第144話
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遅れまくって本当にすみません
僕は家臣団との謁見が終わった後、そのまま馬に乗って、研究所に向かった。側近たちも慌ててついてきた。既に1556年8月後半、戦闘機完成の報告を受けてからだいぶ時間が経っている。
しかし、忙しさを踏まえるとこのままだと行くのは厳しい。だから強行突破で行くことにした。研究所までは四半刻だ。絶対にバレるし、止められるけれど、結局はいけるはずだ。一応、仕事の一環でもあるし。
この後、一刻後に宴会は開催される。それまでに戻ればいいはずなのだ。なぜ一刻後なのかというと、準備に時間がかかるのと、着席の順番などがあって大変だからだ。
僕は研究所に着くと、びっくりしていたが、門番入れてくれた。いずれは指紋認証などの検査をしたいと思っている。まあセキュリティの強化というやつだ。そのまま喜一郎が焦ってやってきた。
「若殿、よく参られました。忙しいと聞いておいででしたので驚きました」
「もう早く気になってな。後、半刻で帰る必要があるが良いだろう。手早く報告と見せてくれ」
「はっ」
僕は大きい建物に案内された。そして、どうやら地下に繋がっているようだ。
「若殿、こちらは半吉が提案した、エレベーター?とやらいうものです。飛行機の昇降機です。さまざまな丸いもの並びに、電気とやらいうものを使います」
「電気が完成したのか?」
「はっ、しかしながら現在は使い方を模索中でして、こちらが唯一の使っている施設です。太陽の光を集めて作っています。千吉殿の提案です」
「そうか。あとで褒めておけ。あとこれをやるが良い」
「はっ」
僕は褒美として少し金をやった。喜一郎が渡してくれるであろう。
「若殿、我々はこの機械ではなく、歩いております。あまり無駄は致すべきではありませぬし、この機械の製造はとてつもない苦労が必要でして、若殿が来られることができなかった半年にて作成しました。もともと電気とやらいうものの開発はしていたので」
「そうだったのか。それで見せてくれ」
「はっ、こちらです。こちらには戦闘機5台が用意されています。生産体制は、若殿が実験の当時から整えてくださったため、月に5機の生産が可能です」
「ということは合計20台か」
「はっ、正式には23台用意されています。4月中旬に報告した時点で、2機は既に完成致していまして、それの成功を持って報告いたしましたので。」
「そうだったのか。名前をつけなければな。F1ー56だ。わかったな」
「はっ」
「世界で最初だろう。これからも励め。航続距離はどれほどだ?」
「100kmにございます」
「そうか。まあ上々な結果だが、いささか少ない。もっと励め」
「はっ」
「爆薬はどれほど?」
「20kg爆薬一つです」
「これはこれからやらせるが、まずは運転するものの訓練などを行い、事故をなくすように訓練せよ。運転手はただの軍人を募集とする。又整備用員なども用意させる」
「はっ」
「特殊任務として飛行機の存在は隠して募集を出すように」
「はっ、仰せの通りに」
見せてもらった戦闘機はかなり現代のに似ていた。完全に未来人の知識によるものだろう。まだプロペラ機だが、これからの開発を頑張る必要がある。




