第97話
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次の日、無事に評定で伊勢の処遇が決定された。伊勢の一族郎党は合計5000貫の罰金を払う上に畿内追放だ。京だけの予定だったが反対意見が出たので、酷くした。軽い刑の前例を作るのはいけないと。そして今川領にも入れないように命令を出した。要は行ける先は西のみだ。甲斐も越後も今川領に囲まれている。船を借りられるとは思えないしな。それに今川家の沿岸警備はすごい厳重だ。そう簡単には上陸できない。
そして、京でやることを、とりあえず最低限は終わらせた僕は、そのまま堺に向かった。堺には3日ほど滞在する予定だ。その間に、外国人と交渉して、駿府を国際的な港とする。駿府は重要地点。少し離れているが、大都市だ。そして直接交渉できると楽だ。そのためには、堺には一回来て、駿府での貿易開始をしたい。もちろん堺でも将軍家の利益のために続けてもらいたいが、東国の人間としてはわざわざ来るのが大変だ。それに、西国の大名は取引を行っている。西国は三好方が多い。特に毛利を助けたことでそれが強くなっている。毛利はまだすごい大きい訳ではないが、あのような小さい豪族から成り上がったのだ。警戒しておくのに越したことはない。それに、毛利に恩を売っておいたが、それで僕の派閥につくことはないだろう。だからこそ、西と同じ、もしくはもっと強い力を持つ必要がある。そのためには外国人との取引が必須だ。後は家臣団を送ってみるか。まあそれは良いとして、交渉だ。僕は外国語を喋れるから、好印象を残しやすいが。どうなるのやら。僕が前に投資してやった商人、改名して駿河屋紹運となった。前の名前は忘れたが、まあ良いや。
駿河屋紹運を含めて、僕は外国人と交渉した。その結果、無事に駿府に来てくれることになった。彼らも駿府には行ってみたかったようだ。まあ今の駿府はすごい。今川家の中心として、日本で堺と並び、有名な商業都市だし、東側の中心だ。これで駿府を国際都市とする手筈が整った。後は、江戸城を完成させるだけだ。僕は自分の成果に満足して、駿府に帰還した。しかし、まだまだやる事はある。特に、武器開発だ。武器の開発と、弾薬の貯蔵は必須。そして、僕らは太陽光発電の作成に力を入れている。そうすれば、地球にとって環境がいい筈だし、弾薬生産はせめて、月に10万発は作りたい。1人に100発ほどは銃弾を与えたい。最新式の生産数を増やすのが1番重要だ。しかし、旧式も現役だから、旧式弾薬も生産する必要があるし、忙しい。電気の開発は命じたが、まだそこまで進んでいない。千吉が頑張ってくれているみたいなのだがなあ。困ったなあ。早く軍事的に強化をしなければ。




