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欠乏霊媒師  作者: やと
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何かが欠落してしまった霊媒師

「なんでこんな体に生まれてしまったのか?」

そんな考えても仕方ない事を小学生、いや幼稚園児の頃からの悩み事を今日も考えてしまっているもはや厄介なことに癖になってしまっている。

生まれつき霊が見えたりそんな体質のせいで霊が襲ってきたり友達もできないそんなこんなで彼女すらいない小説やアニメだと家が隣の可愛い幼馴染なんかいたり何故かずっと話しかけてくれる優しいクラスメイトもいやしないなんせここは現実なのだから。そんな現実が嫌で小学生の頃から小説の世界に逃げたりするのだがそのせいでクラスでだらとも話さず端の席で本を読んでいる典型的なボッチになってしまっているそれでもいいのだこれが僕の望む普通なのだから。

そんな事を考えながら今日も一日終わる、

「今日もマック行こーぜ」

「今金欠だから奢ってくれ」

僕も友達がいれば放課後にこんな会話ができたのだろうか、、、

僕は家から近い地元の高校に入学し早2ヶ月が経ったが小中で培ったボッチの経験が活きている、まあそこまで一人だと流石に寂しいと思わなくなった、いややっぱり寂しいかな?一人で心の中で苦笑いを浮かべつつ

諦めて本を読み集中していると気づいたら周りに誰もいなかった時計を見てみると、1時間が経っていた

さて、帰るかと思っていると、

「キャーーーーーーー」

耳が痛くなるほどの悲鳴が聞こえてくる

「なんだ、隣の教室っぽいけど」

急いでいってみると女の人がよろよろと後ろ座って窓に寄っかかっていた、寄っかかっていたというよりそれが支えで窓がなくては今にも倒れそうだった、

どうしたのと声をかけようとしたが、現場を見れば僕には何が起こっているのかわかった、右手でその対象を捉えてそのまま固定そして集中、幸い対象は後ろを向いているお陰で集中できる、するとあら不思議対象が砂嵐の如く消えていった、そう対象というのはよく言う悪霊というやつだ、ただ普通と違うのはその悪霊の憎しみ度が強いのだ、いや強すぎるなぜだ?そう考えているうちにさっきの女の子が話しかけてくる

「あなたもしかして見えるの?」

「見えるがそうやって人間に言われたのは初めてだよ、普通その台詞は僕の経験からすると霊が言うからね」

「お願い私の祖父を探して」

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