表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

197/247

151話〜困惑し揉める

東側の広い通路ではハウベルトがディアナを心配しながら考えていた。


そして中庭の西南西側ではタツキがクロノアに状況を説明していたが……。

 ここは名もなき城。


 儀式自体は、阻止することができた。しかしながら、ハクリュウ達を始末するためにシェルズ城の者たちが中庭に現れ戦況が一変する。



 中庭では、ガインがまだ完成していない能力を使おうと発動した。だが余りにも強大な力により、必死に制御するもやっとだ。




 その頃中庭がみえる東側の広い通路では、ディアナが未だにチビ悪魔を召喚し続けている。


 ハウベルトは、なぜこんなことになったのかと、ディアナをみつめながら考えを巡らせていた。


(昔もこんなことがあった。確かにあの時は大変だったが、カプリア様のおかげでチビ悪魔を……。

 ん? そういえばあの時、カプリア様は黒魔石のペンダントに封印してたはず。

 それに、もともとそこに封印されていたとも言っていた気がする。

 という事は、もしかしてカプリア様はこのことを知っていたというのか。あの方は、どこまでのことがみえているんだ?)


 そう思いながらカプリアがいる南側の祭壇があるであろう方角の壁をみつめる。




 場所は移り、ここは中庭の西南西側。クロノアは、鳩が豆鉄砲を食ったような顔でタツキをみていた。


 タツキは必死で理由を話しクロノアを説得している。


「……えっと。タツキさんだっけ? それで、あのリュウキさんで……。今の姿がサブキャラ。……ちょ、ちょっと待って。頭が……」


 いきなりタツキがリュウキだと言われて、どういう事なのか状況がつかめず混乱していた。


「マリース……いや、クロノア。困惑するのは分かる。だが、今は詳しく説明してる暇はない。さっきも言ったと思うが、」


「う、うん。私のことはハクリュウから聞いたんだったね。そんでもって、その得体の知れない生き物が、」


 そう言いながら漆黒の魔龍ブラグジオスを指差す。


「我は得体の知れない生き物ではないっ!!」


 ムッとしたブラグジオスは、短い脚に渾身の力をこめて「トリャアァー」とクロノアの顔に蹴りを入れる。


「イタッ、ごめん。だけど、どうみても龍にはみえない。それに、チビ悪魔にされたって言われても。……どうみたって、翼が生えた黒いチビピエロだし」


「おい、リュウキ(タツキ)。ホントにこの者が新たなクロノアなのか?」


 顔を引きつらせながらジト目でタツキをみた。


「ああ、間違いない。それに正式な証ではないがドラゴンの紋章もある……だろ」


 そう言いタツキもまた顔を引きつらせている。そうまさかマリースが、クロノア以上に厄介な性格をしていたとは思わなかったからだ。


 その後タツキは、クロノアとブラグジオスを言いくるめ納得させると、なんとかその場をおさめた。


 そしてタツキとクロノアとブラグジオスは、チビ悪魔をどうにかするために東側の通路へと向かう。


 その話を側で聞いていたクルフは、クロノア達のあとを追ったのだった。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)


『えっと、タツキさんがあのリュウキさんで。この浮遊物が、』…byクロノア


『おいっ、我は浮遊物でも黒いピエロでもないっ。ましてや可愛いチビ悪魔でもなっ!』…byブラグジオス


『ん? もしかしてチビ悪魔が可愛いと思ってるの……それに私は、そこまで言ってないんだけど(ㅎ.ㅎ )?』…byクロノア


『そ、それは……:(;゛゜'ω゜'):……まぁ、良い。それよりも、次話はどうなるのだろうな』…byブラグジオス


『あっ、誤魔化した……。んー、でも、納得いかないけどいいや。それに、私も次話どうなるのか気になるしね』…byクロノア


『……(*'ω'*)......ん? なんだろう、この突き刺さるような視線は……=( ̄□ ̄;)⇒』…by作者


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)……(゜o´(┗┐ヽ(・.・ )ノ……『いい加減、俺のこの状況なんとかしろっ!』…by場外乱闘のガイン……作者→*o_ _)oバタッ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ