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第109話

更新頻度を期間限定で上げています。まだ把握できていない方もいると思いますので書いておきます。詳しくは活動報告の方をよろしくお願いします

また、いいね、ブクマ、評価が大変励みとなっていますのでしてくださると嬉しいです

義兄上の元を去ったあと、僕は福島に命じて、雑賀衆に対する、調略をかけた。条件は本領安堵と、棟梁を500貫で雇うというものだ。もし成功したら良いが、失敗した場合は即座に攻め入る。恩赦は認められない。期限は2ヶ月程。婚姻までだ。厳密に婚姻をするのはいつかはわからないけれど、早めに駿府に帰っておいて悪いことはない。しかしこのまま攻める訳ではなく、一回駿府に帰って、父上の許可と軍備を整えてからだが。福島は交渉が得意だから、交渉をよくさせている。


僕は駿府に帰ってきた。駿府に帰ってきた僕は、父上の許可を取って軍を編成していた。紀伊は警戒するべき場所だから、大軍で攻め入る。実際に秀吉も、攻め入ったときは大軍だった。確か6万ぐらい居た筈だ。僕は獅子刃と虎騎刃、両軍、合わせて6万。更に、赤備え1万、そして僕の親衛隊1千の合計、7万1千だ。更に海軍に、海路を封鎖させる。その結果敵と同盟を結んでいる人がいても、邪魔することは難しい。海軍を打ち破るのは大変だろう。今川家の海軍の船も進化している。最近はコンクリート製も作成され始めた。とはいえまだ木製が基本だが。まあこんだけ動員して負けることはないだろう。それより早く、車は出来ないのか。馬が50頭しかいないから、大砲がそこまで使えない。車が出来たら楽なのに。馬の意味はと聞かれるかもしれないが、まだ馬が基本だし、車を軍事用とすれば、馬は自分たちが乗るために使える。日本の小さい馬より、西洋の大きい馬の方が威厳があるだろうし。


そして、福島より報告があった。雑賀衆が無事に我らに寝返ったと。あとは、紀伊を攻めるだけだ。負ける可能性はかなり少ないだろう。僕は書簡で、雑賀衆に道案内を頼んだ。


「若殿、全軍出陣の準備完了いたしました。」

「よし、出陣だ。」


そして、駿府に帰還してから、5日後、ついに紀伊を攻めるために、僕率いる7万1千は出陣した。全員正規兵の精鋭部隊だ。まあ今川家の軍事行動は常にこんな感じだが。後は、義兄上はいつ出陣されるのかが気になるな。まあ紀伊の攻略を優先しなければ。



早く攻略したいし、伊勢から攻める本軍と大和から入る分隊を作るか。今回は複合軍でもないし、勘助は本部に置く。最近は、勘助に別動隊の指揮を任せることが多かったからな。動員する兵力も増えていたし。家臣たちの官位を要請しようかな。今の所藤枝美濃介だけだけど、官位を貰ってもいい気がするし。後は美濃守を辞すか。不釣り合いだ。後でそのことを要請した者を送ろう。虎騎刃軍を動かそうと思うから、君川三郎に大将を任せよう。実際に虎騎刃軍司令官だし、家臣としても信頼できる。戦場でも有能で手柄を多く立てていた。福島も今は役職が無いけれど、いずれは与えたい。僕の初期の直臣はみんな出世している。まあさっさと紀伊を落とさなければ。





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