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第134話

楽しんで読んでくださると幸いです。

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忍び達との対面が終わった後に、僕は今度は新たに建てている駿府代官屋敷の様子を見に行った。まあ思ったより進んでいた。所詮は屋敷だし、城と比べて規模が小さいのもあるのだとは思うけど。


そして、来週には、江戸で少し用事があるため、江戸に行く予定だ。そして、僕の小姓で未来の徳川家康である竹千代がもうすぐで元服することになったらしいまあそれは別にそこまで関係ないんだけれど。


そして、江戸では、常陸国の佐竹家の当主、江戸で佐竹徳寿丸と会う予定だ。まだ元服はしていないけれど、いずれ元服をすることになるだろう。佐竹家も右京大夫殿の死で大変なことになった。


長宗我部は土佐守護に任じられたが、今は他の国に攻め入らないように頼んでおいた。三好と戦うことになりかねないためだ。今は衝突はなるべく避ける領国の安定を進めたい。


更に、父上が養女をとったらしい。長宗我部信濃守殿の嫡男にその養女を嫁がせるそうだ。僕の義妹となって、まあ一門衆のどこかの娘なようだ。正式な関係は知らないけど。まあそれはいい縁談だと思う。僕としては長宗我部家とはいい仲になりたい。三好に対する抑制にもなるはずだし。最近色々と妹の縁談が決まっておるようだ。僕はそこまで関係していないけれど、父上のことだし婚姻政策的に重要なところに皆嫁ぐのだろう。


はあ、しかしなんでこんな量の書類が山積みになっている。僕の腰ぐらいまである書類の山が、十個以上ある。明らかにおかしい量だと思うんだけれど、こんなに領地が広いし大名家では普通なんだろうなあ。


実際に、今まで、僕は父上が外出しているところをあまり見たことがない。それはこの書類の量が理由だろう。今川家では内政の改革なども行われている影響もあって、書類が増えやすいのは理解できる。


その上で、今の所、家老とかがいないのも影響しているのだろう。評定衆が家老のような役割をしているし、二、三カ国を治めているだけの昔だったらこんな業務量ではなくて、家老が要らなかったのかもしれないれど今は違う。その当時の十倍もの領土を治めているだろうし、幕政にも関与している。業務量は圧倒的に増えて家臣団の規模も急速に拡大した。


今川家はそれだけ成長したのだ。だから今までの政治体制では、円滑に全てを進めるのは無理だろう。今は動いていてもどこかで壊れるのは確実だった。


だから、僕は新体制を作ることにしたし、今川家の分国法も現在の状況に合う方法に改めようという話になった。それも少しずつだが進められていた。それが完成したら少しはマシになることが予測できた。


しかし、このままだと僕は倒れるよ。絶対。僕はそこまで体が強くない。最近は大丈夫だけれど。前よりはだいぶ丈夫になった。でも熱は今でもたまに出しているし、色々大変だ。


一度京で熱を出した時、なぜか大騒動になって、義兄上が見舞いに来たこともあったし。家臣達の過保護は治っていないとはいえど、今はそこまで大騒動にされないけれど、それでも大変だ。対応が面倒だ。


そして業務の上での不満だが、たまにすごくしょうもない話が入っているのは理解できない。絶対に僕に渡さないで家臣達でできるはずのものが。


まあ、最近の訓練で書類仕事には確実に強くなった。しかし最近研究所に行く時間があまりないのが辛い。そのせいで、新型モデルも確認どころか、戦闘機の確認もできていない。忙しすぎるのだ。


報告書によると、航続距離や、速さ、安全性能を上げるために、改良中だそうだけれど、早く見たい。僕の夢だった戦闘機なのだ。


まあ所詮僕はミリオタなんだよね。根本的には。ミリタリーに関係することは頑張るし、領地経営を頑張っているのも領地を増やして、軍事関係の開発にかけられる費用を増やすため。街道の整備も、なんか視察とか行った時に早く帰ってこられるためと、大砲を動かしやすくするため。


ミリタリー本位の行動が感謝されて、評価されているのが現状だ。まあこれも頑張るけれど、早くミリタリー関係のを見に行きたい。僕がこういう鉄砲とかが好きなのはみんなわかっているだろうな。明らかに、力をずっと入れていたし。


まあ後もう一つは、今川家が滅ぼされないで、研究とかをする場所を失わせないためだけれど。そのためには脅威となる勢力を頑張って排除した。そしたら幕府から認められて、なんか今の状況になったっていう感じだ。名君といわれたいとか、歴史に名を残したいって気持ちもあるけれど結局は銃を握りたいとかなんだよね。まあそのためには研究部門をもっと頑張らなければ。再来年からは、予算を増やしたいな。そして、もっと発展させたい。






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