ける。以後、空へと目線を移した。


(どうしたらいい……。これ以上みていられない。他に何か、救う手段はないのか?)


 そう考えガインの方に視線を戻す。




 一方その頃__ここは、神々の塔の最上階にある異空間漂う部屋。


 ラミアスはタツキの様子をみたあと、南側の祭壇が目下どうなっているか気になり、自分の前にハクリュウとガインが映る画像を移動させた。


「思っていたよりも、ガインの能力が急上昇している。これは早めた方が……ですが、」


 そう思いながらハクリュウに視点を合わせる。


「……魂がぐらついている。まさかとは思いますが……。この様子では、私の指示を待たずに動く可能性がありますね」


 無表情のまま「どうしましょう」と言い思考を巡らせた。


「そうねぇ。ドラゴンの能力を使わず、どこまでできるかもみたいですし。それに時間稼ぎにもなります。という事で、ここは様子をみることにしましょう」


 そう言いラミアスは、そのままハクリュウの様子を観察する。




 地点は戻り、ここは名もなき城の南側の祭壇。


 ハクリュウは、みているのがつらくなっていた。


(いくら敵でも、目の前で苦しんでいるヤツを、ただみているだけって……。クソッ、駄目だみてられないっ!!)


 常に慎重、冷静に行動するハクリュウ。けれども、流石に眼前で生じていることに対し堪えられず苛立っている。


「もう限界だ。こんな状況、我慢できるわけないっ!!」


 そう思い背中の大剣を抜き構えた。


(コイツが持ってる武器をどうにかすれば……)


 すかさず大剣の刃先を左下斜めに向け構え前屈みになる。と同時に、大剣を眩い光のオーラが包み込む。


 《剣聖奥義 隕石斬りっ!!》


 そう言い放つと、大剣を右斜め前に素早く振り上げた。すると、流星のように光り輝くオーラを纏いし鋼の刃がガインの持つ銃剣を襲う。


 大剣の鋭く重い刃と銃剣を覆う魔力の塊とが衝突し合い、バチバチと激しい音を立てる。


 だがハクリュウは、ガインの持つ銃剣の威力に押されて弾き飛ばされた。そして祭壇の上に落ち、全身を思いっきり強打する。


 当然ながらガインの持つ銃剣は無傷だ。


(おいおい……コイツ、何を考えてる!? だがこのとんでもない力、いったいなんなんだ?)


 ガインは、ハクリュウがなんのために銃剣を狙い攻撃したのか理解できず疑問に思う。だが、自分自身の能力の凄さにも驚き戸惑っていた。


「クッ、イタタタタ……」


 痛いながらも、なんとか起き上がり祭壇に腰掛ける。


(クソッ、やっぱ、無理だったか。だけど……あの技が駄目、なら……どうする?)


 そう思いながら、メニュー画面を開き【技・魔法】をタッチした。


 するとステータス画面に、ソードマスターの技名がズラッと表示される。


(剣聖奥義は他にもあるけど、さっきの技の方が威力がある。そうなると……んーこれしかないけど、できれば使いたくない。でもなぁ……)


 それからその後ハクリュウは、ああでもないこうでもないと模索していたのだった。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)


『なんで当たらないんだ……(~_~;)……』…byハクリュウ


『ハクリュウ。まさか、またガチャやったの?』…byクロノア


『ああ、どうしてもあの流星の剣が欲しくてな』…byハクリュウ


『流星の剣……って。確か、ガチャでしか手に入らない超激レアで流星シリーズの一つ。私は、持ってる石がいっぱいあったからやって、流星のステッキを手に入れられたけど。まさか、課金してないよね?』…byクロノア


『……勿論、課金した。どうしても欲しくてな。だけど、流星シリーズのいくつかは手に入れた。でも、流星の剣がどうしても出ない』…byハクリュウ


『なるほど…(^^;……。まぁ課金するなとは言わないけど程々にね。それで、手に入れた流星シリーズって?』…byクロノア


『……そうだなぁ。倉庫にあるのが、流星の鞭、流星の軽装服、流星の重装ブーツ、流星の髪飾り……ん? 流星の大剣かぁ……。大剣はあまり好きな武器じゃないんだよなぁ』…byハクリュウ


『そうなんだ。でも大剣があるなら使えるし、もう流星シリーズのガチャしなくてもいいじゃないかな』…byクロノア


『いや、まだだ。武器はこれでもいいかもしれない。だけど、装備が揃ってないからもう少しやるっ!』…byハクリュウ


『……あっ、そう。まぁ破産しないようにね(* ‐ ω ‐ )ハァ……』…byクロノア


という事で……ガチャの甘い罠、そして課金……:( ;´꒳`;)……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] おもしろい!!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ