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裏表のある勇者と旅してます  作者: 玉川露二


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▼勇者 が 襲い掛かって 来た!

ひとまずヒュッテの二階で寝床を整えていたら、


「あら、エリーちゃん女の子なんだから男に混じらないでこっちに来て眠ればいいじゃないの」


「嫌じゃなければだけど」


と、真っ先に声をかけてきたおばさま二人にまた声をかけられた。


何となく子供の頃読んだ小説のワンシーンを思い出す。


本の中で恋仲の男女が家出して野宿するとき、女性は男性に向かって言った。


「結婚前の男女が隣同士で寝るなんてできません、もっと遠くに行ってください」


でも現実は厳しい。

その小説の女性のように男性の側で寝るなんて、と野宿で離れて眠っていた冒険者の女性が、夜のうちにひっそりとモンスターに喰われることが今もたまに起こっているらしい。

それよりだったら全員近くで寝たほうがマシだわと私は思っている。


でも今は野宿じゃないものね。女に汚いサードの隣に寝るのも正直嫌だし、ガウリスは…安全そうだけど、それでも小説の女性と同じく私だって寝る時はできるなら男の人とは離れて眠りたい。


チラとサードを見る。サードは私の視線を受けて少し考え込んだけど、無理にひき止めることもないと踏んだみたいで、


「お言葉に甘えてもいいのではないでしょうか?エリーの好きなようになさってください」


と言う。


「それじゃあ、お言葉に甘えてお隣お邪魔するわ」


私は二人の近くに寄って荷物を置いた。


「いいのいいの、年頃なのに男の子に挟まれて一緒に寝るの抵抗あるでしょ」


「代わりに私が挟まれてこようかしら」


オッホホホホと二人はまた笑っていて、思わず私も笑ってしまった。


賑やかな二人。でも私に気を使ってくれたのよね。いい人たちだわ。


他の人たちも私たちに話しかけたさそうにチラチラと見ているのを感じるけど、二人の賑やかさに気後れして話しかけてこられないみたい。


「そういえば勇者様はどこに行くところなの?」


おばさまの一人が私に向かってそう言ってくるから、


「勇者はあっちのサードよ」


と訂正しながら、


「このガワファイ国の首都、ウィーリに行く途中なの」


と言った。


「ああ、ウィーリね。こっからもっと南よね」


「そうそう、南に行くなら通りやすい道があるわよ。よく来るからこの辺の道は大体知ってるの」


「えー、どこ?」


一人が地図を広げるのを見て、アレンも何気なく地図を広げながら近寄って来た。


この話はアレンに任せた方がいいわね。


おばさまの一人はアレンに地図を向けながら説明する。


「このヒュッテをもう少し先まで行ったら道が二つに分かれてるんだけど、この道を左に行くの。

そうしたら途中で転げ落ちるんじゃないかってくいらい急な脇道があるんだけど、急なのは最初だけであとは尾根沿いに山を降りれる道になってるのよ。ここを通ると南に抜けるのに楽でいいわよ~」


アレンはおばさまの地図と自分の地図を見比べて、


「ここ?…こっちの地図には載ってないけどなぁ」


と言いながら印をつけていく。


「山で仕事してる人が通ってる道なんじゃない?」


「そうね。手入れされてなくてちょっと荒れてたけど普通に通れたわよ。そのうち地図にも載るんじゃ…」


「いけません!」


急に飛んできた声に驚いてそちらに目を向けると、ヒュッテの主人が顔を真っ青にして、おばさまの地図をひったくった。


「三十年前の地図…。駄目です、今言った道は通ってはいけません、一度無事に通れたからって次は無事だとは限らないんですから」


主人は震えた声で荒げている。


ガウリスが主人の肩に手を置いて落ち着くように促しながら、


「何かあるのですか?」


と聞いた。

主人はハッと我に返って、謝りながら地図をおばさま方に返すと真剣な顔で話し出した。


「今お客様がおっしゃった道ですが、確かに南に抜けるのにちょうどいい道です。ですがこの道で不審なことが相次いでいて…」


「不審なこと?」


サードが聞き返すと主人は頷きながら言葉を続ける。


「大けがを負う方が多くなったんです。そりゃ急な山道ですからけがもあるとは思いますが、この道で毎年数十件近く負傷者が出て、そのうち何件かは死亡者も出ています。

私が若いころはそんな大けがを負う人も死亡者もほぼいなかったんですが、ここ十年ほどで段々と死亡事故が増えてきて…。

だから一時的に地図に載せないように地図を作る会社に要請して、誰も通らないようにとその道に通り抜け禁止の立て札も立てたんですが…立て札はありませんでした?」


主人の問いかけにおばさまは顔を引きつらせながら首を横にブンブンと振る。それも都合の良いと思っていた道で死亡事故が多発していると聞いてわずかに血の気が引いた顔だ。


「…たまに立て札を引き抜いて薪にしてしまう人もいるんですよね」


ため息をつく主人にアレンが聞いた。


「それの原因ってなんなの?やっぱり事故?」


主人は首を傾げる。


「さあ…。ただ聞いた話だと仲間に突き落とされたとか急に攻撃されたとかそんな話も耳に入ってますから、仲間割れが原因なのかもしれません。でもその道だけなんです、この十年で事故が多発して仲間に突き落とされただの攻撃されただのと言われているのは…」


「もしかしてそれ、モンスターのせいなんじゃないの?」


何となく思ったことを言うと、主人は私を見て、


「どんなモンスターか分かるんですか?」


と聞いて来た。


ウッ。

何となく言ってみただけだし、こんな高山に出没するモンスターなんて分からないわよ、私。


口淀むとサードが、


「かもしれないという話です。我々も全てのモンスターに精通しているわけではありませんので」


と横から助け舟を出してくれた。


ああ良かった、今だけはありがとうだわ、サード。


「モンスター辞典ありますけど、見ますか」


さっきから私たちに話しかけたさそうにしていた剣士の身なりの冒険者が分厚いモンスター辞典を持って近寄ってきて、サードは微笑みながら、


「ありがとうございます」


と受け取ってページを開いた。


「高山地帯に住むモンスターなのでしょうか?それともその辺に普通にいるようなモンスターの類なのでしょうか…」


「高山に住む系のモンスターはもっと後ろだぜ」


「高山に住んで人を突き落とすモンスター…?」


サードはペラペラとめくっていくけど、そんなモンスターは見当たらないみたいで首をかしげている。


「仲間に突き落とされたとのことなら、もしかしたら音か魔法で人を操るモンスターかもしれませんよ」


ガウリスの言葉にサードが質問した。


「例えばどのようなモンスターが思いつきますか?」


ガウリスは口を閉じて考え込み、


「ハルピュイア…?」


と自信無さげに呟いた。


ハルピュイアは上半身が人間、下半身が鳥のモンスター。その歌声を聞いた者は操られる…って話は私も聞いたことがある。


すると主人が口を挟んできた。


「確かにハルピュイアは向こうの山に群れを作って住んでいますが、人を襲う事はまずないですよ。逆に必要な物を下界(地上)から運んでくれたり、けが人や遭難者を見つけたらここか、下界に運んでくれます。

その南に向かうその道で怪我を負った人を助けるのもほぼハルピュイアですし、その道を通っている人を見つけたら注意もしているほどで…」


…どうやらハルピュイアじゃないみたい。


かつてモンスターとひとくくりにされていたエルフやドワーフたちも今は普通に人間と一緒に生活していることも多いし、ハルピュイアは町中にいたらまだ珍しい部類だけどたまに見かけることだってあるものね。

もちろんそんな今でも人間が嫌いで人を襲うエルフもドワーフもいるって話だけど。


主人の言葉を聞いていたサードは、少し間をあけてから私たちに視線を向ける。


「明日、この道を通って確認してみますか?」


主人がエッと驚いた顔を上げてサードを見た。


「あの、ですからその道は危険で…」


「原因は分かりませんが、そのような危険なものを聞いたからには勇者として放っておけません。これでもし原因が分かれば、後から通る人が楽になるでしょう?」


最もらしいサードの言葉に部屋の中からおお…、という声が上がる。


「かっこいいわぁ…」

「私がもっと若ければね」

「相手にされないわよ」


オッホホホホとおばさま二人の笑い声が響く。


「でも…こんな話をするのもあれですけど、私にも我々のヒュッテの管理人にも勇者御一行に依頼して支払うほどのお金が用意できるか…」


主人は困惑した表情で止めようとしてくるけど、主人は何か勘違いしているわ。

私たちにはただ勇者一行っていう肩書きがあるだけの冒険者なのだから、支払い金額は依頼人の気持ち程度で十分なのに。まあそれで受けるかどうかはサードが判断するけど。


でもサードは主人の言葉にニッコリと笑った。


「別にお金を請求するつもりはありませんよ」

「でも…それではタダ働きになってしまうではありませんか」


サードは何をおっしゃるやら、とおかしそうに笑った。


「我々はただ南に行くのにちょうどいい通り道を聞いたので通るだけです、それにお金を請求することができますか?」


サードのその言葉に、二階にいる私以外の女性全員がキュンとした顔でサードを素敵な人という目で見ている。

…皆騙されてるわ…。


* * *


次の日。

曇り空で少し雨の心配が残る空模様の中、日が昇るか昇らないかのうちに私たちはヒュッテを後にした。


主人はせめてのお礼にと本来ならお金を取るはずの軽食を無料で食べさせてくれて、しかもお昼に食べる用のパンも渡してくれた。


「無理なさらないでくださいね」


心配そうな顔の主人に見送られ、宿泊していた人の全員も外に出て口々に応援して見送ってくれた。

そうやって歓声が飛び交うヒュッテから遠ざかってから、私はサードに聞く。


「あなた何を目論んでいるの?」

「何が」


サードは裏の顔で私に振り返ってくる。


「だって依頼も出てないしお金にもならないのに自分から進んで原因を調べるだなんて…」


サードの性格からは考えられない出来事だもの。


するとサードはハッと笑って顔を前に戻した。


「ただ通るだけだ。調査なんてしねえよ」


その言葉にガウリスが、え、と驚いた顔でサードを見る。

サードはガウリスの表情を見て何を驚いてんだよ、という顔で続けた。


「他の道通るよりだったらその道通った方が近けえし、この面子(めんつ)ならある程度のモンスターだって倒せる。それにただ通るだけでもああ言っておけば『この勇者は人のためになる仕事してんだな』って思うだろ。

そういう噂が広まればしめたもんだ。飯代もタダになったし昼飯もタダで手に入れた、いいことづくめだろ?」


サードが悪い顔で笑っている。

私は呆れてサードを見た。ここ最近で久しぶりにこの男に呆れた。


「しかしそれではその道で亡くなる方が減らないのでは…」


ガウリスの言葉にサードが睨みつける。


「親切でご丁寧に通るなっつー立て札を立てかけてあるのに、それを無視してまで通りやがる馬鹿が死ぬんだろ。いいじゃねえか、世の中の馬鹿が一人減るぐらい」


「けどたまたま看板が無くなってて普通に通っちゃう人もいるんだろ?あのおばさまだってそうだったし、そうやって知らないで通る人もいるんじゃないかなぁ。だとしたら結構危険だと思うぜ」


「しかも色んな人に良い道見つけたって話しちゃったとか言ってたわよ。あのおばさまを安心させるために少しぐらい調べましょうよ」


おばさまは寝る前にふと、


「…どうしよう、私、思えばウィーリに行くって人たちにあの道をずっと勧めてた…」


と自分のせいで怪我を負ったり死んだりした人がいたのかもとパニックになって酷くしょげ返って泣き出してしまった。

あまりの落ち込みように、


「大丈夫よ、私たちがどうにかするからそんなに落ち込まないで」


と慰めて、おばさまも私の言葉に安心したのか、ごめんなさいね、お願いねと手をしっかりと握られた。

だから少しでも原因を探したい。


私たちの言葉にサードは不機嫌そうにこちらを睨んでくる。


「だから三人で結託するんじゃねえよ」

「結託してるんじゃなくて、一般的な意見を言ってるんじゃないの」


サードは歩きながら不機嫌そうな声で喋りだした。


「モンスターかも分かんねえのに原因が分かるもんかよ、ただの仲間割れで殺そうとしただけじゃねえの」


「だけど他の道ではそんなことないってヒュッテの主人も言っていたじゃない」


「だからって人を突き落とすだけのモンスターなんて見当たらなかった。だとしたら怨恨(えんこん)による殺害のほうがよっぽどしっくりくるじゃねえか。こんな人気(ひとけ)のない山の天辺近くでそこに急な斜面があれば、軽く背中を押すだけで不運な事故死に見せられるだろ?」


サードの言葉にガウリスは心を痛める表情になった。考えられることだけど納得したくない、と言いたげな顔だわ。


そう話しているうちに最初の分かれ道にたどり着く。道しるべには、


『左ウィーリ行 右シノベア高原』


という文字と矢印だけが書いてあった。


私たちは左に曲がってそのままゆるゆると下っていく直線の道を歩いていくと、脇道が現れた。


これが噂の脇道ね。


ソッと近づいて急斜面だという道を覗き見てみる。聞いた通り、転げ落ちるんじゃないかと思うほどの急斜面だわ。


その脇道の手前には目立つ立て札があって、

『危険 通り抜け厳禁』

と書いてある。


「本当に大丈夫かなぁ」


アレンが心配そうに言うと、サードはアレンを見た。


「ま、こっから先は全員後ろに気を付けながら進むこったな」


その表情はどこか楽し気で、その楽しそうな顔が不気味だわ。一番信用ならないもの、サードは。


サードは動き出して、ヒョイヒョイと軽くジャンプするように急斜面を駆け下りていく。


あの身軽な動きを見る限りなら実際はそんなに大変な斜面じゃないのかしら。

そう思ったけど、見る見るうちにサードの姿が小さくなっていく。やっぱりここは急斜面みたい。どうしよう、どうやって降りれば…。


「ここ、足踏み外したら死ぬよな…」


アレンがそんなことを言いだして、私の心が折れかける。…本当にどうしよう、降りられない…。


「大丈夫ですよ、この程度なら転ばないよう石を掴みながら少しずつ足を滑らしていけば落下する心配はありません。それに二人くらいの装備なら転んでも大丈夫ですよ」


ガウリスは丸みを帯びた盾を足の下に敷く。


それを見たアレンとエリーはハッとした表情でガウリスを見る。


「…ガウリス」

「まさか…」


ガウリスはそのまま斜面にがくんと斜めになると、そのまま猛スピードで斜面を下って行った。


ガンゴンという音と共に砂利が辺りに飛び散っていく中、ガウリスはあっという間にサードが待っている近くまで駆け下りて、ひょいと盾から降りると盾を足で弾き飛ばし手でキャッチした。


「やっぱりあの二人、化け物か…」


アレンはそう言いながら少しずつジャリジャリと足を滑らせて下に降りていくから、私もそれを真似してジャリジャリと滑り降りていく。


「エリー、ここ滑りやすいから気を付けて」

「分かった」


「エリー、この石ぐらぐらするから掴まない方が良い」

「分かった」


私たちは声を掛け合いながらなんとかサードとガウリスの待っている場所まで少しずつ滑っていきながらたどり着いた。

まだこんな斜面が続くのかしらと思いきや、そこから先はそんな急斜面じゃなくて普通の山道でありそうなくらいの下り坂。


ただやっぱり人が通っていないせいか道の手入れがされてなくて進みにくそうな印象は感じる。


「こっからはもう尾根伝いなんだな…」


アレンはホッとした表情で胸を撫で下ろした。


「大変なのはここだけみたいですね」


ガウリスもそう呟いて、良かったですね、という笑顔を向けてくるけど、どう考えてもガウリスは全然大変そうじゃなかった。


「あとは下るだけだろうが、変な音が聞こえたら一旦耳をふさぐかなんかしろよ。あと後ろには一応気をつけろ。先頭は俺が歩く、一番後ろはガウリス、いいな」


サードが忠告みたいに私たちにそう言ってきて、皆が頷く。

サードは先を歩いて次に私、その後ろはアレン、ガウリスは一番後ろという順番で縦一列になって下り始めていく。


でもサードの下るスピードが半端なく速くて、あっという間に私との差が出てそのたびにサードは立ち止まって待っている。


「サード、もう少しゆっくり下ってくれない?」


何度目かに追いついた時に言うと、サードは面倒な顔をする。


「斜面は駆け足で降りた方が楽なんだよ、てめえも駆けろ」


それだけ言うとサードはまた進み出した。


「…今更?」


今まで何度も山を下る時にはスピードが出ないように足でブレーキをかけながら降りていた。

それを四年も旅をしていてどうして今更のごとく言ってくるのと思ったらなんかイラッとした。


でもこの道で仲間を突き落としたとか襲ったっていう話なんだから、今はいつも通り攻撃しようとしたら色々とシャレにならない。

怒りをこらえてサードに言われた通り駆け足で下りると、足でブレーキをかけながら降りるより確かに楽な気はする。


でも駆け足で一列になって進んでいると皆ろくに会話もしないから延々と駆け足で下っている。どうやって下っていると段々と息が切れてきた。


「サード、少し、休まない?」


息も切れ切れに声をかけると、サードがスピードを緩めて立ち止まって、振り向いた。


ん?


サードの表情に違和感を感じた。


笑っている。裏の悪い表情で笑いながら私を見ている。


サードの手が伸びてきて私のローブを掴む。

何をするの、と口を開く前に私はグンッと前に引き寄せられて、視界が逆さにグルッと回転した。


周りの景色が逆転して石の目立つ地面にどんどんと頭が近づいて行く…このままじゃ地面に頭を打ち付けられて…!


「サード!」


アレンが斜面の上からサードと私に飛びかかってきて、三人でなだらかな斜面をゴロゴロと転がっていく。


「何やってんだよ、バカ!」


アレンがサードに怒鳴ると、サードは足でアレンのあごを蹴とばして、アレンはあごを両手で押さえてうずくまる。

サードは軽い身のこなしで素早く私とアレンから距離を取ると、聖剣を抜いて私たちに向き直った。


その顔がいつものサードらしくない。


裏の表情と思ったけどその目はどこかボウッとしていて、口はだらしなく開いてニタニタと笑っているし首がぐらぐらと揺れて据わっていない。


「殺す。死ね」


というなりサードが聖剣を向けて突進して来た!

ヒュッテでの出来事


アレン

「わぁ、おじさんの頭ツルツルしてるなぁ。なんでこんなにツルツルしてるんだろ。ツルツルツルツル」


夢からふっと目覚めたアレン。ガウリスの盾を一生懸命ツルツル触っていたことに気づく。


アレン

「なんだ盾か…」(スヤァ)


ガウリス

「(…また盾を抱きしめて眠ってしまった…寝辛いのでは…)」←あんまり引っ付かれるから盾を真ん中に置いた

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