地理と諸勢力
【 大陸中央回廊 】
通称、回廊地方。
大陸の東方と西方を繋ぐ交通の要衝であると共に、その中央に聖地サントゥアンを抱く重要な地域。
東西勢力の緩衝地帯でもあり、大国に支配されず小国が乱立している。
エルヌコンス王国
回廊西端にして最古の王国。西方同盟と国境を接している。王都はコンセーヴ。
レユニース王国
回廊最大の王国。事実上、回廊諸国の盟主とされる。王都はタデンピエール。
アンシュージ王国
北方洋に面した王国。気候が厳しく、比較的貧しい。王都はカソージエル。
レアンサブラン王国
エルヌコンス同様、西方同盟と国境を接する王国。王都はサブラン・トルメジ。
ヴェリオニ共和国
南方洋に面した海洋都市国家。レユニースに次ぐ海軍力を持つ。
キュイーズ共和国
内陸の交易都市国家。ニティブローア街道とロモバールン街道の交点。
ウランドゥール修道院領
南北ウランド山脈奥地に暮らす敬虔な修道僧たち。
帝国自由市テゴリーボワー
商業都市国家。帝国商人たちによって統治されている。交易の拠点。
帝国保護領ヴィリヤンティエ
ヴィリヤンティエ大森林で神々と共に暮らす人々の自治領。
帝国領聖地サントゥアン
大神の娘たる大地母神の眠る地とされる山間の聖地。二百年前から帝国領。
【 大陸西方 】
ヴァイゼーブルヌ神聖同盟(西方同盟)
大神信仰の教会を中心に、西方の封建諸侯が結成した同盟。
西方統一、聖地奪還、東方の教化などを目的とする。
ヴァイゼーブルヌ総主教領
三大大主教の一角。同盟の盟主として総主教に擁立される。
ヴェーゲ大主教領
三大大主教の一角。
カーネ・アハイン大主教領
三大大主教の一角。
オージュサブリス王国
同盟を事実上主導する軍事大国。精鋭たる聖騎士団を有している。
フレンドルツ王国
同盟を支える経済大国。オージュサブリスの独走を懸念しているとか。
クレンヘルゲル王国
同盟随一の海洋国家。南方洋沿岸でも最大級の港町ロインデルトを領有する。
ポクワルゼ大公国
同盟最大の穀倉地帯。巡礼軍の糧食の大半を賄っている。
ドケルサント王国
レアンサブラン王国と国境を接している。王都はロマストル。
アンプロモージ王国
エルヌコンス王国と国境を接している。王都は南方洋沿岸のペーヌシャント。
【 大陸東方 】
エフォンマリンド帝国(東方帝国)
多民族多宗教多文化の超大国。
東方のみならず、北方洋、南方洋、回廊地方にも大きな影響力を持つ。
帝都センポロフリ
人、物、富、文化、知識の集まる世界の中心都市。
宮殿、寺院、港湾、市場、大学など、そのどれもが世界最大級。
ベルトランドゥル大藩国
帝国の中心であり基幹となる国。皇太子が大藩主を兼ねる。
ヨーベルム王国
百年前、帝国に併呑された王国。ヨーベルムの騎士崩れといえば傭兵の代表格。
【 南方洋 】
島が点在し、温暖な気候で交易が盛ん。
南方組合、東方帝国、回廊諸国などの交易商人や海賊が入り乱れる。
南方洋商業組合(南方組合)
南方商人たちによる緩やかにして巨大な同業者組合。
王の居ない南方洋において最大の勢力。
【 北方洋 】
冬場にはその過半が凍りつく大洋。島が点在するもののいずれも貧しい。
【 西方洋 】
島もほとんどなく、世界の果てがあると言われている。
※情報は開闢暦二九九七年現在のもの。