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欠乏霊媒師  作者: やと
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辟易

「来ない」

東京駅のターミナルは今日も人が多い今日は金曜日だが祝日の為より人が多いのかもしれない。

かれこれもう数十分経ってるが小鳥遊さんは来ない、こういう事もあると思い時間に少し余裕をもって伝えたので新幹線の時間はまだあるが何で来ない、時間は伝えたはずなのに何でと思いつつスマホを覗くと

「あと五分で着くごめん」

そう通知が来て会ってない時点で怒る気もないので今はなんとも思わないようにして直接言ってやろうと

思った。


「ごめん」

そう到着がてら言い出したので

「ごめんってしばらく待ったぞ」

「ごめんってでもそんなに怒ると女の子にもてないぞ」

こいつと思いながら少し彼女の雰囲気が違うことに気づいた、小鳥遊さんも今回の依頼は自分の叔父捜しでそれがどんなに難しい事なのかを事前に伝えてはあるのでそれを気にしてるか少し気分が真剣になっている。

時間が来たので新幹線に乗り込んで指定の席に着いた。


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