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裏表のある勇者と旅してます  作者: 玉川露二


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閑話休題~一方その頃ケルキ山では~

「ねえファジズ。ちょっと休憩しよっか」


ロッテに声をかけられて私は文字を書き写す作業を止めて微笑み振り向く。


「ありがとうロッテ、ちょうどお茶が飲みたかった所なの」


立ち上がって一つ伸びをしてから天窓を見上げると、いつの間にやら夜もとっくに更けている。


あらやだ、さっき朝を迎えたと思ったのに、もうこんなに時間が経っていたの。それなりにやろうと思ったけどつい真面目にやっちゃったわ。私っていつもこうなのよね、やる気はないけど一度手をつけたらつい黙々とやっちゃうの。私ってば本当に真面目。


チラと今やっている作業に目を落とす。

ここに来てから任されているのは、主に図書の整理、それと人間界の文字の書き起こし。

人間界の古い文献…羊皮紙にかかれて今にもボロボロと崩れ落ちそうな文字を他の紙に書き写していく作業。


ホテルの支配人と比べると格段に地味な作業だけれど、まあ魔界の歴史を調べている時同じようなこともしていたし、それに魔族の始祖の直系だって分かっていても変に身構えたり気を使い過ぎないロッテの所にいると落ち着く。


ロッテは優しいしとっつきやすいし、話すと楽しいし、エリーのことでも色々話せるし、何より顔がいい。四六時中ずっと一緒にいるなら断然美女の方がいいに決まってる。


ロッテはお茶の用意をしながら私に声をかけてくる。


「人間界の古代文字の書き起こし作業大変でしょ、よくやってくれてるわ」


「ただそのまま書き写すだけだもの。それに魔界の編纂(へんさん)でもこういうことやってから手馴れたものよ。流石に魔界の文字に翻訳してって言われたら発狂するかもしれないけど」


冗談交じりに言うとロッテもアハハと笑う。


「じゃ、やってもらおうかな」

「やだ、やめてぇ」


甘えるようにロッテの腕にしがみつくと、笑いながら冗談冗談と返してくる。


するとこの屋敷に来ていたでっぷりとした体格の魔族の男が、


「これを貸してもらおう、ロッテ」


と言いながら本と共にお金を置いた。それを見たロッテはすぐさま本の貸出期限が書かれた紙を空中から取り出して魔族の男に名前を書かせている。


「あんた本当にこの人間の書く本好きだねえ」


「中々に皮肉が効いてて小気味いいんだよ。この作者のシリーズがあるならもっと揃えてくれるとありがたいんだがね、もう少しで全部読んでしまいそうだ」


「そうねえ…あたしも嫌いじゃないし、使い魔に探させとくよ」


ロッテはそう言って貸出期限の紙をビッと半分に破いて、半分を魔族の男に渡した。

男はロッテと私に帽子を上げて挨拶をして去って行って、ある扉を開けてその向こうに消えていった。


「今の、魔界の貴族だっけ?」


「そうそう、スウィーンダ州のね。あの州は割と人間とか人間の物に興味示す魔族多いんだよね。割と穏やかなのが多いから客として扱いやすいよ」


「ふーん」


ここでお世話になってから分かったけど、ここには人も来るけど夜になるとその倍は魔族がやって来るのよね。


ここに来てから屋敷の中を色々と案内されて、最後に紹介されたのが今の魔族が去っていった扉。


ロッテが扉を開けると、その向こうにも大きい広間があって、その広間から続く通路があって…その中で本を物色する人たちは全員人間じゃなくて魔族。


驚く私にロッテは、


「こっちは魔界の書物を置いてる所なんだ。こっちの人間の本が置いてる場所は昼間は魔族の往来禁止にしてて、夜になったら魔族にこっちも解放するって仕組み。人間は基本的に夜は寝ててここに来ないからね。あ、このことは勇者御一行には内緒だよ、あの四人がいる時はずっとここ封鎖してたから」


って笑っていたわ。


それもここに来る魔族のほとんどとロッテは知り合いで、今のは誰?って聞くとどこぞの名門の者だとか、魔界で企業して成功した者だとか、発明家だとか、貴族に富豪だとか…。

場所が場所だったら何かのパーティなの?ってくらいの顔ぶれが一堂に揃っている時もあったわ。


そんな風に魔界の者たちが多くやってくるからロッテも気を使って、


「魔界に戻れるように誰かと話をつけようか?」


って言ってくれたけど…。それでもロッテとこうやってゆったり仕事をしているのも楽しいものだし、ここに居たら普段あまり会わないような魔族とも話ができる。

それに魔界に戻ったら今度は地位の高さで人間界にくることもできなくなりそうだもの。そうなればエリーと二度と会えなくなるから、それはそのうちって断っておいた。


ともかくロッテが用意してくれたお茶を飲みながら談笑していると、夜には開いたことがない人間用の入口の扉が開いたから顔を上げる。


「やー、ロッテ遊びに来たよー」


…誰?どうやら人間じゃなくて魔族の少女みたいだけど。私より濃いピンクの髪、どこかやる気を感じられない表情に間延びした声…。


「どなた?」


どうやらロッテの知り合いみたいだけれど初めて見る顔だと声をかけると、女の子も私を見て、かすかにこの魔族は誰だろうと不思議そうな目をしてから、


「私はラグナス・ウィード。人間界でラスボスやってまーす」


覇気のない顔と声でイエーイとテンション高めのことを言ってピースしてくる。


ラスボス…ってことは、見た目とは裏腹に随分と力の強い子なのね。ぱっと見だと平手打ちを喰らった程度で「ああ…」とか言いながらヨヨヨと倒れ込みそうだけど。


「ラグナスは魔王様の側近だよ」


ロッテがサラッと告げる言葉にギョッとしてラグナスを見る。


え、魔王の側近!?こんなに若い子が?それにしてもロッテ、あなたってば…。


「魔王様の側近とまで知り合いだなんて…交友関係が広すぎじゃない?」


「ラグナスとはラグナスが魔王様の側近になる前から知り合いでさ」


ロッテはそう言いながらラグナスに私を紹介する。


「ラグナス。この魔族はファジズ、魔族の始祖の直系だよ」


「ふぉ!?生きてたの!?前の魔王様に殺されたんだって思ってた…!」


ラグナスはビョンと驚いたようにその場で跳ねると即座に目を輝かせて、


「滅多に会えない魔族…記念に握手してください…!」


って言いながら手を伸ばしてきて、おかしく思いながら握手をする。


今時、始祖の直系だなんて家格が古いだけのものに成り下がったんだと思っていたけど、どうやらそういうわけでもないみたい。今まで会ってきた魔族たちも私が魔族の始祖の直系だと分かると興奮して、


「おお…!生きていらっしゃったんですか…!よくぞ御無事で…!」


って驚き感動して握手してくる者が多かったもの。


「まさかロッテがこんな格の高い人と知り合いだなんて…」


ラグナスがそう言うけど、私もまさかロッテが魔王様の側近と知り合いだなんて思わなかったわよ。


そう思いながら呟くように言う。


「ロッテの交友関係は豪華すぎるわ。だって人間界で有名な勇者御一行とも知り合いでしょ?他にどんな驚くような者が知り合いに居るんだか」


するとラグナスはちゃっかりお茶の席に混ざりながら、


「前魔王様の息子のリッツとかかなぁ」


「え、本当?」


聞き返すと本当、とラグナスが頷く。


「しかもロッテはすっごく好かれてるんだよ。で、そのリッツのことを知らせにきたんだけど、リッツは魔王様の元に下ったよ」


私は「えっ」と驚くけれどロッテはどこか楽しそうに「ほう」と返す。


「前魔王の息子なのに?本人は納得してるわけ?」


「うん、納得済み。魔王様も快く配下に加えたよ。私はまだ会ったことないけどねー、先輩が言うには魔王様からの評価はめっちゃ良いってさ。力は強いけど自分の立場を弁えてるって。

それと人間界にダンジョンを持ちたいって希望があったから、早めに人間界にダンジョンを持てるように魔王様も準備してるって。まあリッツがダンジョン持ちたいってのは建前で本当はロッテに会うために早く人間界に来たいだけだろうけどね」


その言葉に「あら」と私は口を押えて、からかう口調でロッテの肩を軽く押す。


「そんないい相手がいるなら言ってよ」


するとロッテは面倒そうな顔をして、


「何言ってるの、リッツってあたしより一回り以上年下のすんごい美青年なんだよ?女の自分より顔が整ってる年下の男って精神的にきついわ…」


と紅茶を飲んだ。


ええ?目を引くほど美人なロッテがしり込みするぐらいの美青年?何それ会ってみたくなるじゃない。それよりそんな麗しい美青年がロッテの隣に並んだらすごく目の保養になりそう。

…もし二人が付き合ってこの屋敷にリッツも住むとしたら…美女のロッテと美男のリッツが私の前に四六時中いることになるのよね。


それってすっごくいい、どっちを見ても美男美女が視界に入るとかすっごくいい、最高。


ロッテにその気はないみたいだけど、私は二人の恋路を応援するわよ。私の目の保養のために…。


クスクス笑う私にロッテは何か変なこと考えてるな?って視線を向けてくるけど、まあ私は私で勝手にやらせてもらうわ。

あー、人間界にいる楽しみが一つ増えた。


すると人間用の入口がまた開く。

見るとオレンジ色の髪の色で黒い甲冑を身につけた若者…。


若者はこちらを見て「ゲッ」と身を引いて、ラグナスも変顔で「ゲッ」と言う。

この反応はお互い知り合いだと感じて聞いてみる。


「ラグナスの知り合い?」


「え…知り合いになりたくない…」


「ふざけんな貴様、俺だって知り合いたくなかったわ」


お互いがそんなことを言っている中、ロッテが、


「あの子はスウィーンダ州の貴族でね、グランっていうの。でもラグナスと反りが合わなくてねー、前も色々と愚痴聞かされたよ」


とこそっと教えてくれる。


ふーん、とグランって子を見てみる。うん、食べごろの年齢よね。つまんだらいい反応しそう。

っと、いけないわ。私は今エリー一筋なんだから男なんかに目移りしちゃ。


頭をブルブル横に振っていると、ラグナスはどこまでも嫌そうな顔と声で、


「で、何?今お茶会してんだけど」


と言うとグランもイラッとした声を出す。


「貴様に用なぞないわ、俺はロッテに話があるんだ、お前と…そこのお前もあっちに行け」


そう言いながらグランはラグナスと私を指さしてきて、ラグナスは「お?お?」と喧嘩腰のようなおちょくるような声を出して、


「貴様、誰に対してお前って言ってんの?このお方をどなたと心得る」


「…は?」


「この方こそ魔族の始祖の直系、ファジズ様であらせられるぞ~控えおろう~!」


やる気のない声でズババババ~ンと効果音を口で言いながらラグナスが私に向かって手をヒラヒラさせ紹介すると、


「んなっ!?」


グランは驚き声を上げてロッテをチラと見た。ロッテはラグナスの言う通りと頷くと慌てて膝をついて(こうべ)を垂れる。


「申し訳ございません、まさかそのような方だとは知らず無礼なことを…」


「気にしてないわよ、そんな頭下げなくていいわ」


勝気だけどすぐに頭を下げれる素直な子ね。

…こういう子って、押し倒すとすっごく顔真っ赤になって可愛い反応すんのよね…いいわ…。


「それで?どうしたの」


舌なめずりしているとロッテがそう聞いているから、私はハッとしてエリーの顔を思い浮かべて冷静になる。


グランは私の欲の感情を感じたのかゾワッとした顔をして少し私から離れて…でも黙って何も言わない。何となくだけど、私とラグナスの前じゃ話にくい内容なのかしら。


「例のゾンビがうろついた後のことだが…」


ようやく話し始めたと思ったら話を深く探られないようにするためか、かなりぼかした言い方をする。

それでもロッテは何のことを言われているのか分かっているみたいで、うんと頷いた。


「あいつはあのまま行っただろう、本当に…別の存在の元に行ったのか?そのまま別の存在になる可能性が本当にあるのか?ロッテならば何か知っているんじゃないかと言われたから来たんだが」


するとロッテは肩をすくめて、


「悪いね、それは流石に専門外だ」


…ロッテの専門外?そんな専門外だなんてことがあるの?ロッテに?


「何かあったの?」


ラグナスが聞くとグランはロッテを睨んだ。ロッテは苦笑しながら、


「ごめんね、魔王様の関係者に聞かれたくないって」


ラグナスは、ふーん…と興味無さそうに鼻を鳴らすと、


「そういえばエリーたち今どうしてるんだろうねえ」


ってもうグランなんて最初から居なかったかのように話を変えた。


「エリー?マダイの塔があったあの国からはもう別のとこ行ってるんだろうねえ」


そう言えばロッテはこの前エリーたちと会ったんだっけ。

ああ、私もエリーに会いたい…。エリーのことを思うだけで胸がドキドキして…興奮する。


大人しい顔のわりに強気なエリー。でも押しにてんで弱いエリー。「ダメなの?」って悲しい顔をして()ねてみせるだけでハッと顔つきを変えてオロオロしだすエリー。


そこをついてガンガンと攻めこんでしまえばそんな関係にはすぐなれると思う。だって他人に甘えられたらエリーは弱いもの。


それでもあの勇者が邪魔なのよ。


エリーのことなんて知らないって顔をしているくせに、いざとなると私の前に立ちはだかってエリーに手を出すのを阻止してくるんだもの。ほんっと邪魔なのよねあいつ。誰か殺してくれないかしら。


ああエリーに会いたい…。匂いをかぎたい、首筋を舐めたい、襟から背中に指を滑り込ませたい、耳に息を吹きかけて少しずつ体重をかけて…。


「あのガウリスって人に会いたいなぁ…」


エリーの顔を思い浮かべて興奮しているとラグナスがポツリと呟くから我に返って顔を上げた。


「は?」


私じゃない。グランの声。


「え?何?ラグナスああいう男タイプなの?」


ロッテがからかう口調で身を乗りだしながら聞くと、


「だねえ、ああいう物静かで真面目な大人の人、結構好き」


ラグナスは少し頬を染めながら空中を見上げて、


「肩をスペペペペと叩いて何とも言えない困った顔で微笑んで欲しい…。それか『いけない子ですね』ってあの優しい声で意地悪な感じで言われて触られてゾワァってなってヒャアアってなりたい…」


…この子、結構Mっ気ある…?


「何を馬鹿な!」


グランが怒鳴りだした。


「お前は魔王様の側近でガウリスは勇者御一行だろう!?結ばれるとでも思っているのか!?」


「ま、無理だよねー。けど誰を好きになるかなんて自由じゃん?魔族は自分の気持ちに素直だから」


グランは唸り、


「だからって何であんな神に近い男…!まさか本格的に魔界を裏切るつもりじゃないだろうな!?」


「裏切らないよ死にたくないし。けどあんたは関係ないでしょ、口出ししないでくれる?」


グランはムッとした表情で口淀んで、握った拳を震わせてラグナスを睨みつけると、


「面白くない、帰る!」


と背を向けて足音も荒く外に出て行き、力任せに扉を閉めた。そのものすごい音に周りにいた魔族が思わずこっちを見る。


「…ねえ」


ラグナスへと視線を動かす。


「あのグランって子、あなたのこと好きなんじゃないの?」


魔族は相手の欲を読み取る能力に長けている。


だから本人がどんなに好意を隠そうが意中の魔族にも周囲の魔族にもモロバレだもの。


グランって子はどんなに偉そうに憎まれ口を叩いていててもラグナスに好意を抱いているのは最初から分かってた。もちろんロッテも気づいていただろうし、ラグナス本人も。


「ソンナ気スルヨネー」


ラグナスは棒読みで紅茶を一口飲んでからテーブルの上に置く。


「前にマドレーヌの失敗作を渡したせいかな…捨てるのも勿体ないし、グランの話を魔王様にしたらねぎらっときなさいって言われたから、言われた通りありがとうの紙もマドレーヌの中に転移でねじ込んで渡したんだけど…」


ウフッとおかしくて私は笑う。


「当たり前よ、男にそんな手作りのお菓子渡してありがとうの紙を仕込んだら可愛い奴って勘違いしちゃうわよぉ」


「…そっかぁ…失敗したなぁ…。どうしても面と向かってねぎらいたくないからこれでいっかって思ったのにぃ」


ズルル…とラグナスは背もたれから尻を滑らせる。そんなラグナスをロッテはおかしそうに、


「けど貴族で力も強いし相手としては十分すぎる程いいと思うけど?年齢も近いし」


その言葉に私も口を合わせる。


「そうねー、それにスウィーンダ州の男は結構評判いいから付き合うとしたらいいアクセサリー代わりになって他の女に自慢できるわよ」


ラグナスは見るからに変顔になってソファーの背もたれに首をもたげてグリングリンと横に動かす。


「ええやだぁ、平民だからってすごーく見下してたくせに今更何?って感じ」


あら、この子平民だったの。それでも魔王様の側近になったんだからすごいことよね。

するとロッテはもっとからかうようにグランを勧める。


「でも力づくでグイグイ来ないから性格もいい子だと思うよお?一本気だし忠義心はあるし、真面目で素直な子だよお?」


それでもラグナスは首を横にイヤイヤ振りながら、


「あんな声がでかすぎてうるさくて上から目線で偉そうなガキっぽい男無理ぃ、やだぁ、絶対やだぁ、嫌ぁい」


…そこまで嫌っちゃう?グラン可哀想、最初にほんの少しだけでも優しくしておけばここまで嫌われることも無かったでしょうに…。男としての部分も私にはあるから、こんな取り付く島も無い嫌われように同情しちゃう。


でもま、そんな最低まで落ちた所から女の子をどう落とすかが男の腕の見せ所よ。

お互いに頑張りましょ、好きな女の子を手に入れるのを。


もう見えなくなったグランに紅茶を(かか)げて、微笑みながら飲んだ。

江戸時代、今でいう図書館長的な職についていた武士がいて、書物が好きすぎて職場の本を次々と書き写し続け、ついには秘密文書まで書き写してクビになった人が居ます。

愛すべきアホ。

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