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可能性の残滓  作者: ヴぁんぴーる
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入隊

※Twitter企画「新能と元能」の小説版です。

企画主さんからの許可は頂いています。

参加させて頂いてる自キャラの語り、及び手記と言う形で執筆させていただきました。

拙いところもあると存じますが、目を通してくださると幸いです。

~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~


1日目

手記。それも取るに足らないような。それより日記の方が近いだろうか。こうやって日々を記さないと気が済まないのだ。

几帳面、と言えば聞こえはいいものの、裏を返せば自他問わず厳しさを押し付けてしまうような、そんな性格が私だ。もちろん、あまり好感は持てない。


軍に入隊した理由は、別段、相手軍への恨みとか、そういうものがあるわけじゃなかった。ただ、強さが欲しかった。誰にも負けないような、そんな強み。

生まれつき魔法が使えなかった私は、機械軍への入隊を希望した。入隊試験や何らかの検査があることも思慮していたが、そういうことは無かったみたいだ。

「ようこそ、機械軍へ」

そう迎えてくれたのは頭領こと、デルタ・ガンレッドという男性だった。

後ほど知ったのだが、デルタさんを初めとする軍人数名は、半サイボーグだったり、完全にオリジナルの機械だったりするようだった。周りも、幼い頃から機械に触れている人ばかりだ。


…私は、この中で"あしでまとい"になったりしないのだろうか。武器はおろか、機械すらあまり触ることは無かったのだ。だんだん不安になってきた。

彼らに追いつくためには、それ相応の努力が必要だった。このままでは本当に案山子同然だ。まずは基礎体力からだろうか。

考えることも、やることも山積みだった。でも、「やる」しか道は残されていなさそうだ。

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