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裏表のある勇者と旅してます  作者: 玉川露二


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もうどうにもならないの?

斜面の上に消えていくリヴェルとジェノを見送って、隣にまだ居るランディキングにチラと目を移す。


そういえばサードに次ランディキングと会ったら力を分けてもらえって言われていたのよね。

でもこの世の地に繋がるものすべて育んだランディキングから力を貰うとしたら全ての精霊魔法を使えるってことで、そんなことは無理。

…あの時はそう思ったけれど、それでも今を逃したらもう二度と会えないかもしれないし…言ってみるだけ言ってみていいかしら。


「あの…」


話しかけるとランディキングもチラと横目で私を見てくる。


「ラーダリア湖に住む精霊と会って、改めてあなたが凄い存在なんだなって分かったわ」


「ふーん」


ランディキングは全く興味が無さそうな顔で頭をボリボリとかいている。


「それで…えーとその…」


いきなり「あなたの力をちょうだい」って言えなくて当たり障りのない話から始めたけれど…どう続けようと悩んでいると、


「言いたいことがあるなら言ってみたらどうだ?」


ってランディキングが促してくる。その言葉に私は意を決して、


「良かったらあなたの力を分けてもらえないかしら」


と言った。するとランディキングは「ほお?」と少し首をかしげて、


「俺から力貰うとしたら地上全ての力を手に入れるも同然だぞ、欲張りだな」


特に怒りはしなかったけれど、やんわり拒否された感じ。まあ、そりゃそうよね、会えるだけでもかなりすごい相手なのに力を分けてもらうだなんてやっぱり無理なんだわ…。


諦めのついた私にスッとランディキングの手が差し出される。その手を見て、ランディキングを見上げる。


「でも今回は特別にリヴェルの力を分けてやる。ミラグロ山を十秒抑えてくれた礼だ」


「…」


ええ…あんなに辛くて泣き叫ぶ思いをしたのに、たったの十秒の出来事だったの…?

私って自然のものをよいしょと簡単に操れるって思っていたけれど…生粋の自然の精霊には敵わないのね。


ちょっとがっかりしながらもありがたく力を分けてもらおうとランディキングのガッチリした暖かい手と握手をする。


「リヴェルの力は炎だ」

「え、炎?」


だとしたらゼロの状態から火が起こせるようになるんじゃない?ラーダリア湖からは水をゼロから作れるようになって、これから火もゼロから作れるなら…今までサードに散々言われてコンプレックスになってきたのが解消されるじゃない!やったぁ!


喜んでいるとランディキングは続ける。


「炎つっても爆発の炎だ。山の噴火と同じもんだから使いどころは間違うなよ姉ちゃん。間近で人間に向けて使ったら肉が溶けて骨がむき出しになるからな」


何それ怖い。


ランディキングは手を離して、何それ怖いと私は手をグーパーと握る。


「できるなら…(たきぎ)に火がともせるぐらいの力でよかったなぁ…なんて…」


力を貰っておいて文句を言うのもなんだけれど…すごく使いどころに困る能力を分けられた気が…。


するとランディキングはおかしそうに口端を上げて、


「欲しいもんがすぐ手に入ったら人生楽しくねえだろ」


と言いながら私の後ろ頭をポンポン撫でて、斜面をわずかに降りてかがみこんだ。


そのかがみこんだ先には、真っ黒いミイラに変わり果てたキシャが転がっている。今までも行き倒れている人の姿を見たことはあるけど、思った以上の変死体の姿にウッと目を逸らした。ヤバい、今のしばらく夢に見そう。


ランディキングはキシャの変死体を眺めたまま、私にした時と同じように頭をポンポン撫でる。


「…おかえり、お疲れ様」


そう言うとランディキングの体にビシビシとヒビが入って、ボロボロと土くれになって地面に崩れ落ちて行った。


ランディキングが帰ってしまって、私と変死体のキシャとが取り残された。

前とは別の意味でキシャと同じ場所にいるのが怖くて、見ないようにしながら慌ててミラグロ山を下山する。


とにかく今あったことを皆に伝えないと。


町中を走って宿に向かっていると、町にいる人たちが全員パニックになっている。

地震、ミラグロ山が噴火しそうになったこと、それと皆の呼吸が止まったこと…そんな話をわぁわぁ言ってどこかに避難しようとしているみたい。

でも今の状況がどうなっているのか分からないからどこに逃げればいいのかと全員で右に左にと走り回っているだけって感じ。

まるで蜂の巣をつつかれて怒っている蜂みたいじゃない。


走り回る集団に巻き込まれないように宿屋に戻ると皆も宿に集まっていた。それにやっぱり全員何が起きたのか分かっていないみたい。私の姿を見たアレンは、


「あ!エリー!良かった、エリーだけ戻って来ないからどうしようかと思っててさ、何かミラグロ山が噴火しそうだから一応荷物まとめていつでも逃げられる準備はして玄関近くまで来てたんだけど、さっき皆して息ができなくなって…あ、ケッリルは普通だったけど」


って私の分の荷物も持っていて…。

もう安全だから落ち着いて、いいから私の部屋で話をしましょうって皆を説得して全員私の部屋に集合させて、お婆さんと会った時の話からミラグロ山を下山するまでの話を全て伝えた。


…それでもサムラの目の件は何となく言う勇気がなくて後回しにした。

だって、サムラがショックを受けて泣く姿が簡単に想像できたから…最初に話したくなかった。


そんなサムラは私の話を聞いてしみじみと呟いている。


「まさかジェノさんが魔族だったなんて…」


「私も驚いたわ。顔もまったりしてる猫っぽいし…」


私も頷くと、アレンは笑った。


「分かる分かる、なんか陽だまりでゴロゴロ喉鳴らしてそうな顔してるもん」


「何言ってんだ?途中で自分は魔族だってばらすようなこと言ってたじゃねえか」


え?いつそんなこと言ってた?


そんな私たちの表情を見たサードは呆れたような顔をして、


「リヴェルが人を治す力なんて無いって嘘しか言わねえって言った時だ。実際に目の前で人の体を治すのを見たこともねえはずなのになんでそれが嘘だって分かる?そんで魔族は他人のつく嘘は分かる。だったらジェノは精霊じゃなく魔族だ…って思わなかったか?」


「…全然思わなかった」


素直に言うとサードは余計呆れた顔をして、立ち上がる。


「まあいい。俺は勇者の株を上げに行ってくる」

「株上げ?どうやって?」


アレンが聞くとサードは、


「精霊のジェノと一緒にエリーがこの町を救ったってことを広めんだよ」


「…ジェノが魔族だってことは隠すのね?」


これでジェノが魔族とバレたら町の人たちの反応がどうなるかと心配していたからホッとして言うと、


「まあな。どうせ力のねえ人畜無害な奴なんだろ?そんなもんを丁寧に(おとし)めるほど俺は暇じゃねえ。それに無駄にリヴェルを敵に回すような行為も得策じゃねえしな」


と言いながら、


「それと公安局に行って婆が出した依頼金取ってくる」


と出て行った。


「…」


もしかしてだけど、何よりそれが一番の狙いなんじゃ…?


それはともかく、公安局に行ったサードの判断は色々と正しかったと数時間後に知る。

サードは公安局に行って…。まあ、お婆さんからの報酬金はまだ入っていなかったみたいだけれど、公安局で私から聞いた話を全て聞かせたんだって。


そうしたら公安局の人たちが即座に町中に知らせ回ってあちこちの街頭で説明して、パニック状態だった人たちも数時間内に落ち着いた。


あこで俺が公安局に行って詳しいことを話さなかったら、地震、ミラグロ山の噴火、突然の呼吸困難で集団パニックに陥った奴らが暴れ回る事態になっていたかもしれねえぜ、一部暴徒化した奴らが暴れてたからな…と後でサードから聞いた。


そしてサードはちゃっかり事実をすり替えた。

今回、とりあえずキシャが危険人物と思って調べたのは私、そしてミラグロ山でキシャと軽く交戦したのも私。それでも後から聞いた私たちの功績は、


「一目見た時からキシャが危険人物だと見抜いた女魔導士エリー。その話を聞いた勇者サードが即座に一行全員に指示を出してこの地に住む精霊に協力を仰ぎ、共闘してキシャを追い詰め倒し町の危険を未然に防いだ」


ってもの。


キシャのことは基本興味もなく放っておけ状態だったサード。それなのに私の言葉によくよく耳を傾けて、一番に指揮を執ったみたいな感じになってた。…まあ別にいいけどね、こういう事実のすり替えなんて今更のことだし、ギャーギャー言って訂正するほどのことでもないし…。


そのサードの話のおかげでジェノの名声も前より高まった。

それと同時にあんなに優しいジェノさんでも人を殺すこともあるんだって恐れる声も上がったけれど、まあ精霊は気に食わない相手を殺すこともあるから、キシャという男はジェノが怒るほどの悪人だったんだってことで話は丸く収まったみたい。


至る人たちが私たちの元に訪れて、助けてくれてありがとうと色んな人たちがお礼を言いに来るのが数日続いたある日、ハロワからお呼びがかかったから行ってみると、ハロワの職員と一緒にあのお婆さんがニコニコ待ち構えていて、


「ほれ、依頼の報酬金」


重そうな金袋をドチャッと私に渡してきた。見るからに大量のお金が入っているのは見ただけで分かる。値段は適当でいいって言ったのにと思って戸惑っているとお婆さんはカカと笑った。


「全部があたしの金じゃないよ。あたしはね、この町の女街を取り仕切ってんだ。この町は表向きに温泉が有名だが、そっちの稼ぎも随分多い。

あたしはこの町のあらゆることに詳しいからこの町の町長だってあたしには逆らえないのさ、なんせこの周辺の男は全員あたしの世話になってんだからね。直接的にも、間接的にも」


少し悪い顔で笑いながらお婆さんは重い金袋をポンポンと叩いてから悪い顔を引っ込めて、


「だからって脅してむしり取ったわけじゃないよ。この町の店、金を出してくれそうな一般の家からも少しずつ金を徴収したんだ。けど頼んだ以外の奴らも喜んで金を出してくれたよ。自分らの町、それに命を救ってくれたんだ、これでも安すぎるぐらいだって言ってた。

…でもこんなヨボヨボのババアの与太話に耳を傾けて、すぐに動いてくれてありがとう、感謝してるよ、この町の全員がこの先ずっと勇者御一行に感謝し続けてこのことを言い伝える。きっとだよ」


そう言いながら私の手を包み込んで軽く上下に揺らすお婆さんの言葉に思わずホロッとしてしまった。

どこか感動で良い気持ちになったまま宿に戻って私の部屋に全員で入って…サードが口を開いた。


「なんつーか…良い話でまとまったが、まだサムラの目の件が片付いてねえんだよな」


その言葉に…いい加減、後回しにしていたことを伝えなければならない時がきたわと、私は口を開いた。


「あのね、サムラの目のことなんだけど…私リヴェルと色々話して、どうしてサムラの目を治せないのかの理由を聞いたの。それで…」


その言葉にサムラが真っすぐ私を見てくる。その純粋な真っすぐの目で見られると言葉に詰まった。


思えばガウリスに人間にはもう戻れないという話をする時もこんな苦しい気持ちだったわ。でもあの時は…。

…ああ、そうか、あの時は言いにくそうにしている私に、伝言の神様でもあるバーリアスが代わりにサッと伝えてくれたんだ。


それでもこれは私しか聞いていないのだから、私が伝えないと。


それでももう私の表情を見る限り結果は絶望的だってサムラ以外の皆が察してる。それでも私の話の邪魔をしないように黙ってくれている…。


私はサムラに、そして皆に伝えた。


リヴェルは一億六千年前まで人々の体を治し続けていたこと、でも神様の言葉を無視して神様たちから見捨てられたこと、ミラグロ山はリヴェルが抑えているがそのミラグロ山が爆発したら数百年に渡って人々の生活を脅かすことになること、今度神の怒りに触れたらリヴェルは消滅し、リヴェルが消滅したらミラグロ山が噴火し最悪の結果が起きてしまうこと…。


伝えている途中でサムラの表情はわずかに寂しそうになって、黙って私の話を最後まで聞いていた。


「…僕、一度リヴェルさんに無理だって言われた時からもう諦めてましたけど…エリーさんは全然諦めてなかったんですね。ありがとうございます」


ありがとうと言われて胸がズキンと痛み、テーブルの上に視線を落とした。


お礼を言われることなんて全然していない。

むしろサムラに諦めないでよ、素直に受け入れないでもっと抗ってよ、って当たり散らしたくせに…こんな結果にしかならなかったのが…どうしようもないけど悔しい。


「…それじゃあサムラの部族は…」


アレンはそこで少し言葉を止めて何も言わなかったけど、言いたいことは分かってる。


サムラの部族はせめて目が見えるようになって書類とかそう言うのが読めるようになれば少しはウチサザイ国と対抗できる(すべ)ができるかもって望みをかけていた。

七代前の世代の人たちが山を下りて魔法の眼鏡屋を探して回っていて…ようやくその望みが果たしてくれそうな精霊の元に訪れたのに、結果的にそんなの無理だったってことになってしまった…。


するとサムラのフフッと笑う声が聞こえた。

顔を上げるとサムラは少し肩を落としつつ、皆の顔を見渡しながら静かに口を開く。


「リヴェルさんに無理と言われてから僕も考えてました。それならやっぱりウチサザイ国から自分の故郷を守ることも、サードさんに言われた通り僕らの国を作るのも難しいんじゃないかって」


サムラはそこで一旦口をつぐんで、


「皆さんと旅をしてから本当に長生きの方々と会ってきました。僕らの部族は十五年も生きていられないのに、ラーダリア湖の(おさ)のライデルさんは僕より幼い見た目でも百歳を超えていましたし、カリータさんは六十万年前からあの図書館に居ました。そしてリヴェルさんは一億六千年か…それ以上に生きているんでしょうね」


サムラは(うつむ)いてまた口をつぐんでから顔を上げ、


「途方もない数字です、考えられないほど長い年月です。そんな長い年月がこれからも続くのだとしたら…僕たちの部族が消えるのも…長い年月の一つの流れなのかもしれません」


「…!」


何をそんなこと、と言う前にサードがわずかに立ち上がってサムラの頬を一発引っぱたいた。


「ぶっ」


サムラは頬を押さえて、一体今何が起きたとばかりの顔で辺りを見渡している。


「俺はなあ、サムラ」


サードの声が聞こえ、サードに引っぱたかれたと分かったらしいサムラは、頬を押さえながら脅えた顔でサードを見ている。


「自分だけ納得して他の奴らが納得しねえ方法で物事終わらせようとする奴は嫌いだ」


サムラはサードの言った言葉にキョトンとした顔で一瞬考え込んだ顔をして、でも次第に言っていることをじわじわ理解したのか顔を悲し気に(ゆが)めて、ジワと涙を浮かべた。


「だって…だってしょうがないじゃないですか…」


サムラはサードに掴みかかって、


「だったらどうしろって言うんですか!リヴェルさんが消えて他の人たちが死ぬのと引き換えに僕らの目を見えるようにしてもらえばサードさんは納得するって言うんですか!」


サムラはサードの服を強く揺らし、


「僕だって目が見えるようになりたいです、本も楽しいって分かりました、少しずつでも文字を覚えるのも楽しいと思いました、でも皆さんが色々な物を見て驚いても僕にはぼやけてしか見えないから聞いて想像するしかないんです。

…もっと…皆と同じくらい色々なものが見えるようになりたいです、でもそのせいで人が死ぬのはもっと嫌です!嫌なんです…!」


サムラはサードから手を離して椅子に崩れ落ち、顔を手で覆って大いに泣いた。


ここまで激しくサムラが自分の意見を言うのも、人に掴みかかって大声を出すのも初めて見た。

サムラの気持ちを思って胸が苦しくなっていると、フン、と鼻でせせら笑う声が聞こえて、バッと顔を上げてサードを見る。


まるでサムラを馬鹿にする表情でサードが笑っている。


「…何がおかしいのサード!」


腹が立って怒鳴りながら服を掴むと、サードはシレッとした顔をしている。


「おかしいもんを笑って何が悪い?」


その言葉にブチッと切れた。


「おかしいって何がおかしいのよ!馬鹿じゃないの!?」

「んだゴラ」


サードはイラッとした顔で腕を振り回して手を振り離して、


「他の方法考えないであっさり諦めてんのが馬鹿らしくて笑えたんだよ」


その言葉にガウリスはパッと顔を上げて質問する。


「それならサードさんは他にサムラさんの目を治す手立てを見つけているのですか?」


「マジで?何、どんな方法?」


アレンも希望を持った顔つきでサードを見る。サードはテーブルに手をついて、全員の顔を見渡した。


「まずサムラの目を治すのに何が一番の問題だって、神だろ。リヴェルに祝福を与えた神が横から面倒くせえことをゴチャゴチャ言いやがるからリヴェルがろくに動けねえんだ」


…間違ってはいないけれど…確かにそれはそうかもしれないけど…その言い方やめてよ、もしその言葉聞かれてたら何されるか分かんないわよ。


皆の表情をみたサードは呆れた顔をして、サムラの肩に手を置く。


「そこでだ。とっておきの奴がいるだろ」

「とっておきの奴…?どなたですか?」


ガウリスの言葉にサードは余計呆れた顔をしてため息をついた。


「お前が一番好んで調べてたのに忘れたか?」


そう言いながらサードはサムラの肩をポンポンと叩いて身を乗り出す。


「こいつ、一回神を出しただろ。リヴェルがダメならリヴェルに罰を与えた以外の神、そいつに直談判してみんだよ」

Twitterまとめで、自然食をひたすら勧めてくるマルチ?ネズミ講?みたいなことをする友人に、

「へー、自然に還ればいいのに」

と言おうとしたら、

「へー、地面に還ればいいのに」

と言い間違えて相手が黙ってしまった話が大好きです。どっちにしろ酷い。


自然食は良いのかもしれないけれど、自然100%のもの良い!と人の手がろくに入ってないパンばかり食べて現代ではほぼ廃れた麦角病(だったか?)で亡くなった人の事例があるので、100%自然のものも心から安心できないよ。そもそも毒ってほとんど自然のものから作られて(略)

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