恋の一生
君がいた
恋をした
初めて本気で人を好きになった
いつも頭の中は君でいっぱいで
いつしか溢れてしまった
抑えられなくなる感情を
精一杯君にぶつけた
君は私の隣にいてくれたけどその目には光がなかった
でも日が経つうちに君の本当の笑顔が増えた
いつも並んで歩いた
放課後二人で撮ったプリクラ
“好き”って言い合った
電話越しの優しい声
こんな時間がずっと続くと思ってた
今日までは
その言葉が君から発せられたものか疑った
“好き”あの時言ってくれたのに
当たり前のことが一瞬で壊れることを知った
返す言葉も見つからず
たった一言“ありがとう”
去る君の後ろ姿を見つめていた
涙なんて出ないほどショックだった
何もないふりして笑ってた
“ありがとう”