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能面少女  作者: 林原
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ゆめ

気が付くと、私は混沌とした意識の中にいた。

夢を見ているのか、視界がぼんやりとしている。

懐かしい香りがする。

ふるさとの香りとでも言うのだろうか、

どこか田舎を連想させる匂いである。

周りは一面緑に囲まれている。

道の向こうで、おそらく同年代くらいであろう少女がこちらへ人懐っこい笑顔を向けている。

何か言っているようだがよく聞き取れない。

彼女はくるりとこちらに背中を向けると、どこか遠くへ走り去ってしまった。

待って、と叫ぼうとするが声が出ない。筋肉が硬直してしまったかのように体が動かない。

私はただ立ち尽くしながら、彼女が走り行く様をただ見つめることしかできない。


私は跳ね起きた。すごく寝汗をかいている。

そして、この夢を見るのは初めてではない。

おそらく以前にも見たことがあったはずだ、あくまでおそらくだが。

しかし、それがいつのことであったか、彼女は誰なのかしばらく考えても思い出すことができなかった。


それにしても、やけに早く目が覚めてしまった。時計は朝の5時を指している。

眠気覚ましのココアでも淹れてくれる人でもいないものか。

もっともそんな人はどこにも見当たらない。

自嘲気味に笑おうとしたが、顔が引きつってうまく笑えなかった。


物思いにふけっていると時刻はすでに6時を回っていた。

そろそろ学校へ行く準備をしなくては。

眠い目を擦りながら機敏な動作で立ち上がると、対照的にのんびりと歩き出した。

棚に置いてあったパンを一口かじると洗面所に向かい、

歯ブラシを咥えながら手早く服を着替え、髪を軽く整えるとソファに横たわった。

5分もかかっていないだろう。毎日やっていれば慣れるものだ。

家を出るまであと30分以上ある。少々休憩することにしよう。



小説初挑戦なのでドキドキです。

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