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第161話

「今川宰相様におかれてはご機嫌麗しゅうございます。」

「毛利殿、頭を上げられよ。私も忙しい。要件は早めに言ってくれると助かる。」

「はっ」

 僕はかた苦しいのを止めて、早く要件を言うように促した。まあ大体予想がついているのだけれど。

「毛利は現在、何もしていないのに尼子と大友から不当な侵略を得ています。それを止めて頂きたいのです。」

「協力してやってもいいが、条件がある。」

「ありがとうございます。条件とはなんでしょうか。」

「まず第一に停戦を命令しても、従わなかった場合も我々は動かない。此方も色々あるのだ。そして、取られた領土の返還はさせることはできない。一応どちらも幕臣だ。戦ってほしくないしな。そして、三好と今川の権力闘争が強まっている。もし何かがあった場合は今川につけ。後は、駿府に人質をおけ。西は敵が多い。我が方に付くと示せ。」

「はっ、もちろんその条件は受けさせていただきます。このまま何もしなければ滅びゆくだけです。滅びを回避することが重要です。」

「そうか。取り敢えず今はこれだけだ。大友と尼子の当主に一週間以内に一旦停戦して、京に来るように銘じよう。しかし、上様の命ではなくて、特別幕政参与としての命だ。従わなかった場合もあまり軍勢は動かせない。動かせても千だ。わかっているな。」

「はい、よろしくお願いします。今川様に人質を預けるにしても、毛利が血筋は残ります。なにかあってもお家再興ができるのです。異論はありませぬ。我が嫡男幸鶴丸に何人かの共と、弟をつけて送りましょう。」

「うむ」

「後、駿府に送るのならばお願いがあるのですが。」

「なんだ?」

「幸鶴丸に宰相様、もしくは中納言様の御息女と婚約させていただきたいのです。重臣の娘を養女とされるのでもかまいませぬ。」

「うむ、それは考えておく。」

「どうかよろしくお願いします」

 毛利のは別に予想していたし、まあまあいい条件だろう。駿府に送る件も、別にあれだ。ただただ、信頼できるわけではないから、やるように言ったわけだし、屋敷は、人質たちがそれぞれの屋敷を持っているが、毛利に関しては、用意するつもりだ。まあ、江戸には人質のための寮を用意させているが。何かあった時は、その周りを封鎖できるし、簡単に殺せる。僕も非情になったと思う。この世界に転生して、来た当時は、人を殺すなんて絶対に無理だと思っていたのに、いつのまにか戦闘狂化している気がする。というより、10とかの方が力を注いでいるのは変わらないけれど。未来人の知識で、普通じゃないほど、東は進んでいるし。東は蛮族とか言われていたけれど、実際は西より東の方が豊かなのだ。今は駿府港が唯一の国際港だけれど、いずれは、ウラジオストクも国際港にする予定だ。僕が未来のロシア語名をつけた時は変な名前だと驚いていたが、認められてよかった。そちらの方が未来人的にはわかりやすいし。後は、ロシア帝国と明との国境に商業エリアを作りたいと考えている。でも日本は鎖国する可能性もあるし、どうなるのかはわからない。キリスト教の弾圧は既に行っているし。





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