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FILE1 ドS剣士と、プチ推理。 ~part1~

「この世界には、私以外に三種類の人間がいると思うの」

 何言ってんだ、こいつ。

 なんて言うほど、俺は愚かではない。

 俺が毎日通っている剣道場の修練場で、一人の少女が仁王立ちして、自信満々に語り出した。長くて肩胛骨を越える真っ直ぐな栗色の髪。地中海を彷彿とさせる美しい青の瞳には、その自信の光が宿っている。シルクのような白くてなめらかな肌。なにより、その整った顔。百人に問えば百人が美人という顔立ちだ。

 そんな美少女が目の前にいたとしても、俺は正直、剣の稽古中に邪魔されるのは迷惑極まりないと感じている。だが、聞かないと後々面倒なことになるのは、これまでの経験で分かっている。

 という訳で、取り敢えずは素振りの手を止め、その話を聞いてやることにした。

「それで、どんな人?」

「馬鹿と、大馬鹿と、世界崩壊的馬鹿よ!」

 やっぱダメだわ。意味分かんねえ。

「お前、何言ってんだ?」

 ついに、挑発する口調になってしまった。さすがにこれは面倒なことになるぞ、と身構えているが、少女は、よくぞ聞いてくれました、みたいな自信に溢れた顔を止めたりはしない。

 その自信を保ちながら、彼女は再び語り出す。

「ふふん! よくぞ聞いてくれました!」

 よもや、本当に口にするとは。

「私には、勉強の他に、もっと別の才能があると思うの。それを発掘できない周りの大人達が、馬鹿なのよ! 私を馬鹿だとののしる人たちは、いつか後悔するのよ!」

 ははーん、なるほど。俺は、何となく気付いてしまった。

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