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第133話

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「若殿、お久しぶりでございます」

「小次郎、長門守、丹羽久しぶりだな」

「「「はっ」」」

「それで其方も名乗ってくれ。」

「甲賀衆を代表して参りました。山中大和守俊好です」

「そうか。よく来たな」

「はっ」

「それでだ、其方たちに話がある」

「それはなんでしょうか?」

「其方達はそれぞれ、忍びとして諜報活動など様々なことを行なっている」

「もちろんです。伊賀国は若殿のおかげでかなり発展いたしましたから。立場も上昇し、生活も成り立つようになりました。若殿の恩に報いるのは当たり前です」

「風魔等も若殿の元の方が、北条時代より待遇が良く、周りの視線も柔らかく快適です。そのような環境を作るようにしたのは若殿、忍びの立場を挙げてくださった若殿の恩には報いる必要があります」

「それでだ、今は甲賀衆、風魔党、伊賀衆の大きく三つに別れているのをまとめたいと思っている」

「しかし誰が率いるのでしょうか?風魔党と伊賀衆では対等でありお互いに尊敬しあっていますが甲賀衆と伊賀衆は仲が悪うございます」

「それが問題なのだ。余も家督継承に向けて、仕事が増えて、大変だ。それでだ、忍びだとアレだから新しい名前を考えた。忍びは特殊な訓練が必要だと聞いた。だから特殊部隊だ。良い名前であろう?」

「若殿、非常に良い名前です」

「小太郎ありがとうな。特殊部隊に全ての忍びをまとめて、誰かに率いさせる。任務は今まで通り諜報と戦時の奇襲などだ。誰に率いさせるのは後程決めるが、皆の立場に差をつけたくはない。後、もう一つ、申し渡すことがある。甲賀衆は統領を決めよ。そうでないと分かりづらい。誰でもよい。合議を持って伝え、以後はその棟梁に従え」

「それは.......」

「今川家は巨大だ。もちろん其方達も直臣として与力とはするが、管理が大変なのだ。誰かまとめて、こういう時にはくる人間が必要だ。決定権は其方達にやる。頼んだぞ」

「はっ」

「それが伝えたいことだ。まあ正式に設立するには余が家督を継いだ後だ。少し心の準備とかをして欲しいのと先に伝えようと思ってない。後、特殊部隊の頂点に関しては以後考える。其方達になるべく立場の差は与えたくない。差ができないように頑張るが、どうなるかは定かではないが。まあよろしく頼んだぞ」

「「「「はっ」」」」


僕は、頭でずっと考えていた特殊部隊の設立を伝えた。僕以外誰もその構想は知らなくて周りにいた家臣達もさぞ驚いたようだった。まあ僕が特殊部隊に憧れがあって、忍びを特殊部隊にしたらいいのではと思ったのだ。忍びはさまざまな術を持っている。だから特殊部隊としても活動できるだろう。


いずれは未来の世界で精鋭と言われるグリーンベレーやSAS、そしてNavySealsを超える部隊を作りたいけれど、まだテクノロジーのレベルも違うし、すぐには無理だろう。第二次世界大戦での敗戦などを無くしたいし、日本には強気な国になって欲しいから僕みたいな人が頑張る必要がある。


今の戦国時代の歴史を変えたら、未来の歴史もきっと変わるはずだから。僕は前世で政府に対する不満があった。あのような弱気で増税ばかり繰り返して、税を無駄にする政府は許せない。そんな政府は絶対に作らせたくない。だから今を生きる僕らが頑張って、西洋に対して弱気ではなく、馬鹿な人を生み出して、政権のトップなどにはしないようにする必要がある。



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