第1話 交通事故に巻き込まれたら走馬灯が見えてアイデンティティを確立した件
最後の状況で覚えているのは、テイクアウトで牛丼を買って家に帰る途中に横断歩道を渡っていたら、なんかゴツい車に轢かれた事だった。
その時周りの総てがスローモーションに見えた。
「あ」
しかも、この一瞬の間に走馬灯と呼ばれるものが見えた。
小学生の時に虫取りに行った時に、よせばいいのに蜂に石投げて刺された事、同じく小学生の時に好きだった子のスカートめくりして思いっきり嫌われた事、又々小学生の時にお化けが出ると噂の廃墟に肝試しに行ってびびって少し漏らしたこと……
様々な小学生の頃の恥ずかしい想い出が駆け巡った。
────俺の走馬灯、小学生の頃の恥ずかしい想い出限定かっ!!
自分で自分の走馬灯にツッコミ入れた事は覚えている。
父はコテコテの関西人、母は東京の山の手のお嬢様と言うハイブリッドな俺だったが、気が動転すると父親の血が濃くなる特徴が有ったのかもしれない。
死の間際に自分で自分にツッコミ入れるという離れ業で自覚したよ、俺のアイデンティティ。
───自分ではCOOLな男を決め込んでいたのだけども血は争えなかった様だよ親父。
───ごめん、母さん。母さんの事好きだったけど、もし親父と離婚するなら俺は親父に付いていくことを選んでしまっていたかもしれない……山の手の子にはなれなかったみたいだったよ────
…………あ、でもうちの両親は離婚なんかする気配もない仲良し夫婦だったっけ。
────そんなボケで俺の人生は終った。
第一話読んでいただきありがとうございました。
二話からもカオスなお馬鹿話は続きます。
よろしかったら二話以降も楽しんでください!
まともなキャラクターが出てこないと評判です(?)
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