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心を失った君に。  作者: 4Nドロイド
始まりの島
9/27

同盟

海斗と食料組が再び中央島へと向かった。今回は泳がずに、木で作ったいかだで渡った。中央島もまた木々で生い茂ってる。海斗と祐介がスナイパーを取り出しあたりをスコープで見渡す。

「おい、海斗。あそこに人影が」

祐介の指さす方向には二階堂明音、九重孝そして海斗の友人の井上英太がいた。

「海斗、どうする」

春子が聞く。

「そうだな。見たところ俺らの火力が上だ。だから一旦隠れろ。俺が近づき、もし敵対行動取られたら。撃て。出てくるときの合図は俺が中指を指だけを曲げたら。わかったな?」

みんなこくりと頷く。

海斗が気配を消して歩いて三人に向かった。

最初に海斗に気づいたのは二階堂だった。海斗は気配を消すとプロでも気付けないのを二階堂が簡単に見破った。

「三船君ね。ここで何してるの?」

この声をに反応して九重が身構えた。

「狩りに出かけたら偶然お前らを見かけて話に来たんだ」

「気配を消しながら?面白い事を言うね。」

「よ、海斗。久しぶり」

「おお、英太。お前の大会のゲームプレイとか見てるけど上達したな~」

「でもなぜかお前には勝てないんだよな」

「ところで三船君、あなたのチームメンバーは誰なの?」

「さ~ね?そっちのは大体分かってるし。大変でしょ、矢野がチームにいると。」

海斗がにっこりと返す。

「どうしてそれを?」

「実は俺全チームのでき方を見たんだ。すると一人矢野と入れ替わったことに気づいた」

「ところで三船君、同盟組まない?見るところあなたはチームリーダー。あなたの周りにいた三人も出てきていいよ。」

「ばれてたか」

海斗が中指だけを曲げたら祐介、春子そして太一が来た。

「二階堂さん、俺らが同盟組むとどのような利益があるのか?」

「まずはルールを見ると『勝ったチームの一人一人には特典があります。残りの生き残った人の中から一人選べます。選ばれた人は選んだ人の要求に答えれば生き残り、次のスーテジに行けます』で片方のチームが最後にクリスタルを渡し、要求せずに選べばもう片方のチームを救えます。後、多勢に無勢。二チームで相手を攻めたら必ずクリスタルをとれます。」

「その話に乗った。実は俺もそんなこと考えてたんだ。無駄な殺しはしたくないしね。」

「そこで同盟の証として、私達から贈り物兼依頼がある」

「なんだ?ある動物を狩れってか?」

「フフフ、動物と言えば動物かもね。矢野を殺して。彼の銃と応急処置セットのカードをを渡す。はい、カードは今渡す。」

「なんだ。簡単じゃん。じゃあ、夜襲でもするよ。多分あいつのことだ、夜に食料を食べたり捨てたりするだろうから。」

海斗たちと二階堂たちが元の島に戻った。


そして夜。

海斗が暗視ゴーグルを装着して二階堂たちの島に向かった。火明かりが見えた時海斗は矢野に声をかけた。

「ちょっとこっち来い。」

矢野は海斗のあとをたどって歩いた。だが彼は彼のユニークアイテムのAK47に手を伸ばし、海斗の背中に至近距離でぶっ放した。だがその時海斗はすでに矢野の背中の後ろにまわり、刀で首を落とした。AK47を海斗がアッドたちの管理する空間に戻した。首を二階堂たちの基地に運び終えた後、海斗は戻った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌朝、二階堂明音たちと米田久子のチームが集まって話し合ってた。

「バカなやつだね。簡単に信じて」

米田が付け足す。

「やっと復讐ができる」

実は二階堂・米田の同盟はすでにできており、海斗をだまし、勝利をつかむために矢野を排除した。

「悪いがこれで俺はお前に初めて勝つぞ、海斗。」

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