第125話
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役職関連は完成したが、やはり、5日間かかった。家臣たちも僕が仕事を頑張っているのを知っているからか、新妻を放置しているのに文句を言わない。父上も、離れの僕にはそこまで関わってこないため、文句を言われずに、仕事をできて、快適だ。
そして、今川家分国法の制定は大変だ。いわゆる武家諸法度みたいのを作っているし、今回制定している項目には、従来の裁判以外もある。元の分国法も引用しているが、新たに付け足す部分が多く、難しい。
まあ、今回の内容において、いちばん重要なのは、切り捨て禁止だ。どんなに無礼な振る舞いをしても、裁判奉行のもとに連れて行って、裁判をする必要がある。
例外は山賊などと、敵だったり、スパイだった場合だ。あと、当主とその嫡男は切り捨ての権利を持っているし、彼らから許可をもらったら可能だ。
また、年貢はこの時代としては安い4公6民としている。現代ではありえないが五公五民が多いし、それ以上の場合もある以上、良心的だろう。重税をかけすぎると、民は逃げて、却って収入は減る。そちらのほうが、長期的に見ると、損だ。
さらに、楽市楽座を義務化した。また、従来でも禁止だったが、改めて家臣たちが、他国から嫁をもらうのを許可が無い限り禁止して、婿や、娘を嫁がせるなども禁止とした。そして、中級家臣より上は、当主の許可を、下級家臣以下は、家老の許可を義務にした。
まあただの軍人は、上司に貰えばいいし、本当の下っ端は上司の許可でいいけれど。更に、新しい通貨の導入とその通貨を円とすることをかいた。
まあこれは僕の根本にある現代日本みたいにするということだ。世界最古ではないけれど、かなり歴史があるものに、いずれなるだろう。これの施行まで、あと一年近く残っている。僕の家督相続と同時に、江戸へ、今川家の拠点を写して、更には、この今川家分国法を発布する。
僕の厨二病な部分がかっこいい名前を求めているのもあって、僕は名前をつけることにした。熟考した結果、今川家領国支配法度とすることに決めた。武家だけではなく、領内のことすべて書いてあるし、これから変える体制のこともあるし。
しかし、引き継ぎはもうすでに始まっているけれど大変なんだろうなあ。はあ。そうして、仕事漬けで、今やっていない企画などをやっていた。既に、結婚から、2ヶ月、ほとんど3ヶ月立って、6月になっていた。そこへ、急に父上から呼び出された。僕は、江戸の街に店を作る許可の申請などがあって、色々忙しいんだけれどなあ。それをさばいて、その店に関しての、調査情報などの報告書も家臣がつけているから、やばい店は却下して、場合によっては潰して、と頑張っている。
江戸に大きな城が造られて、色々整備されていると聞いた商人たちは、ここは商売を広げるチャンスだと、店を建てようとしているのだ。まあ江戸はお膝元にするつもりだし、発展するのは望ましいことだ。しかし、父上は何故僕を呼び出しているのだろうか。気になる。一応、評定で顔は合わせているのだけれど。
そして、突然の閃きだが、参勤交代を義務化することにした。また、家臣たちに江戸城下に屋敷を建てさせよう。更には役職者は江戸住みを強制するか。無役の家臣団も、半年ずつ、江戸に住まわせることにする。反乱を起こさせたくないし、今川家直属軍のほうが、装備も良くて強いのだ。役職者でも、遠隔地での勤務だったら、半年に一回、1週間報告のために、江戸に来ることを強制しよう。そうしたほうが、今川家の権力が高まるだろう。




