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1話 1通のメール

今、俺たちはネットゲームの中にいる

さかのぼること1時間

俺はネットゲーム『ソウルプレイヤーズ』で、ソモという名の人とフレンドになっていた

今日もソモと攻略しているとサポートセンターからプレイヤー全員にメッセージが送られてきた

本来プレイヤーに送られてくるメッセージは、メールマークを押さなければ開かないのだが、今回は勝手に表示された

『ほんゲーム『ソウルプレイヤーズ』をあそんでいただき誠にありがとうございます

今よりゲームに、魂を転送して実際にモンスターと戦ったり生活をすることができます

参加する場合は1時間以内に『ソウルプレイヤーズ』と入力しクリックしてください

ステータスなど初期状態に戻ります

注意 ゲーム内で死ぬと、現実世界に戻れなくなります

もしそのようなことになっても当社は一切の責任をとりません』

俺は、何度か読みなおした

魂?そんなものが本当にあるのか?

操作がコントローラーなのにそんなことしても一定動作しかできないんじゃないのか?

そんな疑問もあったがゲームの中に入るのというのには、かなりの興味をそそられた

実際そんなことができるのか?という疑問は置いときソモにチャットをかけようとした

『カイ君?今のメッセージ見た?』

今のはソモからだ。どうやら向こうからチャットをかけてきたようだ

ネットのフレンドなので本名はわからない

もちろん性別もだ

声から判断しようにもボイスチェンジャーで声が変わっているので判断できない

話をしていたりすると、女だなという予想はつく

「見た、見た。でもこのメッセージに書いている魂なんてあると思うか?」

『うーん。どうだろ。でも私は試してみようかな。カイ君も試そうよ』

少し唸る

「まぁ1時間以内に入ればいいからそれまで考えるか」

『うん。じゃぁ決まったら教えてね。・・・じゃぁさコロシアムで対戦しない?』

「そうだな」

俺とソモは、コマンドを開きワープアイテムを使いコロシアムがある町、コロビシアに向かった

ソモのレベルと俺は同じなのでテクニックが勝敗を分ける

実力はほとんど同じだ

「よーし・・・スタート!」

掛け声で対戦が始まる

俺の武器は片手剣。盾も装備できるが、俺は手数重視にするため重さを最小限にしている

その反対にソモは両手剣で威力重視だ

俺が得意のステップでソモを翻弄する

横切りで攻撃してくるが、かわし硬直時間の間に攻撃する

『カイくんおんなじ動きばっかだね』

「俺の戦い方だからな」

といいつつもさっきから少しずつソモに押され始めてきた

ステップをしたらスタミナを消費してしまう

「ちょっとは攻撃休めよ」

『スタミナ回復されたら厄介だもん』

ソモの攻撃がついに俺のキャラに当たった

さすがは両手剣だ、体力の十分の一奪われた

『やっと、当たったよ』

俺は時間が気になり時計を見る

「そろそろ時間か・・・」

「カイ君はどうする?」

「そうだな。この操作を実際に自分でやったら面白いかもしれないな」

『ぜ――――たいに、そうだよ』

「よし。少しやってみるか」

俺とソモは、カウントダウンを始めた

『「5・4・3・2・1・転送!」』

俺は、『ソウルプレイヤーズ』と入力しクリックした

すると、パソコンが突然激しい光を放つ

チャットを通じてソモの、悲鳴も聞こえた気がした

どれぐらい時間がたっているのだろうか

時間がたつにつれて体が軽くなる気がする

これが魂なのか?

そう感じ始めると、俺の意識が途絶えた



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