16 今回から私がこの物語のメインヒロインだ! 画数多すぎて文字が潰れ気味な誰かさんには引導を渡してやったりますよ!
もしかしたら、僕が、更科優が本当の意味で心を休められる時間というのは――今、この瞬間なのかもしれない。最近は、そう思うようになった。
天色の暖かな光。セラピー効果でもありそうな心地よさで、つい目を閉じてしまいそうになる。しかし今は例の右目の検査中。うつらうつらしていては相手に迷惑がかかるだろう。
「はい、おっけー。もういいよ。異常なし。ばっちぐー」
緋色の袴に、清純の白衣。僕の右目を定期診察してくれる、巫女の少女。
長い墨色の髪を後ろで二つに結んだ、腰まであるおさげ――彼女のアイデンティティらしい綺麗な黒髪は、和の象徴のような巫女服と相性バッチリで見栄えがいい。
彼女は、あの冬の日から随分と世話になっている、三手白神社の秘巫女――八月一日九だった。
「異常がないのはいいことなのか? その、魔術? 的には」
僕は彼女に、ふと頭に浮かんだ疑問をぶつけてみる。
「んー、なに? それじゃスグスグは魔力が暴走して右目ドカーンってなってほしい?」
自らの両目の前で、白磁のような手をぱっと広げる彼女は、脅かすようにそう言った。
「そうじゃなくて……魔術って言うからには、特別な力? みたいなのがさ。異常なしってだけ聞くと、なんの力もなさそうに感じる」
「神眼なんてこの世に数種しかない珍術のこと、わたしよくわかんにゃい。詳しくは中史に!」
「なんか急に不安になってきたんだけど……」
彼女はこんな風に、どこか適当なところがあった。
「何か起きたときに何が起きてるかは、分からないかもしれない。けど今現在、何も起きてないことはすっごく分かる。ので、異常なしってこと! そのお前さんのおかしな御魂とは違ってのぉ」
つんつん。彼女は僕の左胸の辺りを人差し指でつつく。
「御魂……人間の魂……がここにあるって言われても、見えないし信じられないんだよね……」
左胸に手を当ててみるが、規則的な心臓の鼓動が響いているだけの、いたって普通の体だ。彼女が言うには、ここに人の魂があるとのことだが……魔術とかいうのが扱えない僕には、どうやら見えないものらしいのだ。
「いいですか? 何度も言うけどね、更科くんの御魂は特別なのです。魔力量はそうでもないけど密度が超絶やっべーので、周囲の魔力――その塊である御魂さえも、つよつよ引力で引き寄せちゃうのですね。要するに、モテまくる」
「それは嫌というほど実感してきたけど……」
と、彼女は、僕がおかしなくらい人間に好かれる原因を、あっけらかんと告げてくる。
にわかには信じがたい話だけど、どうやら彼女が言うことには、この世界には、あのファンタジー世界の概念である「魔法」というものが実在するらしいのだ。魔力だの、神だの、御魂だの……理解はできるものの、イマイチ現実味がなく、僕はまだこれらの事象をうまく呑み込めないでいた。
「ま、ボクみたいな魔術師ならいくらでも対策できるから意味ないんですけどね、初見さん」
どやぁ、となぜか誇らしげに――彼女はその豊かな双丘を揺らした。
そうなのだ。この子は……八月一日九は、他の人間とは違って、僕の顔を見ても惚れたりしない。そりゃ最初は「わ、ものすごいイケメンさん。こんな寂れた神社には似つかわしくないのでご退場願いますお帰りはあちらです」と僕の容姿に驚いていた……驚いてたか? あれ。性格があれなせいでイマイチ驚いているか分からない。けど、とにかく、僕が物凄いイケメンであることには、一応の反応を示してはいた。
でも、それだけ。
彼女の感性がおかしいとかではなく、しっかりと僕が度を越えたイケメンであることを認識した上で、それでも僕に惚れて狂ったように自我を失うことなく、正常でいられる人間なのだ、この八月一日九という少女は。
だから僕は、多少彼女の性格が変でも距離を置こうとか、深く関わるのはよそうとか、そういうことは全く考えない。むしろ、いつも賑やかで楽しそうな彼女が僕は好きだ。僕の顔を見ただけで無条件に惚れたりしない――この一点だけでどんな蛮行でも許してしまいそうになる。
それだけこの少女は僕にとって、心の休まる場所、渡り鳥の止まり木的な存在となっているのだった。
「原理はよく分からないけど、この先もそれで頼むよ。イチジクが他の女みたいにベタベタくっついてきても気持ち悪いだけだし……」
「またまた~、本心ではなかなか靡いてくれないウチのこと好きになりかけてるんでしょ~?www こんな素直で男を知らない清純系みこみこJK一人満足に落とせないで、な~にが空前絶後の美少年ですか~~wwww」
ぺしぺしぺし、と嘲笑を浮かべながら肩を叩いてくる。
「お前ホントムカつくやつだな!」
たまに挙動がウザすぎて、許容量を超えて叫んでしまったりもする。が、それもまた面白い。だってそうだろう? 僕がこんなに大声をあげて、熱を上げて、何かに向き合えている。普段は氷のようにびくともしない感情を、擦り減らすことができている。それだけで僕は嬉しいのだ。それだけで僕は泣きそうになるのだ。それだけのことが、僕にとってはたまらない幸福なのだ。
「ふんだっ! わっちが嫌ってる名前で呼んだそっちが悪いんだからね! もう怒髪天を衝いちゃってるんですけど! ぷんすか!」
彼女は、自らの「九」という名前を嫌っているらしかった。
「イチジクって名前そんな嫌か?」
「はぁ? 子供のころ何回イチジク浣腸ネタでいじられたと思ってるんですか? 特に小学生なんて好きな子に意地悪したい年頃じゃないですか。その頃から変わらずソーキュートだったこのあたし、最強さいかわ巫女八月一日九、もうクラス中の男子からいじめられまくったのなんのって!」
巫女装束の袖をひらひらと舞わせて、彼女は晴れやかな笑顔で自身のモテ具合を語る。
「わかったわかった。……それで、なんだっけ、なんて呼べばいいんだっけ?」
「あ、聞く、聞くの、聞いちゃいます? この超絶天才巫女ちゃんが17年の歳月を費やして生み出した108の綽名集を聞いてくれるんですか!?」
と言いながら、目をもうきらっきらさせて、胸の前でガッツポーズを取っている。
それにしても、本当に表情――とついでに性格――がコロコロ変わるよな、こいつ。話していて飽きないというか。
「前も断ったけど無理やり聞かされたそれ、選択肢が多すぎて逆に一つも覚えられなかったんだよね」
「それでも律儀にかようなお戯れに興じてくださるあなた様が、わたくしにはたまらなく愛おしいのでございます、お慕い申しております……。仕方がないから三つにまで選択肢を減らしてしんぜよう!」
「それはそれで急減しすぎなんだよね」
泣いたり笑ったり、忙しい少女。一瞬のうちに感情が千変万化するこの光景を眺めるのは、なかなかに楽しいのだ。
「はてさてそれでは、遠からん者は音に聞け、近くば寄って目にも見よ、美し乙女のその名は八月一日――①サクちゃん、②キューちゃん、③ホズミックちゃん! Choose me!!」
「八月一日さん、用も済んだしそろそろ僕は帰るよ」
「自分の欲求だけ一方的に満たしたら私は用済みですか? 妾はもはやあんさんが構う価値もない女なんでありんすね……よよよ……」
その場に崩れるように横臥し、巫女服の袖で目元を隠して泣き真似をする……ズミ。
僕は普段こいつをズミと呼んでいる。ホズミの、ズミ。今更呼び名決めなんてする必要がないのだ。要するに、ここまでの流れはお互いに「分かってて」付き合っただけ。そういう相手がいるということが、僕にはとても嬉しいことだった。
「この調子であたくしの一人称と性格も決めてもらおうと思ってましたのに」
「それはズミが自分で選択して決めることだろ?」
「むむぅ……なんですか急に正論パンチですかこれはもはやDVといっても過言ではないのではないでしょうか……」
そうやって、どうでもいいことに本気で頭を悩ませて……なんというか、全力で今を生きているズミを見ていたら。
『またまた~、本心ではなかなか靡いてくれないウチのこと好きになりかけてるんでしょ~?www』
いったいなんの気まぐれか、先ほどのズミの煽りが頭の中でリフレインした。
「…………」
「およよ? どうしたのー黙っちゃって?」
……まあ、物は試しか。
あまり慣れてないから、即座にとはいかないけど……
「お、おお……? 魔力? ……スグスグ? なんで? 今ここで?」
意識すれば、かろうじて分かる。
ズミのいうところの『魔力』……その流れが、僕の右目に来ているのが。
「まままさか、十六夜躑躅じゃなくて私で試そうとしてるの!? これはもうプロポーズといっても過言ではないのでは? 大胆不敵更科優! きゃ~~!!」
――《片恋目》。
「……っ、できてる、のか……?」
発動した、はずだ。
つい数か月前まで、魔術の存在も知らない一般人……いや、今もほとんど分からないままだが……だった僕には、それが確かに使えているのか確証がない。
だから、効果は対象の反応を見て確かめるしかないんだが……
「おー、やっぱりきれいな瞳! これが神眼! この桃花色がシラガミ様の魔力! 感動的ですなー! むふー!」
この、ズミの普段と変わらぬ反応を見る限り……
「……やっぱり、無理か……」
どうやら、あては外れたようだ。
「ねえ、今のボソッって言った一言! そういうの、乙女としてはすっごく傷つくんですけど⁉ もっとフェザータッチでいってくれないと、すぐヒビ割れるんだよ乙女心は! 冬の乾燥肌のごときなのですよ!」
「あ、ああ……悪かったな」
僕は、そのケッタイな右目を閉じて……ズミに謝罪する。
「これ以上、彼女を困らせるわけにはいかないと思ってさ……そうすればズミの負担も減るだろ?」
ごわごわした目を擦りながら、視界が通常に戻っていることを確かめる。経験がないので分からないが、コンタクトに慣れないうちの感覚ってこんな感じなんじゃないだろうか。
「そうだけどさ~」
ズミはというと、イヤイヤをする子供のように頭を左右に振りながら、大して気にしているわけでもないくせに、やっぱり全力で「わたくし大変ご不満です!」みたいなポーズを取り続けている。
そんな道化のようで、元気に満ちていて、明るいズミを見ていたら……
「……くくくっ」
どうしてか自然と、笑みが零れてしまった。不覚だったし、本心から笑ったのは久々だったから、不器用な笑い声になってしまったと思う。でも、それでよかったんだとも思った。
「な、なんですか人のこと笑って~……なんか素で出た笑いっぽくて、ちょっと恥ずかしいんですけど~……」
今も彼女は全力投球だ。本気で顔を赤らめて、自らの羞恥心に戸惑っている。
……だから僕もつい、こんな言わなくていいことまで言ってしまう。
「いや、なんていうか……ズミと話してると楽しいなってさ」
「んな!」
「他の子と違って、ズミ相手だと本心で話せるんだよね。なんでだろうな?」
「ななな!!」
あわあわと慌てて、口を大きく開けて驚いた様子を見せる、ズミ……?
「な、な、な……う、うぅ~……っ!」
目を真ん丸に見開いたズミには、いつもの演技がかった雰囲気がない。……いったいどうしたんだろうか?
「――び、檳榔子黒の髪色の、天然ジゴロのスグルくん……そういうの、ダメです……」
袴の色と同じくらいに顔を火照らせたズミは――もういっぱいいっぱいという感じで、ぷいと僕から視線を逸らしてしまった。
……なにか、機嫌を損なうようなことを言ってしまっただろうか?
「そういうのって、どういうのだ?」
「二、ニギホだって、一応女の子、なので……同性の友達みたいに接してくれるのは嬉しいけど、あんまり近いと、ダメになっちゃい、ます……」
素のズミは、自分のことをニギホと呼ぶ。なんでもこの神社のしきたり的なアレコレがあるんだとかで……というのは、置いといて。
今の言葉で、ズミの不審な反応の意味を理解する。つまり、ヨウを相手にするようなガサツな感じで来られるのは嫌だと言っているんだ。けど、それなら心配ない。
「いや、ズミのことはちゃんと女として見てるから、大丈夫だよ」
と、僕はズミを安心させるために、誤解を解こうと努めた。
……けど。
「~~~~っ、な、なにも、大丈夫じゃないです……! それ、か、勘違いしたニギホが、これ以上の面倒な女になって……スグルくんが愛想をつか、す未来しか、ないやつ、です……」
などと、よく分からないことを言う。そっぽを向いたズミの流れるような艶やかな黒髪から覗く耳が、これ以上ないほどに赤くなっているのが分かる。
「何言ってんだよ。あ、さっきの冷たい態度のこと言ってるのか? あれはそういう体だから、僕がズミを面倒だなんて思ったことはないよ。さっきも言ったけど、僕はズミと一緒にいて楽しいと感じてるんだよ。不安にさせたなら、ごめんね」
「っ……スグルくんは、女の子の心にはぜんっぜん優しくありません……!」
今にも泣き出しそうなズミは、顔を両手で覆って取り乱した様子。
……どうやら傷つけてしまったみたいだ。これは、かなり困った。僕はズミに傷ついてほしくない。ズミにはいつも笑っていてほしい。だけど今の僕では、どうやらズミを癒してあげることができないみたいだ。
「ニギホの言ってること、分かりますよね……?」
おずおずと、眦に涙を溜めた上目遣いで、ズミが肯定してほしがっている。
――素直に答えるなら、否だ。僕は悲しいことに、目の前の女の子が何を求めているのかが分からない。
だが、だからといってここで何も言わずに引き下がるのか? 相手の心を傷つけるだけ傷つけて、放置? そんな最低の行いはしたくなかった。
ならば……せめて約束をしよう。たとえ独りよがり、自己満足、一方的だと言われようと、成し遂げてみせるという誠意を見せなくていい理由にはならないはずだ。
「ああ、ズミ。いつか必ず、僕が君を幸せにしてみせるよ。だから、それまで待っててほしい」
「な、なんでぇ~……スグルくん、なにも分かってないです……!」
――結局、ズミが何をそんなに怒ってるのか考えてる間に、彼女は普段通りのテンションに戻ってしまった。
「もう! にゃんにゃんわんわん牛もうもう! ああいうのは金輪際、いえうちは神道だから普通に今後一切! 禁止令発布! いくら今は境内に結界が張ってあって他に誰も侵入できないからって、昼間っから好きでもない女を口説くのはお姉さん、感心しないゾ!」
「ズミのことは好きだよ?」
「おいてめぇさっきの話聞いてたか? 耳ついてっか? いいのかこれから芳一くんって呼ぶぞ今の時代に芳一くんだぞめっちゃ恥ずかしいぞ。九に並ぶぞ」
どうやらまた怒らせてしまったらしい。
「うーん……人間と会話するのって難しいね」
「主語が大きすぎるのだ!」
「ま、楽しいからいっか。ズミ、明日もここにきていいか? できるだけ長く、ズミと一緒にいたいんだ」
「わぁーん助けてお母さーん! 会話が無限ループするよ~! 全くあなたは何度同じことを言わせれば気が済むの! ムキィ~⁉」
賑やかな一人芝居でてんやわんやのズミ。
そんなズミに僕は、どうしてこんなお願いをしたのか、その理由を告げる。
「ストーカーやめることにしたから、暇なんだよ」
「――え」
「…………」
そうなのだ。あの後。あの後というのは、僕がツツジの口撃によって致命傷を負い、むざむざと撤退したあの日の後。
「ストーカーって、あの十六夜躑躅のだよねぇ? なぁんでやめちゃったのー?」
あれ以降、僕は彼女を、十六夜躑躅をストーカーすることを止していた。なんというか、手ごたえがなかった。これ以上ストーカーを続けても、ツツジのことを好きになれる気がしなかった。
本来ならば、それしきのことで諦めていいことじゃない。これは僕と彼女のこれからに関わる重要な仕事なんだ。だけど……
「……なんか、疲れちゃったんだよ。今は少しだけ、休憩したい」
けれど、それほどに。ツツジになにか言い返したり、気を取り直してさあ明日からもストーキングだ、なんてとてもじゃないけど口にできないくらいに……気力が削がれてしまった。効いたのだ。ツツジの問いが。ツツジの言葉が。痛烈に。僕の心に。
何も間違っていなかった。正しき言葉、正しき姿勢……そんな彼女の輝きが……あの光が、僕には少し、眩しすぎる。
「僕は間違ってるのか? いや、間違ってる、それは分かってるんだ。それでもやってることなんだから、それはいい。そうじゃなくて、僕はツツジの言葉を聞くべきだったのか? 分からない、どうしてこんなにも悩まなくちゃいけない、僕は、僕はただ……」
……ああ。
こんな弱音、ズミに聞かせるつもりはなかった。どうやら自分で思っていたより、僕は気を抜きすぎていたらしい。
ズミはそんな僕を見てしばらく黙っていたけど、ついには口を開き、消えるような、優しい口調でこう言った。
「……だから。悩んでるから……ニギホの傍にいたいって、そう思って、くれてるんですか……?」
「……ダメか?」
「…………ダメ。じゃ、ない……ですけど」
「……」
その言葉に熱くこみ上げるものがあった僕は、そっとズミの手を握った。
「わ、わ……スグルくん……いきなり……」
ズミと手を握っていると、彼女はやはり女の子なのだと強く感じる。すべすべしていて、柔らかくて……なによりも温かい、小さな手。
「こ、これくらいでいいなら、ニギホ……いくらでもしてあげます、けど……」
すると、ズミの方も僕の手を、ぎゅっと握り返してくれた。
まるで冷え切った僕の芯に直接触れて、そのぬくもりで心を占拠する氷塊をゆっくりと溶かしてくれているかに錯覚する。
「だから、スグルくんは……」
「…………」
一度言葉を止めたズミに、僕は目を向ける。彼女は、自分の気持ちを確かめるような長い瞬きの後――
「……スグルくんは、ここにいていいです。明日もどうぞ、来てください。ニギホはこの場所で、スグルくんを待ってますから」
僕をはっきりとその瞳に映して、そう言ってくれた。
「……。ありがとう」
口から自然と紡がれたのは、僕の偽らざる気持ち。ここには僕とズミだけで、他の余計なことは何も考えなくていいから。だから本当の意味で今が、僕が心を落ち着かせられる時間なのだ。
――やはり僕は心から、この少女に救われているのだな、と感じた。
「あと、ちゃんと学校は来いよ。せっかくこの間の席替えで、僕の前になったんだし」
「えへ、3日に1回は行ってるもんね」
「それじゃ出席日数足りないだろ……」
チロリと舌をだしておどける、とてもかわいらしい少女。
八月一日九。僕のクラスメイトで、不登校気味な巫女さんだった。
役割語の知識を取り入れる九「こんな語尾もありなんだ……!」




