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戦隊モノの青にされたけど俺以外は敵に寝返った件  作者: 観音寺 和
たった一人の戦隊ヒーロー見参!
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25/208

第25話 敵との遭遇?の件

『順調に誘導出来ています。ここからは採石場まで一本道で~す』


「人質の様子は?」


『カーテンで仕切られていますので目視は出来ませんが、赤外線、音波、レーザー振動測定などである程度の人員の位置は特定出来ていま~す』


 モニターにバスが輪切りになった図が表示されて、座っているシルエットで配置がわかるようになっている。大きさで、子供と大人の区別もつく。

 ─────流石、未知のテクノロジーだわ!


「えーと、いちにぃさん………大きいのは戦闘員とすると、戦闘員は五人か。意外と少ないな」


『いえ、その内一名は幼稚園の先生ですので、戦闘員は4名とおもわれま~す』


 ────あと、小さいのが12名か。後方の出口から遠い所に集められてるな。


『───それからドローンで先ほど撮影したバスの運転席の映像を見ますか?ビックリするものが映ってますよ~』


「なに?何が映ってんの?」


『モニターに映しま~す』


「あ、あれは!?────もしかして………!?」


 そこには紛れもなく、俺と色ちがいの戦闘服に身を包んだ人間がハンドルを握って居た。


『────ブルー、聞こえるか?』

 スピーカーからおっさん───司令官の声が聞こえた。


「ドローンの映像を見たか?あれはもしかして………」


『ブルー、その通りだ。あれが我が組織を裏切ったイエローだ………』


「初の出動から俺は人間と戦わなきゃいけないんか?………出来れば人殺しはやりたくないのだが………」


『我々としても、可能なら君には人殺しはしてほしくない。それに、非常に都合のいいお願いだと解ってはいるが────可能なら、イエローは捕らえて基地まで連れてきて欲しい』


 うーん、最初からかなりの難問だな………。


「戦って………よりも俺のコミュニケーション・スキルで交渉してみよう。相手も元はこちら側の人間だ。話せば解ってくれるかもしれない………」


『え────?どっちかと言うと、ブルーは女性の敵でしょ?きっと無理だと思うよ~』


「アイちゃんも誤解しているようだけど、俺はこう見えて、レディファーストであり、サード長嶋なのだ!」


『────どーゆーこと~?意味わかんな~い』


「俺の女性への優しさは女性にも、一般の人にも理解出来ないんだ。理解できるのは違いが解る一流のプレイヤーだけなのさ」


『アイちゃんにはブルーの言ってることが、全く、全然、これっぽっちも解らないけど、ブルーの言うことを女性が理解できないなら、今回は失敗するんじゃないかな~?』


「ただ、問題は人質をどうやって救出するかだな………」


『それならいい方法があるかも~』


「なに?いい方法があるのか?」


『有るよー。取っておきのが!ブルーにしか出来ない必殺技があるんだ~』


「アイちゃん、それって………」

『マナ・Bはちょっと静かにしててね~』

 アイちゃんは、なんか言おうとしたマナ・Bを遮って話を続ける。


 ────まぁ、緊急事態だからね。


『あのね、ブルーには水を操る力があるんだよ~』


「────え?そんな力が?」


『指先から水を弾丸にして飛ばす"ブルー・ウォーターガン"と、揃えた指先から高い水圧の刃を出す"ブルー・ウォーターソード"っていうのがあるんだ~』


 おぉ、なんかすごいぞ!本格的にヒーローの技っぽい!


『使い方は、技名叫んで力を込めたら簡単に出るよ~』


「だが、それでどうやって人質を助けるんだ?」


 アイちゃんからの提案はかなり過激なものだった。


『ふふふ~、今回はブルー・ウォーターソードであのバスを真っ二つにしてみよ~!』








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