登場人物
【 ふたりの主人公 】
プラニエ・ファヌー・ランサミュラン=ブリュシモール
回廊人 女性 17歳 貴族
エルヌコンス王国クロンヌヴィル侯爵令嬢(第二子)。
王の本陣に招聘された父と病床の兄に代わって出征した若き騎士。
侯爵の名代に相応しい騎士として振る舞い、己の義務や使命を果たそうとするものの、なかなかうまくいかない様子。
実は武芸が苦手で、かわいいものが大好き。
リツカ・ヒューゲリェン
北方人 女性 23歳 平民
空飛ぶ私掠船「三月のウサギ」号の二代目船長。
亡父アウグゼ・ヒューゲリェンより船を継承した女海賊。
海賊稼業に明け暮れた父に尊敬と軽蔑の入り混じった複雑な感情を抱きながらも、船員たちのために船長を継承した。
頭は切れるが、態度や言葉がすこぶる悪い。
【 三月のウサギ号・船員 】
フォルシ・キペーラン
北方人 男性 中年 平民
航海長。存在感が幽霊並。声も不気味。気弱な末成り瓢箪。
海賊船の航海長にしては学があり、リツカの良きアドバイザー。
ベリスカージ・ヘルセルガリス
南方人 男性 51歳 平民
掌帆長。隻眼の大男。如何にも海賊っぽい。リツカの右腕。
水夫たちの親分にして最古参の船員。見た目通り腕力とかすごい。
ガルダーン・ナステオド
東方人 男性 中年 平民
掌砲長。いつまで経ってもカタコトの東方訛が抜けない。
実は東方武術の使い手だったりする。
ラッキ・ミュー・ロッキペッタ
回廊人 男性 青年 平民
司厨長。ヴェリオニ出身。女性大好き。チャラい。
南方人の祖父譲りの赤毛が自慢。
帆桁のフリーゴル
東方人 男性 青年 平民
優秀なベテラン水夫。ちび。
甲板のマルブ
南方人 男性 青年 平民
無能なベテラン水夫。のっぽ。
【 三月のウサギ号・海兵 】
ルードロン・レスト・ミエードガール
回廊人 男性 32歳 貴族
クロンヌヴィル侯配下の腕っこきの騎士。意外と博識。
海兵の中では次将格(大将はプラニエ)。
リック・ラビネーゲ・ルバーベル
回廊人 男性 20歳 貴族
クロンヌヴィル侯配下の若き騎士。プラニエとは幼馴染み。
誇り高く気が強いが、如何せん経験不足。
ソワーヴ・モーヌ・ルバーベル
回廊人 男性 86歳 貴族
プラニエの侍従。リックの祖父。クロンヌヴィル侯配下の元騎士。
クロンヌヴィル侯にとっては頼れる戦友。
【 エルヌコンス王国 】
セルイス五世
回廊人 男性 青年 貴族
エルヌコンス王国の若き国王。
ジュリアル・ダルタン・ランサミュラン=ブリュシモール
回廊人 男性 壮年 貴族
クロンヌヴィル侯爵。プラニエの父。ルードロンやソワーヴ、リックたちの主君。
フォールネージ伯爵
回廊人 男性 壮年 貴族
エルヌコンス国王の紋章官。
【 血風の傭兵団 】
ブロージ・ジャミンズ
回廊人 男性 中年 平民
エルヌコンス王国に雇われた「血風の傭兵団」の団長。
【 西方同盟巡礼軍 】
ヴェーゲ大主教
西方人 男性 老年 僧侶
巡礼軍総大将。西方同盟三大大主教のひとり。
最高位の聖職者なので戦闘指揮を執るわけではない。
ユルノーラング大公
西方人 男性 壮年 貴族
巡礼軍幕僚団筆頭。巡礼軍本隊次将。
オージュサブリス王国より派遣された聖騎士団総長。
ゾーフィーヌ主教
西方人 女性 青年 僧侶
巡礼軍従軍司祭長。ヴェーゲ大主教の副官。女性初の主教。
同盟盟主たるヴァイゼーブルヌ総主教より派遣。
カルロラスト伯爵
西方人 男性 壮年 貴族
同盟海軍提督。クレンヘルゲル王国より派遣。
巡礼軍本営においてはオブザーバー的な立場。
シスク・ベルケル
西方人 男性 26歳 貴族
サリーデス男爵。巡礼軍用兵指南役。フレンドルツ王国より派遣。
東方帝国センポロフリ大学卒業。信仰心が乏しい。
ゲオルト・サングナ=ヴァルフォンカー
西方人 男性 壮年 貴族
ウィリスベルト子爵。聖騎士。先鋒聖騎士団を率いる。
※情報は開闢暦二九九七年現在のもの。
※第五章第四節までの登場人物をまとめました。