表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦隊モノの青にされたけど俺以外は敵に寝返った件  作者: 観音寺 和
たった一人の戦隊ヒーローの苦悩
40/208

第40話 なんなんだの件

「おい!聞いてんのか!なんなんだあれは!?」


 グリーンが俺の後ろに浮かぶ"70てん"について、しきりに俺に聞いてくる。


 さっきからなんか色々言ってきてるが、敬語も知らぬガキに教えてやるもんか。

 俺は大人げの無さなら年下であろうと、絶対負けないからな。

 変身後はあかんべーが出来ないのが残念だ。


 ───どうやっておちょくってやろうか。


「おい!さっきからなんなんだ!俺の質問に答えろ!」

 グリーンが苛立っているのが良くわかる。


「それなら俺からも言わせて貰うが、お前も自己紹介も無しにいきなり質問してくるなんて失礼だろ!」

 ちょっとカッコつけて指さしてみる。


「くっ─────わかったよ!」

 俺に言われてグリーンがちょっと悔しそうに自己紹介を始めようとした。

「俺は────」

「あ、やっぱ興味ないから自己紹介しなくてイイです」


「────なんなんだ!お前は!!」


「────え~?なんだとおもう~?」


「────もういい!!」


「え~?もういいのぉ?こっちの質問に答えてくれたら教えようとおもったのにぃ~」


「────な、なんか質問があるのか!?」

 グリーンは怒っていながらも、まだ何かしら取っ掛かりが有りそうだ。


 ────うしし、完全にこっちのペースだ。

 こういうお子ちゃまは扱いやすいのう。

 でも、いじけてくれたらもっと楽だったのに。

 もうちょいおちょくってやろうと思う。


「うーん────パス」


「こっちが質問に答えてやろうとしてるってのにパスってなんだよ!?」


「────パスは駄目かぁ~」


「────お前はやる気有るのか!?」


「───やる気?」


「仮にもヒーローだろ!?やる気が有るのかと聞いている!」


「やる気が有るかどうか、俺の目を見ればわかるだろう!?」

 ぐいっと顔をグリーンの方に向ける。


「────スモークかかってて見えねぇよ!」


「──────じゃぁ教えてやろう!」

 そう言ってちょっとカッコいいポーズを決める。


「──────やっぱ、ひ・み・つ~」


「もう頭に来た!お前ら、ブルーを何とかしろ!」

「キィ─────!!」


 怒ったグリーンが戦闘員に命令する。

 返事は伝統的なキィーって奇声だ。


「────とぅ!」

 ちょっとカッコつけて取水塔から飛び降りる。

 着地と同時に戦闘員に回し蹴り。

 蹴った場所から火花と煙が上がり、軽い爆発の様な現象が起こる。


 ──────お、お約束だ!!

 ちょっと感激するぜ。

 それに、名乗りの時もみんなおとなしく聞いていてくれたし。

 ───逆にそれが俺にとっては拷問でもあったが。


 でも、戦闘員に関しては俺のパンチやキックでも通用するのが嬉しいな。

 だって俺の技、身体の水分持ってかれるんだもん。

 ブルーウォーターガンは口の中の水分持ってかれるし、ブルーウォーターソードはもっての他。

 あんなのつかったら完全に脱水症状になってしまう。

 ─────あれ考えたやつバカだろ?

 なんでこんなハイテクスーツ作っておきながら、自分の身体の水分使って技出さなきゃならないんだっての。

 そんなこと考えながら戦ってたが、やはりパンチや蹴りでは戦闘員はとどめまではさせない感じだ。

 ゴキブリって言われるだけあって、敵の戦闘員もなかなかしぶとい。

 俺は腰に差してあるTカッターを抜いた。

 ────ふふふ、木綿豆腐の様に切り刻んでやるぞぉ~

 あ、なんか殺人鬼の発想だ。

 ────我ながらヤバいね。

 ───────でも使っちゃうぞ。


 戦闘員の事は事前情報で聞いてたけど、人形みたいなもんなんだって。

 生き物じゃないらしいから、心は痛まない。

 ────でも残念でもある。

 戦闘員が生き物じゃなかったから、前回マナ・Bを人殺しとか殺人鬼とか言ってからかえなかったのだ。

 ─────心配するな。我ながら言ってることが鬼畜だとは薄々思ってるよ。


 ───Tカッターの切れ味は抜群だっ。

 戦闘員は面白いように爆発して倒れていったよ。

 戦闘員の動きは目で追えたし、動きにも付いていける。

 このスーツのお陰だけど、相手の攻撃は多少当たってもそんなに痛くはない。



 そんでもって、しばらく戦闘員と戦っていたが、残すところはグリーンだけになった。


「─────グリーン、後はお前だけだが、ここでなにをしようとしていたんだ!?」

 俺はグリーンに切っ先を向けてカッコいいポーズで聞いてみた。


「─────そういうの、最初に聞けよ………」

 グリーンは呆れている様だった。


 ────まぁ確かにそうだな。

 確かに、質問するチャンスもあったのだがな。

 質問する気が起きなかったからしなかったけど。


 でも、もしもあの時質問していたとしても、俺は多分パンツの色とかしか質問しなかっただろうな。


 ────その辺に関しては自信がある。

 ────なんせ、俺の持ちネタだからな。




コメディのつもりなので痛い描写はしないつもりです。


でも、もしも私が暴走してたら教えてくださいね。

────忘れてるかもしれないので。

最近ご飯を食べたかどうか忘れます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ