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悪役令嬢
椅子に座っているのは今年で16歳になる少女がいた
「あら、図星だったかしら」
「お嬢様、今日からあなたのお世話係の…」
「あ、今日からお世話になります。アブレシアンス・ピントルマンです」
「聞いたことがない名前ね」
「ま、まあ(ラテン語翻訳使いすぎてラテン語覚えちゃたから助かったな…)」
「まあ、いいわ。てか、名前長すぎよ」
「そ、そうですか?」
「まあいいわ。下がりなさい」
「は、はい」
たかしは料理長にさっきの少女のことを教えてもらった
「さっきの人はアルファルトン公爵の娘で名前は…」
料理長はなんだか困った顔をしていた
「なんです?」
「すまんが、名前ど忘れした」
「嘘でしょ!」
「すまんすまん。最近、物忘れが酷くてな。自分で聞いてくれ」
「はぁ!(嘘でしょ!)」
たかしは正直女性に声をかけることが苦手である