表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

160/247

114話〜特別な能力{☆}

リッツとバルムは名もなき城の中庭が見える通路に転移して来ていた。


そしてタツキが向かってくるのが見え物陰に隠れながら、リッツとバルムはどう行動するかを話し合った。

 ここは名もなき城。リッツとバルムは中庭付近の通路に転移していた。


「バルム。ここから近いのはグレイルーズの大臣の所だけど、どうする?」


「そうだな。ん?ちょっと待て!誰かこっちに向かってくる」


 そう言いうとバルムとリッツは近くの物陰に隠れ様子をうかがった。


(あれって、タツキだよね。急いでるみたいだけど、どうしたんだろう?)


「リッツ。見た感じあの男、この世界の者じゃないみたいだな」


「見ただけで分かるの?」


 そう言われバルムはリッツを見ると頷いた。


「まあな。それに相手の能力が、だいたいどの程度あるのか分かる。クレイを見た時もかなり強いと思った。だが、こっちに向かってくるヤツはそれ以上だ」


「バルム、すごいね。ねぇ、その能力ってどこまで分かるの?」


「ん?ああ。そうだなぁ……分かるって言っても、相手がどんだけのレベルなのか、パワーがどの程度あるかぐらいだがな」


 バルムがそう言うとリッツは下を向き考え始めた。


(そうか。バルムにそんな能力があったなんて知らなかった。一緒に行動してなかったから、そのせいもあるけど)


「どうしたリッツ?ここまで来て、まさか怖気づいたんじゃないよな!」


「あっ!えーと……どうだろう。それよりどうする?」


 リッツはそう言い誤魔化した。


「本当は2人で行動した方が良いんだが。俺はここにきている配下の者たちと合流するつもりだ。そういえばリッツ、お前の方は大丈夫なのか?」


「うん。僕も既に待機させてるから大丈夫だよ」


(……本当は待機なんかさせてない。僕の配下の人たちは……)



 そうリッツの配下の者たちは、マインの森でバルムと合流する前に、全員ねむらせ拘束し簡単な結界を張りヒスイ村の空き家に置いて来ていた。



 バルムは中庭の方へ視線を向けると、


「あの男をって言いたいが。中庭の方に1ヶ所だけ強い連中が集まってる場所がある。って事で俺はそっちに行く」


 そう言うとバルムは口角を上げリッツの顔を見た。


「僕はそれで構わないけど。バルム大丈夫なの?」


「おいおい。俺の心配か?それはありがたいが。お前は自分の心配した方が良いんじゃないのか?」


「うん、確かにそうだね」


 そう言うとリッツは笑顔を取りつくろった。


 そしてバルムは中庭のノエル達の方へと向かった。


 それを確認するとリッツは、一瞬どう行動するか迷ったが、タツキの動きを見てから行動する事にした。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)


『やっとタツキに会える!』…by,リッツ


『リッツ。喜んでいるみたいだが。恐らくすぐには会えねぇと思うんだが』…by,タツキ


『それってどういう事なの?』…by,リッツ


『よく考えてみろ。この作者がこのまま続けて書くと思うか?』…by,タツキ


『そっか。確かに、次回は間違いなく、別の話を書きそうだね』…by,リッツ


『(*´-ω・)ン?……』…by,作者


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ