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シルバーウィーク?仕事だけど

作者: 猫面人

仕事で上手くいかなくて


怒鳴られて


横目で通り過ぎる車を眺めた


イチャイチャしてるカップル


楽しそうに会話する家族


幸せそうに微笑む老夫婦


全てが一瞬で


全てが眩しくて


全てが羨ましくて


どこかが痛んで


痛んで


痛んでしょうがなくて


涙が溢れそうになる眼が


あまりに重くて


熱くて


とても耐えられなくなって

 


地面に



そっと




突き落とした




『すとん』




という




冷たい




生きた




空っぽの





音がした





『あーやだやだ』





叫んでみても





明日も仕事






やるしかないならやるしかない





 涙がこぼれ落ちる。

 汗に泥が混じる。

 指に血が滲む。

 それでも前を向く。

 前だけ向いて生きていく。

 

ふりむくな

 振り向くな。

 後ろには何もない。

 ただ一つあるのは過ぎ去った時間だけ。

 思い出に浸るのは夜だけでいい。

 

 こぼれた涙を


 泥の混じった汗を


 滴り落ちた血を


 後から続く者たちへの道標とするために


 でもやっぱり辛いから

 全国の美少女に慰めてもらいたいなぁ……

「へへっ……ひさびさにキレちまったぜ……!!」

ちなみに彼女も募集している。大募集している。

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― 新着の感想 ―
[良い点] この詩には「臭み」がある。 そうか、詩には臭みが合ったほうが良いんだな。 そう気付かされました。 [一言] エッセイとか文体とかストーリーとか、そういうもののだと「臭み」が結構気になるタイ…
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