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裏表のある勇者と旅してます  作者: 玉川露二


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番外編~小話~

本編とはあまり関係ない小ネタ

サバイバル中のガウリス


子供ガウリス

「お腹が空いて…力が出ない…」


通りすがりのリンデルス神

「(…あ、ガウリスだ。明らかに空腹で動きが鈍っている状態、このまま放っておけば死んでしまう。でもどうしようかなぁ、父の神殿の関係者の子だし父はあの子気に入ってるから先に接触したらやっかまれそうだなぁ。でも可愛いから死なすには惜しい、少し助言を与えるか)」


通りすがりのリンデルス神

「私は狩人、お前のために動物を捕るなどはできないが、狩猟のやり方を見せるので覚えなさい」


~数時間後~


子供ガウリス

「ウサギ捕れました!やりました!やりました!」


喜んで駆け寄る子供ガウリス。


通りすがりのリンデルス神

「良かったな、この数時間教えただけで捕れたんだ。中々センスがいいぞ」


リンデルス神の手を両手で取り額に近づけてから見上げる子供ガウリス。


子供ガウリス

「いいえ、あなたが教えてくださったからです。神の名においてあなたに愛と感謝を」(真っすぐなキラキラした目)


通りすがりのリンデルス神

「(キュン) (何この子、めっちゃ可愛い。決めた、父も関係なく見守ろ)」


* * *

神々の会話


リンデルス(アポロン)

「サバイバル中のガウリスに会ってきましたよ」


ゼルス(ゼウス)

「…ほーう?私が目をつけていた子に?私の神殿の関係者の子に?私より先に会いに行ったと?」


リンデルス

「あのままでは狩猟も出来ず空腹で餓死しそうでしたので。不可抗力です」


ゼルス

「…ちなみにガウリスどうだった?」


リンデルス

「すっっっごく可愛かったです」


ゼルス

「だろうなぁ(デレェ)昔は気に入った子はすぐに連れ去れたんだがなぁ。水汲みの少年とか」


リンデルス

「ここ最近では犯罪になりますからね。我慢です」


ゼルス

「最高神なのになぁ。私に見初められるなど名誉あることなのになぁ。あーあ、昔は良かった」


リンデルス

「(爺くさいセリフだ…)」


ゼルス

「何だと?」(←心の中の声も聞こえる)


リンデルス

「(爺くさいセリフだと言いました)」


ゼルス

「ちゃんと声に出しなさい」


リンデルス

「爺」


ゼルス

「wwこらwwただのw悪口ww」


* * *

乙女ゲーと思うか、ただの野獣の群れと思うかはあなた次第


ファリア(アルテミス)

「このリンカは魔族ですが魔界では過ごせそうになく、それも立場ある者で命を狙われる危険があるのでこちらに連れてきました」


リンカ

「よ、よろしくお願いします…!(ま、まさか神様しか入れない所に来れるなんて…!ひゃああ、色んな神様がいる…!ドキドキする…!)」


バーリアス(ヘルメス)

「へーえ、ここの世界の魔族とは初めて関わるなぁ。いいねえ、俺の嫁さんにならない?」


リンカ

「へっ!?」


ゼルス(ゼウス)

「まあまずは私の所に来るのが妥当なものだぞ」


リンデルス(アポロン)

「何を、私が最初に目を付けたんですよ」


???

「何言ってやがる、俺の所に来ればいくらでも守ってやるぜ!なんせ俺は戦いの神だからなあ!」


???

「うちの妻とは違って清楚そうな女の子だ…あの子ならきっと不倫しない…」(木の影からのぞいてる)


???

「なんだ、海から遊びに来てみたら随分と愛らしい魔族がいるな!どれ、二人で孤島に行こう!二人で!二人で!あー興奮してきた!もう我慢できん、行こ!」


肩に担がれ連れていかれるリンカ。


リンカ

「あああー!」(困惑)


男神たち

「あ!こら待てー!」


ヘルィス(ヘスティア)

「全く男ってしょうがないわね~、あの中に二人私を口説いた人もいるのにね~」


アテナ

「私などあの中の一人にどこまでも追いかけられて足に精液を引っ掛けられましたよ、忌まわしい」


ファリア

「…(リンカは別の所でかくまおう)」


* * *

名前


アレン

「けどミレイダの名前ってさ、わりと女の名前だよな」


ミレイダ

「まあね、女から貰った名前でね」


アレン

「へー、母さん?」


ミレイダ

「違う違う。人間だったんですがね、とっても性格が可愛くてドラゴンだと明かしても分け隔てなく接してくれて…次第にお互いに愛し合って…」


アレン

「ほうほう」


ミレイダ

「あんまり可愛すぎて耐えられなくて、ある日頭からペロッと食べちまいましてねぇ」


アレン

「…え?」


ミレイダ

「それを繰り返さないようにその女の名前貰ったんですよ。ミレイダ・リード…いい女だった…」


アレン

「…。本当?」


ミレイダ

「さあ?想像にお任せします」


* * *

カーミの面接(圧迫)


サード

「我がパーティへの志望動機は?」


カーミ

「めっちゃくちゃ楽しそうなパーティで、ここでなら裏方として活躍できると思ったからです!」


アレン

「でも今までのこの職歴を見るとうちのパーティにはそぐわない気もするんだけど?」


カーミ

「そんなことないです!勇者御一行ができない手を使って情報収集ができます!」


ガウリス

「では我がパーティで役立つ特技をPRしてください」


カーミ

「情報収集、拉致誘拐、脅し…特に黒魔術を使ってのやり方に慣れています!あと一番の特技は気配を消したら誰にも見つからないことです!」


エリー「では私からも質問…(頑張ってカーミ…)」←コネを与えた面接官


サムラ「…」←ずっとつまんなそうな顔して床を見つめてろと言われた派遣社員


ケッリル「…」←ずっと渋い顔で腕を組んでふんぞり返って座ってろと言われた契約社員


* * *

楽しいリギュラ一家


ドレー&ジョナ

「リギュラ様~❤」


リギュラ

「ハッハッハッ、しょうがない子たちだ」


ミラ

「良いなぁ、両手に華」


リギュラ

「おや、ミラにもそう思う気持ちがあったのかい」


ミラ

「俺、十歳から十四歳くらいの女の子好きだから。ハハッ」


ドレー

「うわ…」

ジョナ

「引く…」


ミラ

「何言ってんの。俺ゴーストになったからもう永遠の十六歳なんだぜ?そこそこ程度にしか年齢離れてないだろ?」


ドレー&ジョナ

「…」(冷たい目)


ミラ

「…何その目…いい…ぞくぞくする…」(嬉しそう)


リギュラ

「…そういう性癖なのか、ミラ」


ミラ

「え、何?その顔。引いた?リギュラさん引いた?…いつも飄々としてる人の嫌がってる顔…たまんねえ…」(舌なめずり)


ジョナ

「うわっやだっ最低っ」


ドレー

「リギュラ様は私が守る!」


リギュラ

「ハッハッハッ」


ケッリル

「(リギュラは男装していても男が好きで、ドレーとジョナは女でも女のリギュラが好きで、ミラは年下の女の子が好きで虐げられるのが好きで…ああ頭が痛い…)」←若者の趣味嗜好に理解が追いつかないおじさん


* * *

アサフが冒険者になるまで(面接編)


面接官1

「…(どう見てもソードリア国の第三王子だよな…)」


面接官2

「…あのアサフ王子でいらっしゃいますよね…?」


アサフ

「そうだ!僕はソードリア国第三王子のアサフだぞ!」


面接官3

「…王の許可なく王子を冒険者にできません、どうぞお帰りを」


アサフ

「地位の高さで冒険者の道を断つというのなら、王子特権を使ってお前たちをクビにするぞ!」


面接官

「…」


アサフ

「本気だ!城の内部を漁ればお前たちの所属を消すことなど容易いぞ!十秒待ってやる。十、九、八…」


面接官

「ご…合格…!合格…!」


アサフ

「アッハッハッ!安心しろ、父上には僕がごねて通してもらったと言っておいてやるからな!」(立ち去る)


顔を覆う面接官。


面接官

「やだ…!こんな逆圧迫面接…!」


* * *

アサフが冒険者になるまで(実技編)


実技担当

「…(どう見ても第三王子のアサフ様だよな…)」


アサフ

「知っての通り、王子として最低限の剣のたしなみはできてるぞ!」(シュッシュッ)


実技担当

「(うわぁ…これ、いなして打ち込んだら後から国王から文句言われるパターンじゃ…)合格、あちらへどうぞ」


アサフ

「…一度も手合わせしていないのに?」


実技担当

「お願いですからどうぞあちらへ…」


アサフ

「えいえい!」(首と心臓にちくちくと打ち込む)


実技担当

「あいった!」


アサフ

「えいえいえいえいえい!」(チクチクチクチクチク)


実技担当

「あいった、いった、ちょ、何を」


アサフ

「何か腹が立った!」(良い笑顔)


アサフはチクチクしたら満足して去っていきました。


* * *

ロッテとの会話


エリー

「グランってば人間界の食べ物をゲテモノ扱いしたのよ、普通に食べられるでしょうに」


ロッテ

「まあ、魔族からしてみたら人間は家畜とか虫けら程度の認識だからね。それにグランは人間が嫌いだから…ゴキブリの餌くらいに思えたんじゃない?」


エリー

「(あまりにもひどい言い分)」



Q,ちなみにロドディアス王とランディ卿は人間のことどう思ってるんですか?


A,ロドディアス王

「人間は野良ネコみたいなものと思ってる。近づいてもくれないし近寄ると逃げるが、そんな中でも近寄って懐いてくれる子がいると嬉しい」


ランディ卿

「人間はオスのカブトムシくらいに思ってる。見つけたらテンションあがる」


Q,それ結局家畜と虫けら扱いですね?


A,ロドディアス王

「ふwww可愛いと思ってるんだよwww」


ランディ卿

「んっふふふwww」


* * *

子供よりテンション上がる父と、無自覚にトラウマを植え付ける父


ランディ卿

「おーいグラン、夏だし人間採集行かないか?」


グラン

「行きます」


ランディ卿

「よーし、俺様頑張って人間捕まえてくるぞー!どっちがいっぱい人間を捕まえるか、父さんと勝負だ!二日後に会おう!」


ダッシュで立ち去るランディ卿。


グラン

「(人間界に来ると父上のテンション上がるなぁ…)」


~二日後~


グラン

「一、二、三…五匹掴まえた…」


ランディ卿

「グラーン!ほーら、こんなに人間掴まえたぞーう」


ドスドスとやってきて袋の中に入っている人間の数々を見せるランディ卿。


グラン

「うわっ!人間がごちゃごちゃいるっ気持ち悪っ」


逃げるグラン。


ランディ卿

「ほらこの人間なんて司祭の男でなぁ、捕まえるのに苦労した苦労した!まだ生きがいいぞ!触ってみろ!」


ドスドスと追いかけるランディ卿。


司祭

「ヒイイ!神よ我にご加護を、彼の邪悪なる者に天罰を」


ランディ卿

「ほーらまだ呪文を唱えるくらい元気だ!あ、俺様たちがこの呪文喰らったらその部分の皮膚が二度と再生しないぞ!」(ドドドドド)


グラン

「ギャアア!来るなぁああ!」(全力逃げ)


~現在~


ランディ卿

「何でグランは人間がそんなに嫌いになったんだろうなぁ?昔はよく人間にも触ってたのに」


グラン

「(…思えばあの時から人間が嫌いになった気が…)」


※虫嫌いと同じ感覚


* * *

マダイの攻防


弟&妹たち

「うっひょひょーい!」


マダイ

「返せー!僕の本を返せー!」


弟&妹たち

「うっひょひょーい!」(ビリビリ)


マダイ

「…!殺す…!」(魔力を放出)


「(ハッ)マダイ兄ちゃん、やめて!」


「お兄ちゃんやめて!ごめんなさい!ウエエ…」


マダイ

「…」(しぼむ魔力)


マダイ

「兄ちゃん本気で殺すわけないだろ?ほら本を返して」


「ごめんなさぁい」(ニタニタ)


「ウエエ…」(ニタニタ)


マダイ

「(…本当殺してやろうかこのクソガキども…)」


* * *

エルボ国の高圧的なメイド、センモの受難


センモ

「(どどどどうしよう…頭やられてると思った王女がまさかずっと正気だった上に国王の座につくだなんて…!私何度もひっぱたいたり髪の毛掴んで引きずったり部屋に監禁したり悪態ついたり唾を吐いたり…。実の親も城外に追い出すほど冷酷な奴だし最悪処刑…?こうなったら今のうちに逃げるしか…!)」


サブリナ

「ああ、ここにいましたか」


肩をすくめるセンモ。恐る恐る振り返る。


サブリナ

「あなたには四年の間散々お世話になりましたわね」


センモ

「…」(青ざめる)


サブリナ

「…トイレ掃除と辞めるの、どちらをお選びになりますか?」


センモ

「(いびるつもりだ…!いびるつもりだこいつ…!)」


センモ

「辞めます!今すぐ辞めさせてください!」


サブリナ

「…そうですか」


~後日~


サブリナ

「今までのことを反省して誰もが嫌がる仕事を一生懸命やるのなら、それからもっと他の仕事をやって貰おうと思っていたのですが…残念ですね」


心優しいメイド、ジュケイ

「(ですがサブリナ様…表情も変えずのあの言い方だったら誰でも辞めます…。これからは笑顔の練習を促した方がいいのかも…)」


* * *

小さい文化の発展


勇者御一行が焦がしたピザピールを壁に飾っているのを発見した宿泊業者。


宿泊業者

「なにそれ、焦げてんじゃん」


主人

「ああこれ。かくかくしかじかで勇者御一行が焦がして、記念でフロントに飾ってんだ。…ふへ、名高い御一行が…ヒヒ、焦がし…!」(爆笑)


宿泊業者

「へー(にしてもフロントの壁にピザピール斜めに飾ってるのお洒落だなぁ、ピザ窯ありますってアピールにもなるし。うちの宿でもやろ)」


後日その宿泊業者のところに出入りした飲食店の人。壁のピザピールを見つける。


飲食店の人

「何でフロントにピザピール飾ってんの?」


宿泊業者

「お洒落だし、ピザ窯ありますってアピールにもなるだろ?」


飲食店の人

「へー(うちの飲食店でやればピザの提供できますってアピールになるな。うちでもやろ)」


後日その飲食店の帳場の後ろにピザピールを発見した客。


「…何でピザピールが帳場の後ろに?」


飲食店の人

「これ?ピザ提供できますってアピール」


「それなら外に飾った方が道行く人にも分かりやすいよ」


飲食店の人

「お、頭いい」


後日、その飲食店の外を通りかかってピザピールを発見した旅行者。


旅行者

「何、あの外の長い柄の木のやつ」


飲食店の人

「ピザ提供できますってアピール」


旅行者

「他所から来た奴には分からんからあの木のやつにピザありますって書いた方が親切。ついでに絵もあるとどんな料理か分かりやすい」


飲食店の人

「お、頭いい」


後年、この町ではピザ窯がある、またはピザの提供ができる店にはピザピールを看板代わりに使うのが定着した。


* * *

ヨモツヒラサカ


サムラ

「皆さんは魔界に行ったんですよね?他に人が行けない所に行ったことありますか?」


アレン

「冥界行ったよ!冥界!」


ガウリス

「確か…ヨモ…というサードさんが元々住んでいた所のルートでしたね」


サード

「…あ、ヨモツヒラサカの夢見たら俺に報告しろよ」


エリー

「何で?」


サード

「俺の国だとヨモツヒラサカの夢を見たらそいつは近々死ぬとされてんだ。もしかしたらその時やろうとしてるのが危ねえってことかもしれねえからな」


全員

「…」(ゾッ)


※「出雲国風土記」にそう書かれてるよ!


* * *

まだ魔界にいたころ


ロッテ

「うー、さぶっ!最近冷え込みが厳しいわー」


リッツ

「…」


ロッテのすぐ隣に座るリッツ。わずかに身を引くロッテ。


ロッテ

「(恋人でもないのに肩に手回して『これで暖かいだろう?』とか言ったら引くわよあたし…)」


天使のような羽でわさっとロッテをくるむリッツ。


リッツ

「これで暖かいだろう?」(ニッコリ)


ロッテ

「…うん…(羽毛はずるい…)」



Q,あれ、魔族って人が砕けるくらいの寒さでも平気なんじゃ…


A,ロッテ

「気温が-2000℃近くだったのよねぇ。魔族でも外で寝たら凍死するレベル」

リンカを狙う男衆の???にはアレス、ヘパイストス、ポセイドンが入ります。

ちなみにアテナを追いかけ回して足に精液を引っ掛けたのはヘパイストス、ヘスティアに言い寄ったのはアポロンとポセイドンです。

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