ちょっとした私の人生観
私は死ぬのが怖い
いつもちょっとしたことで死ぬかもしれないと思う
高いところに行っても
車に乗っていても
だけど、生きているのも辛い
過去の失態を時々思い出してしまうから
ふと、死にたいと思うこともあった
でも、今はそれがない
生きてたらいいことがあるかもしれないって思えるようになった
小さいころに気づいた
明日死のう
そう思っても私の部屋にあるのは
明日の着替え 一週間の時間割
来月の練習の予定表 いつ出るかわからないゲームのためのお金
私は自然に明日からを生きる覚悟をしているって
小さいころから身の近くで感じてた
生き物は死んだらそこで終わり
天国とか、地獄とか、神様とか
いないと思う
そこで終わりなんだって
死ぬってのは身近で
だけど、限りなく遠い物だった
私の中では少なくともそうだった
人生は一度しかない
周回なんてできない
次回に記憶を持ち越すことなんてできない
よく、自分を生きてほしいと思っている人はいない
とか言う人がいる
確かに思っている人はいないかもしれない
それは、きっとその人がいない現実を考えられないからだと思う
人が望む「死んでほしい」はよほどの事じゃない限り
心の底から願うことじゃないと思う
誰もが物語の主人公だと言うのは間違いじゃないと思う
物語は主人公目線で進んでいく
相棒とは考えがあって
宿敵とは考えが合わない
自分の考えや歴史は完璧にわかるが
他人の考えや歴史はわからない
起承転結があって
主人公は
何度も挫折する
だけど、その回数だけ前を向く
何度も何度も苦難を乗り越えて
最後にはたくさんの人に囲まれて
英雄として死に
誰かに語り継がれる
そいつが生きた証は残る
なのに途中で
飛び込み自殺
はい、打ち切りって
情けなくない?
頑張ればたどりつける最高のエンディングがあるのにさ
だから私は死ぬのが怖い
まぁ、ゲームとかも出ないまま死ぬのも怖いけど
一番怖いのは
誰にも語り継がれないってこと
自分が生きたってことが残らないこと
これが一番怖い
私の最高のエンディングには
自分が一生残るって言うことが必要事項なんだ
その夢の途中であきらめるのは
なによりも怖いことだからさ
そして、そんな頑張った人生なら
最後に天国で神様がよしよししてくれるだろ
なら、頑張った方の人生の方が都合がいいから
信じたら楽かなって
こんな私だから頑張っても神様はよしよししてくれるかわからない
だから
私は、死ぬことが怖い