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星空の君へ

作者: ヒルノヤ

君は屋上に1人立つ僕の手を

風のような微笑みで聞き返した


「あなたがいる今日は

あの人がいたかった明日だから」


星空の月は

これからもここにいる

たとえあなたの明日がなくたって

涙の海にいる人魚がいなくたって

君の生きる理由に僕はなりたいんだ


君は手を合わせ1人願っている

あの日に戻って会いたいと静かに…


「あなたが立つ道は

あの人が歩いた今日だから」


星空の雲は

いつか晴れる日が来る

たとえあなたの明日がなくなって

笑顔の波に溺れてしまいたくなっても

君の笑顔の理由に僕はなりたいよ


星空の月は

これからもここにいる

たとえあなたの明日がなくたって

涙の海にいる人魚がいなくたって

君の生きる理由に僕はなりたいんだ


君の生きる理由に僕はなれていましたか?





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